【準硬式野球】「あと一本」に泣き、神大との初戦落とす

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◇平成30年度関西六大学春季リーグ戦第2節第1戦◇3月22日◇わかさスタジアム京都◇

神 大 100 020 100=4

関 大 100 000 020=3

(阪)檜垣、東野、山本-前田

(関)北野、池川、増本、高木、池本-庄中

阪大戦を1勝1敗とし、迎えた神大戦。リーグ連覇のためには絶対に負けられない相手だ。国立大との4連戦の3戦目。チーム一丸となり、白星を目指した試合だったが、再三の好機を生かしきれず、敗戦を喫した。

初回に押し出しで先制を許すも、すぐに反撃。2死から村松健太郎(法3)が今リーグ戦初安打となる二塁打を放つと、続く前田航平(環都2)の適時二塁打で同点に追い付く。その後のイニングでも、得点圏に走者を進めながらあと一歩のところで得点できず、なかなか追加点を奪うことができない。

この日の先発は北野雅巳主将(経3)。序盤は毎回のように走者を背負うものの、粘りのピッチングを見せる。4回はこの日初めて神大打線を三者凡退に抑えるなど、回を重ねるごとに調子を上げていった。

ところが5回。安打と四球で無死一、二塁のピンチを背負うと、神大の3番・高田は送りバントを選択。これを北野が素早く送球するものの、三塁手の前田が捕球できず痛恨の悪送球となってしまう。この間に2人の走者が一気にホームへ生還し、勝ち越しを許す。北野はこの回限りでマウンドを降り、三浦達也監督も「踏ん張ったが、いらない失点もあった」と苦言を呈した。

 

試合が進むにつれ太陽が傾き、グラウンドはナイター照明に照らされる。それでも、その中で戦う選手に向けたベンチやスタンドからの声援は増し続け、とどまるところを知らない。そして、ついにその期待に打線が応える。4-1で迎えた8回、庄中亮太(政策1)がフルカウントから6球粘った末に四球を選択。これを皮切りに、打線が2死満塁の絶好機を作る。ここで代打・吉田翔騎(人3)の打球が相手のエラーを誘い、2人の走者が生還。1点差に迫った所でこの回を終える。

9回には池本直斗(社3)が登板。エラーで走者を背負うも、無失点で切り抜ける。

逆転サヨナラを狙うその裏、白石幸太郎(商3)の四球から一死満塁のチャンスを作る。ここで打席に立ったのは太田壮彦副将(商3)。全員が「太田頼んだぞ」「お前しかいない」とダグアウトから声を枯らして必死に声援を送り続ける。チームの期待を一身に背負った太田だったが、最後はダブルプレーとなり、試合終了を告げるサイレンが響き渡った。

雨が降り、冷たく強い風が吹きつける中での1戦。幾度となくチャンスを作るも、「あと一本」が出ず惜敗した。それでも、最後まで諦めない姿勢は今後も生きてくるに違いない。目指すはリーグの頂点ただ一つ。その場所にたどり着くためにも、次戦も貪欲に勝利だけを目指す。【文:長尾洋祐/写真:松山奈央】

▼三浦監督

「総括して言うと、力負けというわけではないが、やはりチャンスで1本が出なかったり、大事なところで乱れが出たというところ。自分たちがいつも課題として挙げているところがしっかりと克服できずにそのまま出てしまった。北野は5回3失点で踏ん張ったが、いらない失点もあった。打線も満塁のチャンスが何度もあったが、1点が取れなかったことが後半の苦しい状況につながってしまった。そういうところは昨秋からの課題だと言っていたが、その点が克服できていないというところが今日の試合に出てしまったことが敗因かと思う。(試合前の円陣では)もちろん国立大との4連戦は負けられない試合だということは伝えたが、阪大に1勝1敗となったので、ここは2連勝するしかないという気持ちを共有して、気合を入れて、いい試合にしようと伝えた。(終盤の粘りについては?)粘りというよりかは、相手がつまづきかけていた。そういうところにつけこんで攻めていくのも自分たちのやり方。序盤にも同じような場面はあったが、あと一本が出なかったところが後半につながってしまった。明日は本当に勝つしかない。どんな形であろうが目先の1勝に向けて貪欲かつひたむきにならないといけない。どんな形でも勝ち切れるように全員で一丸となってそれに向かっていく」

▼北野主将

「チームとしては、粘り強さもあるし、最後の最後まで諦めない姿勢という部分では良いものがあるが、自分を含め、投手陣が準備不足な部分があり、そこが失点につながってしまったのが課題。特に自分は、初回に失点をすることが目立ってしまっているので、初回の入りを大事にしないと勝てないと思う。(終盤は)いつもそうだが、最終回になっても諦めない姿勢がベンチとしても出ていた。打者陣も、際どい球を見極めていたので、結果的に四球も多かった。そういった集中力は良かったと思う。(明日へ向けて)過去のことは気にしても仕方がない。まずは2勝目を取れるようにやっていくしかない」