【コラム】[KAISERS連続企画]特別対談vol.1〜テニス部〜

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対談第1弾はテニス部の男女両主将です!昨シーズンは関西学生リーグ戦のアベック優勝を皮切りに大活躍の年となったテニス部。悲願の王座制覇を最終目標に2人の主将が今シーズンへの意気込みを語り尽くします。


今シーズンの意気込みを語る橘(左)と林

ー主将として新シーズンを迎えます
 今まで上に先輩がいたので自分もどっか頼っていた場面があってでも、自分たちが一番上なので自分が一番がんばらないといけないと思ってます。
橘 去年までは自分ががんばればいいと思っていたんですけど主将になって自分が頑張るのとプラスしてチームが勝てるようにしていかないといけない。

ーお互い主将として自分にはない長所は?
林 橘の方が後輩への影響力があるかなと思います。いい意味で橘に言われたら「やばい」って部分が下級生とかもあるんですけど、僕やと「林さんが言っても」というところがあるので(笑)
橘 ふざけているところもあるんですけど、後輩との仲良くなり方もうまいし、私より全然真面目。監督、コーチへの連絡も何回も確認してくれてしっかりしている

ー理想のキャプテン像を教えてください
 「あの人がおるから勝てる」、エースと被るんですけどそういう存在になりたい。そしてみんなに影響力を与えられるようになりたい。
 プレー面では(林と)同じように「この人になら任せられる」と思ってもらえるようにするのと、後輩から「この人のためなら頑張ろう」と思ってもらいたい。最後、引退するときに泣いてくれるキャプテンになりたい(笑)結構、私は怖がられているので。

ーそうなんですか?
林 
そうですね。女子が何かしたときに僕より「橘に言うぞ」って言ったときの方が「やめてください」って(笑)

ー橘さんはそれを(怖さ)意識されているんですか
 ゆるくしすぎたらダメだなと。林が結構ゆるいんで。女子は去年、小山(葵=17年度卒)さんが優しくて、優しいのと空気が緩くなる感じが一緒になっていたのでそこだけはちゃんとしてほしいなぁと思って言ってたら「怖い」って(笑)それでもこの人がキャプテンで良かったなと思える人になりたいです。

ー昨年1年を振り返っていかかがでしたか?
林 
リーグ4連覇は自分でもすごいと思っていて、でも先輩たちのおかげが大きかった。自分たちの代でそれを途切れさすのは嫌なんで柴野(晃輔=文4)や工藤(丈寬=人4)といつも「自分たちの代で王座優勝できたら凄いよな」と話している。リーグ、王座を大切にしたい。
橘 去年、初めてリーグ優勝することができて、メンバーがけがなどでギリギリでも勝ち切れたのは良かったと思います。王座も早稲田と良い試合ができ、あと一歩届かなかったというところがあったのでそこを今年のチームは上回っていけたらいいなと思います。ほとんどメンバーが変わらない良い点があるので今年は勝てるようにしたい。

ーテニス部で男子、女子は互いにどういう存在ですか?
林 個人戦で女子が負けてしまったら男子が頑張ろうと思えたり、良い意味で刺激がもらえているかな。
 今まで男子の方が強くて王座の3位でやっと追いついてきて。男子がめっちゃがんばっているから「自分たちもがんばらなあかんな」と思うし、ジムに行くんですけど男女一チームが4つにチーム分けがされているんです。女子だけじゃ筋トレって嫌いな人も多くてがんばれないところで男子が声をかけて「ジムにいくぞ」っていう雰囲気になるので。苦手なことを一緒にやってくれたり一緒になってがんばっていけます。

ー男女混合というのは今年から?
林 男女混合っていうのは初です。男子だけでチーム分けされていたんですけど、長く続かなくて。行くのは行くんですけど、チームでやっていたかと言われると疑問符がついていて。今は同期の安積(祐貴=商4)が「男女混合で作ったらいいんじゃないか」ってなってそれからはみんな、ジムに行く回数が増えたんじゃないかと思います。

ー他にもなにか変えた点はありますか?
林 
うまくいったかどうかは別として今まで僕らが1年生の時はあまり自分たちの意見が反映されなくて一回部活に対して全員から聞いて僕たちの同期で持ち帰るというのは今までなかったかな。あとは去年のことを悪く言うつもりはないんですけど、長期期間のときのオフがあいまいで「たぶん明日オフやねんけど」っていうのが多かったのでその辺は自分たちの代ではしっかりしようと言っていて、2月の予定は1月の中盤くらいにもうコーチと監督と連絡を取って相談して月が始まる前にはしっかり分かるようにしたのは結構意識したことかなと。
ー橘さんはなにか思い当たるところはありますか?
橘 
(林に)他なんかやった?あっでも模造紙とか?模造紙に大きく筆で王座優勝って書いてて周りに同期が一言書いたものを部室に貼っています。今まで目標を形にして置くというのが無かったんで見える意思表示として置きました。


林主将が筆で王座優勝と書いた

ーどこに置いてあるんですか?
林 男子の部室とあとテニスコートの倉庫に。軽いノリから始まったんですけど実際に書いてみたら全員で共有できるひとつの目標としては良かったのかなと思います。

ー男子は主力の最上回生が抜け、女子はほぼメンバーが変わらないという点についてはどう受け止めいていますか?
林 
去年のチームは竹元さん、矢多さん、加藤さん(以上17年度卒)が主力でずっと試合に出てて、森田さん、真崎さん、大崎さん(以上17年度卒)の存在も大きくて心の支えになっていた。その人たちが抜けた分、去年団体戦に出場したメンバーはもっと自分がしっかりしないといけないと言っていて話をしていても「僕たちがしっかりしないといけない」という自覚は出てきたのかなと思います。今までは先輩たちが強かったので、勝たないといけないですけど自分たちは最悪負けてもというのがあった。
橘 メンバーがほとんど変わらない分、経験している人がほとんどなのでそこは強みかなと。1回生に頼らなくても今のメンバーでやっていける。でも、それをまとめていた小山さんがいなくなってチームとしてどう戦っていくか考えないと戦力があっても無駄になる。チームとしてどう勝つか考えてやっていきたい。

ー関大の強みを教えてください
林 
全体的に真面目な人が多いのでその真面目に取り組めるのは大きな強みかなと。適当なことやルールに背いたことをしている人が少なくまとまってやるときはみんなやれる。良い奴が多いです(笑)
 仲がいいです。一応上下関係はあるんですけど、練習中とかも後輩から上の人に「もうちょっとこうした方がいいんじゃないですか」とか選手同士で言える。男女ともに仲が良いところが強みかなと思います

ー王座で強豪・関東勢と戦うには何が足りないと感じますか?
林 
正直、コーチとかも言ってくれるんですけど、テクニックとかそういう部分で差はないと思います。自分のテニスは通用すると思っているし、ダブルスでも2年連続勝利している。後は向こうは日本一になったという経験があるというのが大きい。なったことがある方が試合になった時に「こういうことをしてきたから日本一になれた」というのがある。そういう部分を埋めていくためにも誰かが強い奴に勝たないと。ダブルスだけじゃなくてシングルスでも勝たないといけない。インカレとかで林が勝ったら他のメンバーもいけるという風になるので個人的にも勝たないといけないかなと。
ー橘さんも同意見ですか?
橘 
そうですね。技術とかはそんなに変わりはない。ただ気持ちの面だったり、普段コーチから言われるのは「明日早稲田と試合するならどうする?今のままでいいの?」ってよく言われます。「今の状態でのままでいけるのか?常に試合やと思って挑め」って。普段の練習に対する取り組み方から変えないといけないです。
林 もう一ついいですか。たぶん、僕らは関東に勝ちたいと思っていて関東は僕らに負けたらあかんって思っているんですよ。その時点で関東の方が上なんですよ。そこを引き上げて同じ舞台で戦わないと。「勝ちたい」って言ってるけど勝てたらいいなとか、勝てたらすごいみたいな。だから勝って当たり前っていうレベルに持っていかないとこのチームで王座優勝は難しいかなと思います。
橘 去年の王座も「女子競ってるぞ」とか「男子チャンスある」という雰囲気が出ていた。でも元から勝つ気でいたらそうはならない。そう思った時点で本当は勝つって思えていなかったんやな。勝てたらいいなって気持ちになっていたんやと思うんで。本当に勝つって思えないと厳しいかなと。

ーチームで期待する選手は?
林 
いっぱいいるんですけど、高村(烈司=商3)と自分は仲良くて高村にはダブルスもシングルスもがんばってほしい気持ちがあります。あいつは2年連続早稲田にダブルス負けているんで。シングルスはリーグで近大に僕が西岡に対して0―6で取られていたときに横で高村ががんばっているのを見て「絶対負けたらあかんな」と思えた。あいつには1番がんばってほしい。上曽山(拓実=人3)が僕、小学3年生からずっと一緒で個人的にも昔から知っているのでもっとがんばってほしいです。全国で全然勝っていた選手なのでポテンシャルはあるし、正直もっとひたむきになってがんばってほしい。あとは山尾(玲貴=商2)。頼りないんで(笑)。今年S1で出ていて、まだ竹元さんみたいな信頼感がなくて。でっかい柱になってほしい。
2回生の3人(2月11日時点)です。鎌田(琴衣=社3)は去年、試合に出られなくて悔しい思いをしている。今年は出て活躍をしてもらいたい。沈(清河=法3)と越野(菜摘=文3)は強いんですけど気持ち的にムラがすごいのでもうちょっと安定してくれたらいいなって思っています。シングルスの柱になってもらわないと困るので。

ー最後に今年の目標を聞かせてください
 チーム的には男子のリーグ5連覇。王座優勝ももちろんなんですけど、リーグ5連覇は個人的は絶対に途切れさせたくないと思っているんで。5連覇できなかったら王座優勝もできないと思うんでそこだけは譲れないんで頑張ります。絶対勝ちます!
 女子もリーグ2連覇と王座優勝で早稲田を倒して王座優勝できたら最高です!

 このチームで男女優勝できたらすごと思う。男子やったら周りの人から見たら戦力が落ちて厳しいと思われている。その中で自分たちの最後の年で優勝したいです!


林大貴(はやし・だいき)
1996年(平8)5月28日生まれ、大産大付高出身。168㌢、60㌔。座右の銘は実るほど頭を垂れる稲穂かな


橘彩音(たちばな・あやね)
1997年(平9)1月10日生まれ、相生学院高出身。165㌢。座右の銘はOur time is now
【取材:三木勇人/写真:長尾洋祐】