【準硬式野球】救援陣がつかまり開幕戦黒星スタート

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◇平成30年度関西六大学春季リーグ戦第1節第1戦◇3月15日◇わかさスタジアム京都◇

阪 大 200 100 061=10
関 大 003 030 003=9

(阪)高畑、上川-柳瀬、前田
(関)北野、池川、高木、池本、土居-庄中

勝利が目前でするりと逃げた。今年もやってきた関西六大学春季リーグ戦開幕戦。打線がつながり9得点と打撃陣が奮起を見せるも、投手陣が踏ん張りきれず。開幕戦白星とはならなかった。

開幕戦の先発はエースで主将の北野雅己(経3)。しかし、初回は制球が定まらない。守備の乱れも絡みノーヒットで2点を失う。だが、「切り替えという部分ではよかった」(北野主将)。立ち直った右腕は相手打線を三者凡退に切った直後の3回裏、先頭打者としてバッターボックスに入る。左翼線を破る二塁打でチャンスメイク。その北野を高品吉弘(経2)がスクイズで返し、反撃の口火を切る。その後も相手のミスもあり逆転に成功した。

4回表に適時打を浴び同点にされるも、5回裏、先頭の高品が三遊間を破り出塁すると一死二三塁とし、迎えるは4番前田航平(環都2)。「絶対勝ち投手にしたるぞ」(前田)。自慢のフルスイングで左前適時打を放ち、主将へ勝ち投手の権利を与えた。その後も、白石幸太郎(商3)のスクイズなどで2点を追加し、6-3と点差を広げた。

このまま試合終了かと思われた8回表。北野のあとを受けて好投していた池川尚樹(法1)が阪大打線につかまる。右中間を破られる三塁打を打たれるなどこの回に降板。ベンチは反撃を抑えるため救援陣を投入するもツーランスクイズを決められるなど、相手のストロングポイントに手を焼きまさかの6失点を喫した。「上手く噛み合わなかった」(三浦達也監督)。首脳陣の指示も後手に回ってしまった。

9回にも1点を失い4点差で迎えた最終回の攻撃。代打の吉田翔騎(人3)がフェンス直撃の適時三塁打を放つなど3安打を固め3得点を奪う。さらに前田、平井巽(法2)が安打を放ち、庄中亮太(政策1)も相手の失策を誘う。9回裏1点差、二死一二塁。サヨナラの好機を演出した。だが、最後は福井和希(人3)の打球が相手右翼手のもとへ。わずかにおよばなかった。

まさかの逆転負け。決して幸先のいいスタートとは言えないが、光明はある。「バッター陣に関しては最後も1点差まで追い上げられるくらいの粘り強さはある」(北野主将)と、打撃陣は好調鵜を維持。チームのモチベーションも「今日敗けたのは仕方がないので残り全部9連勝」(前田)、「今日の負けは、受け止めて明日から9個勝つつもりで頑張る」(吉田)と低くない。投手陣に不安は残るが明日からの9戦全勝へ。前だけを向いて進み続ける。【文:多田知生/写真:松山奈央、水上壮平】

▼三浦監督
「(先発の北野は)5回3失点で、よくやってくれた。点を取り返して勝ち越せていたから、問題は投手の繋ぎ方。特に8回の継投が上手く噛み合わなかった。池川を引っ張りすぎた。他の投手にスイッチできていれば良かったが、そこは自分が判断できなかった。今日は捕手以外のメンバーをほとんど使った。先発陣が踏ん張ってくれるのが理想だが、守備が問題。(レギュラー以外にも)打てる人は多いから、代打で使えれば。みんな良いものを持っているから、色々な人を使っていきたい。(代打で活躍した吉田は)大きな一発を打てるのは魅力。レギュラーの壁があるから先発出場は厳しいかもしれないが、代打できるよう準備してくれて、自分の役割を認識してくれている。阪大との力の差は無い。試合をいかに優位に進めて、自分たちの雰囲気に持っていけるか。みんなで一丸となれば勝利は目の前にある。今日は良くない負け方だったが、切り替える。みんなで同じ方向を向いて勝てるようにしたい」

▼北野
「先発として立ち上がりは荒れてしまったスタートだった。その中で昨年の秋リーグから打撃陣が機能してくれていたので、前半に関してはしっかり打撃陣に頼ってできたことはよかった。後半はちょっと継投だったりとかいう部分でダメなところがあった。ベンチの雰囲気も悪かったし、前半と後半を分けて考えると後半でのベンチワーク、投手陣の層の薄さが出てしまったかなと思う。これまで初回に四球で崩れてしまうことがあった。そこでの成長は感じられなかった。そこはこれからの課題。次の回からは三者凡退で抑えられたので切り替えという部分ではよかった。でもその後の1点は無駄な1点だった。打たれたので完全に僕の実力不足。もう少し球数を減らしていればもう1回いけて池川にも3回という負担をかけずに済んだ。5回ではなく6回を投げれるようにならないとな思った。バッター陣に関しては最後も1点差まで追い上げられるくらいの粘り強さはあるのでそこに関しては信頼したい。投手陣の起用方法だったり、今日5人も使ってしまったので明日は入れ替えながら使っていかないと。先発がもう少し長いイニング投げていい継投を。というのが明日の課題。全員が納得、信頼できる投手起用をしていきたい。初戦を落としてしまったことには切り替えるしかない。目の前の1勝をつかみ取った結果9連勝が1番ベストだと思うので1勝1勝積み重ねていきたい」

▼前田
「先発の北田さんが調子悪い中3失点で抑えてくれて5回裏に絶対勝ち投手にしたるぞという思いで3点取れて勝ち投手の権利を北野さんに持っていけた。けど、終盤に思い通りにいかない場面があって、相手にスキを突かれた。どっかで余裕が出たのかなと思う。もったいない試合だった。僕自身はこの前のリーグから4番を任されてて、その時からの課題が「打てる試合と打てない試合がはっきりしている」っていうところでそれを課題にして今回は1打席目から何としても塁に出ることを意識すれば毎試合出塁することができるんじゃないかなと思ってやってきた。1打席目にヒット打ててタイムリーも打てて最後も打ててと結果が出たのはそこを課題にやってきた成果かなと思う。今日敗けたのは仕方がないので残り全部9連勝。まず明日の阪大絶対勝とうとみんなも言っている。僕も今日みたいにうまくいくかはわからないがその場面場面で結果が残せるように集中してやっていきたい」

▼吉田
「(最終回の三塁打)打ったのは外のまっすぐ、打った瞬間頭を越えると思った。自分が期待されているのは今回のような場面で代打で打つこと。その期待に応えられて良かった。今日の負けは、受け止めて明日から9個勝つつもりで頑張る」