【バスケットボール】東体育館竣工記念イベントで大阪エヴェッサと対戦

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◇関西大学千里山東体育館竣工記念イベント バスケットボールエキシビションマッチ対大阪エヴェッサ◇3月12日◇関西大学東体育館◇

【第1Q】関大15―27大阪エヴェッサ
【第2Q】関大16―23大阪エヴェッサ
【試合終了】関大31―50大阪エヴェッサ

関西大学の東体育館が今春、完成を迎えるにあたり、竣工記念イベントが開催された。

竣工記念イベントでは、最初に明原渡応援団団長(文3)の指揮の下、学歌が斉唱され、久寿玉開きが行われた。その後、池内啓三理事長、芝井敬司学長が挨拶。また、関大バスケ部OBの佐藤耕一ヒューマンホールディングス代表取締役会長からは、体育館がまだなかった時のバスケットボール部の活動について話があった。


△指揮を執る明原団長


△久寿玉開きの様子


△池内理事長


△芝井学長


△佐藤ヒューマンホールディングス代表取締役会長

新しい東体育館に集まった1100人の観客が大声援を送る中、関大男バスとB1リーグ所属のプロバスケットボールチーム・大阪エヴェッサとのエキシビションマッチが始まった。選手たちはシーズン中にも関わらず、この試合に応じてくれた大阪エヴェッサに感謝し、「自分たちとプロの選手は何が違うのか、何が足りていないのか、プロの選手から学ぶことがたくさんあった」(森田雄次主将=人3)。サイズもスキルも勝るプロに全力で体当たりした。

第1Q開始早々に得点を許すと、そこから立て続けにシュートを決められる。大阪エヴェッサのスピードあるオフェンスにファウルがたまる一方、得点できない時間が続く。残り6分28秒で梶原聖大(情3)が3Pで関大初得点を挙げると、石野渉生(人3)も3P。森田は果敢に切り込み、ディフェンスをかわしてゴール下からシュートを決める。


△梶原


△石野渉


△森田

「体の大きさ、フィジカルの強さも全然違う」(森田)と、サイズや体の強さの違いを感じつつも、梶原、関野日久(文2)、河野拓海(人2)がリバウンドに飛び込む。窪田充希(法2)も果敢にスティールし、切り込んでシュート。中谷颯吾(情2)もレイアップシュートを決めるなど、積極的なプレーを見せる。


△関野


△河野


△窪田


△中谷

ハーフタイムや各チームのタイムアウトには、大阪エヴェッサエンターテイメントダンスチーム・btと関西大学応援団バトンチアリーダー部・HELIOSによる合同パフォーマンスや、キッズチアダンスの子どもたちが観客を魅了。来場の小・中学生らはフリースローゲームを楽しんでいた。

エキシビションマッチは30分後に後半が開始され、開始20秒ほどで森田が得点。河野が3Pを沈めると、窪田がルーズボールを運んでレイアップを落ち着いて決め、後半開始時点で12点あった得点差が一桁まで縮む。その後は菅原紳太郎(文1)がゴール下で存在感を出すも、サイズで勝る大阪エヴェッサにインサイドを中心に攻められ、以降得点を離される。


△菅原


△足立臣哉(人2)


△秋岡和典(人1)

最終的には約20点差をつけられたが、「その後どういう風に感じるのかというのが楽しみだと思います」と尾﨑勇太ヘッドコーチ(HC)。プロの実力を肌で感じた選手たちの今以上の奮起に期待を寄せた。

試合後には森田が「本日はこのような機会をいただいて、本当にありがとうございました。たくさんの方に見ていただいて、興奮しながらバスケができたと思います。プロの方もシーズン中にも関わらず、プレーしていただいてありがとうございました。関西大学は関西1部リーグ優勝を目指して頑張っていくので、応援よろしくお願いします」と集まった観客の前で決意を語った。

このエキシビションマッチは「オープニングイベントというだけでなく、何かを得たい」と語っていた尾﨑HC。試合後はオフェンスの回数が多かったことについて、「今までやってきたことが間違いじゃなかったということと、次のステップに上がれる段階に入ったのかなということは確認できた」と手応えを口にした。その上でチームの目指すものはたやすいものでないことにも触れ、来週の関東の大学との試合ではやるべきことを再確認しながら「いい自信をつけて帰りたいので、勝ち負けにこだわってほしい」(尾﨑HC)。石野渉も「いい試合をして帰ってきても何も意味ないと思うので、勝ちにこだわるということを意識してやっていきたい」と意気込んだ。

めったにないプロとのエキシビションマッチ。OBで「憧れ」でもある藤髙宗一郎(13年度卒)と対戦した森田は「一緒にコートの上でプレーできたのは本当にうれしい」と顔をほころばせた。一度だけ訪れたマッチアップの機会について、「攻めるしかないなと思った」(森田)。チームとしても「相手の方が断然格上なんですけど、それに向かって行けたというのは自分たちの自信になる」(足立)。高さやフィジカルの差を体感し、来たる関西学生戦へ気を引き締めた。

来週には関東の大学と3日間で6試合に臨む。その全てをこの試合のように全力で戦い抜いた先には、何が見えるのか。関大男バスのチャレンジは、まだ始まったばかりだ。【文:宮西美紅/写真:西井奈帆、高木満里絵】

▼尾﨑HC
「ある意味イベントというのもあるけど、10分2つの特別な試合だけど、うちのチームは本当に勝ちに行こうと思って最後までやったので、結果20点くらい開いてしまったっていうのが、彼らにとってその後どういう風に感じるのかというのが楽しみだと思います。僕も楽しかったし、これぐらい見てもらえる機会なんてあんまりないので。見られるというのはやっぱり成長するので。明日からの練習の彼らが楽しみやなと思います。1番思うことは、スペース、パスの回数、オフェンスの回数っていうのを今日のテーマとして挙げたけれど、今日はいつもよりオフェンスの回数が多かったので、多分相手に外国人選手が多かったり、プロ選手であっても、オフェンスの回数を増やして自分らでアタックしようとしていたので、普段の試合よりオフェンスの回数が多かったっていうのは、やっぱり練習が生きている証拠やし、それをここで出そうという気持ちもあるし、そこに自信がついてきたからだと思うので、そういう意味では今までやってきたことが間違いじゃなかったということと、次のステップに上がれる段階に入ったのかなということは確認できたので、とても良かったです。この間朝練でも『ボールミート』っていう話をしていたと思うんやけど、止まってボールをもらってしまったり、持ってから考えるプレーヤーが多いので、まだまだ育成段階なので難しいところはあるけれど、もっとボールをキャッチした時の判断と、アタックというのを練習していかないといけないし、教えていかなあかんなというのは課題だと思う。(今週末から関東に行くが)全国の強いチームの招待みたいな試合なので、今回うちが行かせてもらえて3日間で全部で6試合やるんですけど、全部勝ちに行った結果何が見えるかというのが1番大事なので、本当に今自分たちが目指しているところって自分たちが言葉にするより難しいことだと思うんです。関西学生優勝とか。みんな関西優勝したい。そのために自分たちが何をやらなきゃいけないのかっていうことを、大会前に確認できるいい機会なので、いい自信をつけて帰りたいので、勝ち負けにこだわってほしいなと思います。公式戦ではないけど。(今日のMVPは)まあ森田ちゃう?(笑)」

▼森田主将
「こんなにたくさんの人が来てくれると思ってなかったので、こんなにもたくさんの人に関大のバスケットを見てもらえたっていうのは本当にうれしかったし、感謝の気持ちでいっぱいです。観客もそうですけど、プロの選手とやれる機会なんてそうそうないので、自分たちとプロの選手は何が違うのか、何が足りていないのか、プロの選手から学ぶことがたくさんあったし、プロのすごさっていうのを感じてとても楽しかったです。(プロとの違いは)まずは身長。見て分かるように、身長が平均多分10㌢か15㌢違うんかな、体の大きさ、フィジカルの強さも全然違うし、上手さでも相手が上なので、全てにおいて向こうが上だったと思うんですけど、1つこっちが勝ってたかな?って思ったのは、がむしゃらさとか、ルーズボール頑張るとか、一生懸命プロに挑戦する気持ちを持ってプレーしようっていうのは決めていたので、相手よりがむしゃらにできたと思います。でかい選手がどれだけ怖いのか、でかくて上手い選手に対する対応っていうのが、また関西でも外国人選手が入ってくるので、もっとシビアに考えないと今日エヴェッサの外国人選手や大きい選手にやられたみたいに簡単にやられてしまうので、関西で戦っていくのにもっとシビアにならないとダメなんだろうなって思いました。関西でも外国人が何人も入ってくるっていうこの状況の中で、自分たちは外国人とやる機会はそんなになかったので、多分エヴェッサとやらずにいきなり関西とやっていたら、もっとやられていたと思うし、今日こうやって外国人選手とか、日本人でもでかくて強い選手がいる中でプレーできたのは、でかくて強い選手はこれだけ脅威なんやっていうことが全員分かったと思うので、まずそこを止めるべきっていうのを全員が分かったし、これからの関西の試合でもそれを生かしてやっていきたいと思います。(1カ月前より)チームとしてどう戦っていくべきなのかを全員で理解できているし、こうしたらこうなるっていう成功体験みたいなのが前よりもたくさん練習の中で出てきているので、練習試合とかも含め。そういう部分でチーム力がアップしてきているなっていうのは感じます。ノーマークができやすいですね。やっぱり各々がどこを攻めるべきかというのを考えるんじゃなくて、全員でここを攻めるっていうのが分かっているんで、ここをこう動いたら次はここが開く、って分かっていればパサーもここが開くんだろうなって分かっているし、キャッチする側もここにパスくれるんじゃないかなって思って動けば、お互い声に出さなくても今までの練習の中で共通理解ができているので、意志があった時にすごくいいパスができるし、タイミング良くパスもできるし、ここでシュートを打ったらいいよっていうパスが、シュートにつながるいいパスをたくさんできると思います。僕のポジションは僕より10㌢くらいでかかったんですけど、身長差がそこまで大きくプレーに出ないポジションだと思っているので、他の選手に比べたら僕はまだ楽。外国人選手とマッチアップしてる選手とかもいたし、自分よりも15㌢くらい大きい選手とゴール下のリバウンド争いとかやって、いつもやったら僕らの方がでかいのに、自分よりでかい選手とやらないといけないっていうギャップみたいなのが他の選手は厳しかったと思うし、それでも頑張ってくれていたし、僕はまだその中で比較的プレーしやすかっただけで、いいプレーがちょこちょこできたと思います。(OBの大阪エヴェッサ・藤髙選手とのマッチアップもあったが)宗一郎さんは僕が小学校、中学校の時かな、からの憧れの人で、高校生の時から『高校生ジョーダン』みたいに言われていて、ダンクめっちゃするので。噂でしか聞いたことない人が関大に行って、プロに行って、また関大に戻ってきて、プレーするだけで楽しかったし、近くにいるだけでもうれしいのに一緒にコートの上でプレーできたのは本当にうれしいことやし、その中でまた自分の前にディフェンスで宗一郎さんがいるっていう。1回だけだったんですけど。これは攻めるしかないなと思って、負けちゃいましたけど。外しましたけど。そこは攻めるしかないなと思いました。関東もでかくて強くて上手い選手がたくさんいるので、今日の経験を生かしてまずそこを止めて、全員でリバウンド取って走る。大きい選手も走って、全員で点を取りに行くっていうのが関東でどれだけ通用するのか、自分たちの強みが関東でどこまで通用して、自分たちのダメなところがどこなのかっていうのをちゃんと分かるような試合をしたいです。チャレンジ」

▼石野
「エヴェッサの人たちはフィジカルも強いし、ハードにプレーしてくれたんですけど、周りの方々はお祭り、お祝いみたいな感じやったんですけど、僕たちはもう全力で勝つ意気でプレーさせてもらって、相手もしっかりとプレーしてくれたので、自分たちも得るものがあったし、これからやっていかなあかん課題も見つかって良かったです。(得るものというのは)いつも格上のチームとやると、フィジカルの差っていうのはしっかり出てくるので、やっぱりそういう面とシュート力やったり、でかい選手が今回の関西リーグでは、新入生で外国人とかが入ってくるので、でかい相手に対してどう攻めていくかとか、シュートにいくときにどうステップ踏んだらいいとか、そういう細かいところも。しっかり大きい人の対策というか、大学生を相手にしていく中でも、外国人選手の対策ですね。自分たちの目標はインカレで1勝するってことなので、関東のチームにいい試合をして帰ってきても何も意味ないと思うので、勝ちにこだわるということを意識してやっていきたいと思います」

▼足立
「悪いところはそんなに出ていなくて、逆にいいところが今日いっぱい出ていて、走ったりできたり、ディフェンス強くきたからバックカットでリングに向かって走ってレイアップ打てたり、みんなリングに向かっていく姿勢っていうのが見えたので、相手の方が断然格上なんですけど、それに向かって行けたというのは自分たちの自信になるかなと思います。これだけ人が見に来ているっていうのも珍しいので、最初コート入った時は緊張したんですけど、アップして自分が実際試合出る時とかは楽しみながらチャレンジしよっかなという気持ちでやっていました。あの時(1カ月前)すごい雰囲気良くて、あの時から落ちることもなく、自分たちで意識上げて尾﨑HCが来てない時も自分たちだけでしっかり練習できたし、全員が意識高く今日に向けて練習できたかなと思います」