【テニス】沈が3時間半を超す熱戦ものにし決勝進出!橘も複で悲願の初制覇まであとひとつ

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◇平成29年度関西学生新進トーナメント◇3月7日◇万博テニスガーデン◇
【男子ダブルス準決勝】
●林・柴野0(2-6、4-6)2小野・西岡(近大)
【女子シングルス準決勝】
○沈2(7-5、4-6、7-6(3))1前田(関学大)
●鎌田0(4-6、5-7)2堺(姫大)
【女子ダブルス準決勝】
○橘・中谷(甲南大)2(6-2、6-4)0清水・井手(大教大)

新進トーナメントも大会6日目となりいよいよ大詰め。ファイナルの切符を懸け、5選手が準決勝に臨んだ。

これまで関西学生大会の最高成績が3度のベスト4(16年夏関、17年春関、夏関)となっていた沈清河(法2)。決勝進出へ4度目の挑戦となる今回は「絶対勝ちたいと思っていた」との言葉通り強い覚悟を持って挑んだ。第1セットは調子が上がらない相手を尻目にゲームを優位に進め5-0でリード。その後調子を取り戻した相手に5-5にまで持ち込まれるも、動じることはない。追い付いたことで生まれる相手の一瞬の気の緩みも見逃さず強気に打ちこんでいきファーストセットを先取。第2セットはギアを上げた相手に奪い返されるも、「ファイナルに向けてどういうプレーができるか考えていた」と沈。ファイナルセットも1-3と先に相手にブレークを許すも、持ち前の粘り強さと得意のフォアの回り込んでの逆クロスを武器に挽回。

その後2度のマッチポイントをものにできず、タイブレークにもつれこむも最後は相手を振り切る。勝利が決まると今日一番の「カモン」がコートにこだました。

準々決勝で第1シードの強敵を破り、準決勝に臨んだ鎌田琴衣(社2)。学生大会初の4強も、「あまり気にせずに臨んだ」と冷静だった。試合は一進一退の展開となるが、積極的に攻める相手に対し、要所でボレーを決めることができず、ストレート負け。試合後、「春関では今回以上の成績を残したい」と意欲を見せた。

ここまでの3試合で全てストレート勝ちを収めている橘彩音(経3)・中谷組。相手は第3シードの強敵だったが、随所で息の合ったプレーを見せ、終始優位に立つ。試合を通じて大崩れせず、安定したテニスでこの試合でもセットを落とさず勝利した。決勝の相手は第1シードの関学大ペア。橘は、これまで学生大会で優勝経験がなく、「今度こそは勝って優勝したい」と語った。

関大男子で唯一残っている林大貴主将(社3)・柴野晃輔(文3)組。昨年の関西学生大会3冠を成し遂げたペアは今大会ももちろん制覇を狙う。しかし、勢いに乗る近大ペアを止められない。セットを先取され、第2セットは一進一退の攻防を繰り広げるも4-4で迎えた柴野のサービスゲーム。林のボレーが連続で決まり40―15とするもそこから相手にブレークを許してしまう。次のゲームで相手のサービスを撃破できず、関西学生大会4連覇とはならなかった。

大会は泣いても笑ってもあと1日。沈が単、橘が複で関西女王となるのか、目が離せない。【文/写真:長尾洋祐・三木勇人】

▼橘女子主将
「準決勝だからといって特別なことは考えず、一戦一戦しっかりと戦おうと思っていた。試合中はミスが続いた場面もあったが、全体的にはボレーやスマッシュも決めることができた。(連携に関しては)あまり細かくは決めていないが、その割にはうまくできたかなと思う。初戦は合わない部分もあったが、徐々に合ってきているなと感じている。(ポイント間も笑顔が印象的だったが?)楽しくやろうということを心掛けている。一番というわけではないが、大事なことだと思うので、あまり戦術を細かく立てない分、楽しくやりたいようにやっている。自分はこれまでいつも決勝で負けているので、優勝したことがない。しっかり自分たちのプレーをして、楽しみつつ勝てたらなと思う」

▼沈
「ずっとベスト4ばっかりだった時期があっていつその結果を塗り替えれるのかなと思っていた。今回はチャンスだと思っていたし今日の一戦は絶対勝ちたいと思っていた。相手はクレーコートが得意で今大会も調子が上がっていてリーグ戦のときは圧倒できていたが、絶対激戦になると想定していた。相手は調子が上がらなくて5-0でリードしていてチャンスを生かしたいと思っていたがこっちが萎縮してしまった。(5-5のとき)追い付いたら向こうも集中力が切れると思っていたのでそのときに仕掛けなくてはいけないと思っていた。ファーストセットは取れてはいたがあまり流れは良くなかった。セカンドは相手のギアが上がることは確信していたのでセカンドはファイナルに向けてどういうプレーをしようか考えながらプレーしていた。(勝因は?)ファイナルに入って1-3だったんですけどそこで自分が集中力を上げないといけないと思ってギアを上げれたこと。後半になってフォアの回り込みを意識して自分から攻められた。最後は攻めて勝とうと思ってそれができたことが大きい。去年はあまりトレーニング対して力を入れられていなかったが今年は安積(裕貴=商3)さんとかが中心になって毎日トレーニングをやることになって体力づくりで毎日走ったりしているので体力的には心配はなかった。(決勝の相手は)展開が早くて鋭角にも多く打ってくる選手。前回対戦したときはファイナルセットで勝利したが、そのときはハードコートで今回はノーアドということもありどうなるかは全然わからない」

▼鎌田
「ベスト4ということ自体はあまり気にはせずに試合に臨んだ。相手もたくさんショットを打ってくるタイプなので、自分も相手を崩そうとしたがうまくボレーを入れることができなかったことが敗因。思い切ったプレーができなかったこともファイナルセットに持ち込めなかった理由だと思う。ケガがあって、試合にも出れない時期があったが、久しぶりの試合にしては落ち着いてできたかなと思う。自分は攻めることが苦手なので、リードした時や接戦になった時に思い切って自分のプレーができるような選手になりたい。(リーグ戦で沈のベンチコーチをしていて)辛かった部分も大きかったが、同じチームだし、プレーを見て励まされていた部分もあったので、自分が復帰した時には自分が周りにいい影響を与えられるようにしていきたいと思っていた。春関では、今回と同じような成績を残せるようにしたい。目標としては、今回のベスト4を上回る成績を出したい」