【テニス】新進5日目、鎌田が第1シード撃破で初の関西4強!5選手が準決勝へ

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◇平成29年度関西学生新進トーナメント◇3月6日◇万博テニスガーデン◇

【男子シングルス準々決勝】
●柴野1(3-6、6-3、6(3)-7)2西岡(近大)
●林 1(6-3、2-6、2-6)2安藤(大体大)
【男子ダブルス準々決勝】
○林・柴野2(6-2、6-4)0本間・高田(関学大)
【女子シングルス準々決勝】
○沈2(6-2、4-6、6-4)1明河(関学大)
○鎌田2(2-6、6-4、6-4)1伊藤(立命大)
【女子ダブルス準々決勝】
○橘・中谷(甲南大)2(6-3,6-2)0伊藤・山口(園女大)
●大野・中塚1(6-3、4-6、6-10)2栗本・前田(関学大)
大会5日目となった今日は準々決勝が行われた。関大からは8名の選手が出場した。

主将の林大貴(社3)は第4シードの相手と対戦。時折強い風が吹く中行われた。第1セットは中盤からリズムに乗り、6-3で奪うが、それ以降は相手に流れを渡してしまう。途中、インかアウトかの微妙な判定に泣かされたことも影響してか、この後第2セットと第3セットを連取され、ベスト8で敗退。柴野晃輔(文3)と決勝で相まみえることはかなわなかった。

第1シードの柴野晃輔(文3)は西岡(近大)と対峙。コート状況や強風の影響もあってか、持ち味の粘りのテニスが出来ず苦戦を強いられる。第2セットは持ち直しとり返すが、相手の勢いを止められなかった。ファイナルセットをタイブレークの末に落とし敗北。「チャンスがありながら勝てなくてすごく残念」と肩を落とした。

鎌田琴衣(社2)は昨年の夏関準Vの伊藤(立命大)との対戦になった。試合は相手のバックハンドに押され第1セットを落とす。しかし、その後はコースを打ち分け、相手のミスを誘い徐々にリードを奪う。最終セットも取りきり勝利。関西学生大会で自身初の準決勝へコマを進めた。

昨年の新進はベスト16の結果に終わっていた沈清河(法2)。セミファイナル進出を懸け、昨年の全日本室内インカレシングルスベスト8の実績を誇る中谷を倒すなど勢いに乗る関学大の1年生明河と相まみえた。第1セットは難なく先取するも、第2セットは強打を繰り返す相手に対し「自分も付き合ってしまった」と沈。同じよう強打で対抗するも、逆に相手を勢いづかせてしまう。セットを失い迎えたファイナルセットは相手の強打に対し、我慢の展開が続くも粘り強さを発揮。6-4の接戦をものにする。イレギュラーバウンドや風の影響も集中力を切らさず勝利をたぐり寄せた。

橘彩音(経3)・中谷組は圧巻の試合運びを見せる。両者とも抜群のペアワークを見せ相手に付けいる隙を与えない。橘は強烈なフォアハンドでウィナーを量産。短時間で試合を片付けベスト4進出を果たす。明日は第3シードの井手・清水(大教大)と対峙する。

関大男子でシングルス、ダブルスを通じて唯一残っている関西3冠ペアの林・柴野組。「自分がしっかり集中してやっていつも以上に派手に決めていこうと思っていた」と林。シングルスの敗戦もあり、序盤、中々調子が上がらなかった柴野を相棒の林がプレーで引っ張る。相手が反応することができないコースにきれいなボレー何本も決め流れを引き寄せる。柴野も「最初は崩れていたが自分のプレーができたので良かった」と徐々に持ち味を発揮。ストレートで相手を下しセミファイナル進出を決めた。

女子ダブルスの大野菜々子(社1)・中塚桃子(人1)組は、第1シードの相手と激突した。第1セットこそものにするが、「簡単なミスが出てしまった」(大野)と第2セットの中盤から流れが徐々に悪くし、フルセットまでもつれた一戦を勝利することはできなかった。

明日はファイナルを懸けさらにし烈を極めた戦いが繰り広げられる。関西王者のプライドを見せ付け、全選手とも決勝へと駒をすすめたい。【文/写真:長尾洋祐・松浦智・三木勇人】

▼林主将
「シングルスは調子が悪いわけではなかったしやっていることも間違ってはなかったと思うが最後の一本、大事なところを取りきる勝負強さがなかった。リードしたときに消極的になる部分が多くて風が強かった分、丁寧にいこうと思いすぎてアグレッシブさがなかったのかなと思います。(シングルスからダブルスへの切り替えは)終わった後は少し落ち込んだがうまく切り替えれたと思う。(ダブルスの)試合前から柴野が引きずっているというのがあったので自分がしっかり集中してやっていつも以上に派手に決めていこうと思っていてそれがうまくいったのは良かった。絶対自分たち(林と柴野)は負けてはいけなかったのでその辺は反省すべきところ、でもまだダブルスが一本残っているのでそこは関大が絶対取って、女子は結構残っているので女子シングルス、ダブルス、男子ダブルスはしっかり関大が押さえて最後良い形で終わらせたいです。ダブルスは結構今まで勝ってきてみんなも一本取ってくれると思っていると思うんでそこはぶれないようにがんばりたいです」

▼柴野
「シングルスはチャンスがありながら勝てなくてすごく残念。ダブルスは大貴が引っ張ってくれたのでそれに乗っかっていって最初は崩れていたんですけど自分のプレーができたので良かったと思います。シングルスは優勝を狙っていて近大がすごく強くなっている中で自分は絶対に負けてはいけないポジションにいて勝てていた試合を競り負けてしまった。情けないし、申し訳ない気持ちがある。明日以降もダブルスは気を抜かず2人で2セットで終われるよう良い形でゲームをしたい。(今大会1番意識していること)自分から打ち込んでいくことを意識していて、それがまだ中々かみあっていない。全国や国際試合では自分から打ち込んでいかないと通用しないのでそれができるよう心懸けていきたい」

▼沈
「(風やイレギュラーが多かった)クレーコートでのプレーはハードコートと違って頭を使って考えてプレーしないといけない。ノーアドなので運も関係してくるのでそこで不安もあったが落ち着いて最後は自分を信じてプレーできた。相手はすごく強打してくる選手なので、それに一緒に付き合うとどんどん向こうのペースが上がってきてしまって相手の調子が良くなってしまう。最初は緩いボールを使って相手の様子を見ながらプレーしていたんですけど、後半になって自分も付き合ってしまい結構打ってしまって相手の調子を良くしてしまった。(今大会1番意識していること)後ろから前に入ること。ハードコートはライジングで合わせて打つことができるんですけどクレーはボールの勢いを地面に吸収してしまうので後ろから前に入って自分から打ちにいかないとボールが飛ばない。大体それを意識してあまりライジングとかを使わないようにしています。ホームコートがクレーなんですけど結構苦手意識が強く昨年はベスト16で負けているのででも昨年よりクレーコートに対してどういう対応をしなくてはいけないか考えながらできている。(今大会の目標は?)関西学生タイトルを取ることが目標なので優勝したい」

▼鎌田
「第1セットは相手の様子を見ながらという感じで、取られたことに対してそれほど気にはしていなかった。ファイナルセットでは落ち着いてやることを考えていたので、自分が一番得意とするパターンに持ち込めた。結構足にはきていたが、相手も動けないことは分かっていたので、前に揺さぶったりして、相手を動かすことができた。大学に入り、関西や全国の大会でずっとベスト16どまりだったので、ベスト8に入れたことで気持ちも少し楽になった。この勢いで決勝に行きたい。(沈も準決勝進出だが)チームとして仲がいいし、自分としてもうれしい。沈と決勝で当たれるように頑張りたい。次の相手も強い相手なので、落ち着いて自分の組み立てをしっかりして、自信を持ってやれたらいい」

▼大野
「第2セットの中盤で3失点したときに、簡単なミスが出てしまったことが悪い流れにつながってしまった。体力的には大丈夫だったが、アプローチの数が減ってしまった。(今回の相手には)対抗戦で負けていたが、課題が見えていたので、やることはやれたが、正直勝てたと思う。お互い良く走るので、その点はカバーし合えたが、もう少し声掛けをしていければと思った。春関で中塚と組めるかは分からないが、試合のときには強気でポイントを取りに行けるようにボレーとストロークを練習したい」

▼中塚
「第1セットはお互いに声を掛け合っていい流れだったが、第2セットはもっと攻めるところで攻められず、相手に流れを渡してしまった。対抗戦のときに、簡単なスコアで負けた相手だったので、2人で作戦を練ったりしていたので、やるべきことを1セット目はできたが2セット目にできなかったことが課題。自分たちからやりすぎたというか、自分たちから展開しすぎて気持ちが先回りしてしまったことが敗因かなと思う。この3月はそんなに試合がないので、しっかりトレーニングに打ち込める期間。見つかった課題を克服できるようにしたい。今までの大会ではベスト16どまりばかりだったので、春関ではそれ以上の成績を出したい」