【ホッケー】今季昇格の夢消える…来季こそは悲願達成へ

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◇平成29年度関西学生秋季リーグ1部2部入替戦◇対京大◇12月9日◇於・甲南大学六甲アイランドキャンパス体育施設ホッケー場◇

【前半】関大0―1京大
【後半】関大1―0京大
【SO】関大1―2京大
【試合終了】●関大―京大○

▲植村主将

試合後選手たちの目には涙が浮かんだ。2部降格から丸1年。関大ホッケー部は1部の舞台にもう一度這い上がるため奮闘し続けてきた。春リーグの結果は振るわなかった上に、4年生選手のほとんどが引退。唯一残ったのは林正晴(人4)のみ。だが、秋リーグでは息を吹き返すようにチームは頭角をあらわし、2部優勝を果たす。絶対に負けられない一戦。SO戦に持ち込んだものの、あと一歩のところで昇格の夢はお預けとなった。

戦いの火ぶたは切って落とされた。前半開始からしばらくはスコアに動きは見られなかった。足を使い着実に攻め込んでくる京大。ボールを奪われがちだったものの、伊吹高時代には世界大会への出場経験をもつ森川大(人1)が巧みなドリブルで突破口を開き攻撃チャンスを演出する。

▲森川

だが、得点板を動かしたのは京大。PCで先制を許してしまう。その後は、小西遼(人3)がシュートで積極的にポイントに絡もうとするもあと1歩のところでスコアを動かせず試合を折り返す。

▲小西

後半は、序盤から山田慧人(政策1)、小西、平尾波輝(法2)とパスをつないでゴールへと前進。

▲平尾

 

また、防御の面では濱口達也(シス理2)が果敢にスティックを差し出し、京大の攻撃陣をゴール周りから追い払った。GK・大澤匠(文3)は要所での堅い守りで出血を防ぐ。フィールドにいる全員各々が1点への貪欲さが表れた、アグレッシブなプレーを展開していった。前半のなかなかボールを奪えない苦しい状況に対し、後半では関大が球を持つ時間も長くなり、攻撃チャンスも巡ってくる。

▲長澤

▲林

19分。西川裕次郎(シス理3)からパスをつないだ長澤康寛(人3)のシュートが相手ゴールに叩き付けた瞬間、チームは歓喜に沸いた。その後、ラスト5分間は相手に攻め込まれPCを打ち取られるも、またも大澤の堅守により無失点で後半を終了した。

▲植村

決着は70分間ではつかず持ち込まれたSO戦。関大からは森川、林、笹木大聖(経1)、平尾、長澤が挑んだ。

途中までは順調にシュートを成功させ、大澤もナイスキープを見せ続けたものの、1本の差に泣きゲームセット。今季の1部昇格の夢は泡となり消えた。

▲大澤

昨年と同じく京大に敗れ涙をのんだ入替戦。試合後、選手たちは歓喜に沸く京大とは対照的にその場に崩れ込んだ。「来シーズンに向けて頑張ろうと思える試合だった」(植村)。また攻撃の姿勢が課題となったが、「気持ちも声もよく出ていた試合」。1部昇格への糸口が見つかった一戦だ。今試合をもって今年の試合はすべて終了。それに伴い、林も引退を迎えた。「僕の代で上がることができなかったから春に上がってずっと1部に定着してほしいと思う」と思いを後輩に託した。苦汁をなめた2017年。この悔しさをばねに、来年の春リーグではさらに磨きがかかったホッケーで全勝し、悲願をかなえる。

 

▼植村主将
「悪い試合ではなかったとは思う。先制されたけれどしっかり追いつけたし気持ちも負けていなかったし、来シーズンに向けて頑張ろうと思える試合だった。プレー云々というよりは、気持ちとか声もよく出ていたと思う。これからは70分間で勝負を決める強さとか技術とか当たり前のところを上げていく必要がある。今回は1試合を守り切って終えた感じがするのでもう少し攻めに転じて試合を終えることができたらいいと思う。(来季に向けては)やっぱり1部昇格を果たしたい。昨年の先輩までは1部で戦っていたし、もう一度上がりたい」

▼林
「悔しい。4年生でホッケー人生最後の試合だった。2部から1部に上がるチャンスで、1部に昇格して後輩につなげたかった。昨年に負けて2部に降格した因縁の相手だった。技術は関大の方が上だったけれど、走りで負けてしまった。負けたら負け。けれども、先制されても1点を取り返そうという気持ちになっていたのはよかった。個人的にはスコアにつながるプレーができたのはよかったのかなと思う今年を振り返って、春はボロボロで同期も僕以外全員やめてしまったけれども、それでも僕はホッケーが好きだったので残ることにした。秋は、「こんなんじゃダメや」と思って、全勝して入替戦に臨もうと目標を立てた。結果はあと一歩で1部に行くことができなくて、詰めが甘かった。けど、4年間ホッケーをしてきて楽しかった。要所要所になるけれど、入替戦とかインカレとか公式戦が印象が深い。(後輩に向けては)僕の代で上がることができなかったから春に上がってずっと1部に定着してほしいと思う」