【アイススケート】全日本インカレが開幕。女子3級クラス団体で3位入賞果たす

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◇第90回日本学生氷上競技選手権大会フィギュア競技◇1月6日◇軽井沢風越公園アイスアリーナ◇

【女子4級クラス】
6位 奥野絢音(社2) 37.33
【女子3級クラス】
6位 内藤育美(外4) 30.17
10位 小野夏実(安全4) 27.01
【女子4級クラス団体】
7位 21点
【女子3級クラス団体】
3位 14点

きょう6日に軽井沢で開幕した第90回日本学生氷上競技選手権大会のフィギュア部門。この日は女子4級クラスに奥野が、女子3級クラスに内藤とフィギュア主将の小野が出場した。

関大の先陣を切って登場したのは奥野だ。西日本インカレを制し、今大会でも表彰台が期待された。だが、冒頭のコンビネーションジャンプを決め、その後の課題である2回転フリップを成功させ「調子に乗ってしまった」(奥野)。直後、普段は得点源としているスピンでまさかの転倒。そこで調子を崩したのか、その後もジャンプが抜けるなど本来の演技を披露することができず。6位入賞という結果にも「悔しい」と涙をのんだ。しかし、「自分はジャンプが揃わなくても、人の心に残る演技がしたい。来年リベンジします」とその目は前を向いていた。

その後行われた女子3級クラスには小野と内藤の4年生スケーターが出場。3番滑走の小野は西日本で互いにしのぎを削るライバルから大声援を受けリンクに立った。大会直前のけがなどもあり、「内容は悔しい」と苦笑いを浮かべたが、最後まで磨いてきた表現力を存分に発揮した。最初で最後の全日本インカレとなる小野は、あすのアイスダンスでの「優勝」を誓った。

「悔しい」と口をそろえた2人とは対照的に内藤は大きなミスなく滑り切った。熱望して使用した和風調の曲である『SAYURI』に乗り、大人な雰囲気を醸し出す。細部までこだわった振り付けでも観衆を魅了し、指先まで神経を集中させた。3度目の挑戦となった全日本インカレで初めてつかんだ入賞に対し「自分の中でもまとめ上げた気持ちがあったのでうれしかった」と喜びの声を上げた。団体3位に関しても「小野が喜んでくれたのがすごくうれしくて団体も誇りに思える」と満足顔だった。

女子3級クラス団体3位と、上々の結果で滑り出した今回の全日本インカレ。明日以降も、関大スケーターが誇りを胸に軽井沢のリンクを魅了する。【文:嶋健太朗/写真:大島涼太郎】

▼小野
「ほとんどが悔しい点に終わったけど、コレオシークエンスは気持ち良く滑れたし、表情だけはジャッジにもお客さんにも動揺するところを見せずにやれたと思う。表現力に関してはやってきたことが出せた。個人として悔しいけど、団体3位はめちゃくちゃうれしい。個人団体で表彰台を狙っていて、予選くらいの点でも狙えたのに実力が保てなくて、スケートって難しいですね。練習量を増やして、がむしゃらにやりすぎてけがをしたり靴が壊れたり調子を保てなくて。最初で最後のインカレで最初の方が強くて、初めての空気、雰囲気にのまれてしまったところもあったけど、やり切れたのは『最後』だからだと思います。このリンクに立てるうれしさが大きかった。内藤との団体でもあるけど、西日本というか関西は関西の仲の良さがあるので、チーム関西としても団体を獲れたのはうれしかった。あしたアイスダンスがあるので、優勝を目指して関西勢で表彰台を独占できるように頑張ります。団体で吹っ切れたのであしたは切り替えていける」

▼内藤
「特に大きなミスはなくできたかなと思うがもっとできたと思う反省点もあるので、そこは次の試合、最後があるので完璧にできるようにしたい。(構成のポイントは)和風の曲は大学始めの子や下の級の人は使わないが、自分のずっとやりたかった曲を使った。振り付けの1つ1つの動作や丁寧にやること、スパイラルの姿勢も指先まできれいに見えるように気を付けた。(演技前に小野と言葉を交わしていたが)演技前はいつも同期のところに戻って『頑張ってくるね』と応援をもらって緊張をほぐしてもらう。2、3秒だけだが言葉をもらって『行ってきます』と、他の大学の同期ともしゃべっていた。(大会を迎えるまでの調子は)今年は3、4級に分かれてもしかしたら入賞のチャンスがあるかもと思っていたのであまり気合いを入れすぎず、大きなけがをしないように練習をしてきた。頑張りすぎないことを意識した。6位になれたことは、ミスもあった中であそこまで評価してもらえた。自分の中でもまとめ上げた気持ちがあったのでうれしかった。やっと3年目で入賞できた。(団体は)2位と同点で2位の子が個人で1位だったので3位になってしまった部分はしょうがないが、優勝を目指していたので少し悔しい。相方である小野が喜んでくれたのがすごくうれしくて団体も誇りに思える」

▼奥野
「去年よりは1歩ステップアップできたと思うので、いい演技ではなかったけどその点は良かった。去年はがちがちでジャンプも全然揃わらなくて、今年は1段階上げた構成で課題にしていたジャンプも認定されたのでそこは良かった。でも、いつも失敗しないスピンで転倒して、いままで得点源になっていたので敗因になった。去年は2回転ループまで飛んでいて、今回2回転フリップを飛んだことで、調子に乗ってしまって、スピン失敗してしまったので自分の実力です。演技が良くなかったので、内容と結果は比例しているかな。ジャンプを揃うように意識してきて、曲をかなりかけて練習をこなしてきた。あまりジャンプジャンプのスケーターではないので、ジャンプが揃わなくても人の心に残る演技がしたいと思っています。去年より順位を下げて悔しいので、来年リベンジします。西カレが良かった分、余計悔しい」