【陸上競技】歓喜の仙台から一転20位。悔しさ糧にさらなる飛躍を目指す

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◇富士山女子駅伝・2017全日本大学女子選抜駅伝競走◇12月30日◇富士山本宮浅間大社前~富士総合運動公園陸上競技場(7区間43.4km)◇

【結果】20位 関大 2時間32分54秒
(1区4.1km:木下、2区6.8km:田畑、3区3.3km:渡邉、4区4.4km:北田、5区10.5km:森紗、6区6.0km:髙野、7区8.3km:澤井)

まさに「天国と地獄」(武田夏実駅伝監督)だった。2か月前の仙台での歓喜からさらなる飛躍へ。周囲からの期待の目も大いに増えた中迎えた富士山女子駅伝。3位以内を目標に挑んだが結果は望まぬものとなった。

澄み渡る青空のもと、号砲が鳴り響く。1区を任された木下文音(文1)。一時は先頭集団に食らいつく展開となる。だが、「精神的にもまだまだ実力不足」(木下)と徐々に位置を後方に下げる。中継所に20位での襷(たすき)リレーとなり苦しいスタートとなる。

続いて全日本大学女子駅伝では1区を任された田畑朱萌(あも=社1)が2区へ。しかし、「走り出してすぐ刺すような痛みが来た」(武田監督)。終盤にはほぼ歩くようなペースとなるも執念で母校の襷を中継所へと運んだ。順位が21位に転落し完全な1人旅となった3区は渡邉桃子(経1)、4区北田朋巳(人3)は懸命に前方を追い確実に差を縮めていく。

最長区間5区を担ったのは森紗也佳(経2)。地元静岡でのレースとなるだけに少しでも順位を上げたい。20位を走っていた選手をとらえ最下位を脱出し、6区の次期女子主将髙野涼夏(人3)へつなぐ。「気持ち的にきつい部分はあったけど、自分の今の力を信じて走ろうと思った」と、19位との差を1分近く縮める走りでアンカーへ襷を渡した。

山登りの最終区間へ挑んだのは1年生ながら武田監督が「登りが強い選手」と太鼓判を押す澤井いずみ(人1)。1年生ながら仙台では出走できなかった悔しさを糧に快走を見せる。区間2位を勝ち取り紫紺の意地を見せつけた。

過去最高順位を更新し輝きを放った仙台から一転「まだまだ力不足」(北田)、「弱さがあった」(森)と反省点が多い大会となった。しかし、「2か月で天と地を経験した。でもそこの悔しさは必ず来年につなげる」(髙野)。「反省はしたいが悔しさをバネに来年ここでリベンジしたい」(木下)とその目は次を見据える。「地獄」を経験した経験さえも強さに変え来年はさらなる進化をみせる。【文:多田知生/写真:多田知生・谷満梨奈】

▼武田駅伝監督
「今回は自信があった。だが仙台でよかったので僕にも選手にも部分に慢心があった。試合前にけが人が3人出てしまってうまく調整ができなかった。調整不足だった。仙台の厳しさを僕も選手も徹底できていなかった。甘さがあった。1区の木下は少しけがで調子を落としていた部分もあった。田畑は今日の朝からおなかが痛いということだったが、朝食は食べられていたし本人とトレーナーと相談していけると。でも走り出してすぐ刺すような痛みが来た。最後はほとんど歩いているようなスピードで4,5分遅れた。そこの出遅れでメンタルがやられてしまった。仙台の時は良いところで競って流れでいけたが、スタートでこういう風になった時のメンタルの弱さをどうするか。2か月で天国と地獄を経験した。自信を持ちつつ反省をいかしたい。(7区の澤井については)自信を持っていた。登りが強い選手。駅伝は1人では走れない。その中で単独走になっても走れた。もう少し集団で走らせてあげたかった。仙台で走れなかった悔しい思いを耐えてよく我慢してやってくれた。(今回を終えて)反省材料はあるが、今回を教訓に。来年は3番とかに入れるようにもう一つ上に。今回は学生も私も甘かった」

▼髙野
「スタートから20番っていうこともあって気持ち的にきつい部分はあったけど、自分の今の力を信じて走ろうと思った。でも結果もそのまま20番。2か月で天と地を経験した。でもそこの悔しさは必ず来年につなげる。自分も1からキャプテンとしても1から頑張っていきたい」

▼木下
「精神的にもまだまだ実力不足で、全日本が終わってからここに合わせることができなかった。全国の舞台で戦うことは甘くないって実感した。個人としても悔しい。情けない走り。1区の私が勢いに乗れなかったっていうのも大きいと思う。でもそこで落ち込んでダラダラするのではなくて、反省はしたいが悔しさをバネに来年ここでリベンジしたい。今回の駅伝を引っ張らずに次新しいチームで切り替えてやっていきたい」

▼北田
「前が見えない、1人さらに3区までが1年生というところもあって立て直したいっていう気持ちがあった。でも自分との戦いの中でまだまだ力不足と感じた。駅伝はチーム競技。もっと1人1人が調整できるように。全日本で良い結果を出せるように変えていきたい」

▼森紗
「今回は1人旅だった。その展開でも自分のラップタイムを刻んで戦わないといけなかった。でも自分1人ではそこが落ちてしまった。弱さがあった。私は筋力がないのでスピードがない。そこを補うことをやっていきたい。チームとしては全員駅伝を目標に今回の反省、良かった部分、悪かった部分の徹底と検証を行って次に生かしていきたい」