【アイスホッケー】日体大撃破で2年連続ベスト4進出!準決勝は明大にリベンジ狙う!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • mixiチェック

◇第90回日本学生氷上競技選手権大会準々決勝◇12月27日◇テクノルアイスパーク八戸◇

【第1P】関大1―2日体大
【第2P】関大2―0日体大
【第3P】関大2―0日体大
【試合終了】関大5―2日体大

全日本インカレが開幕してから徐々に調子を上げている関大アイスマン。今日は3年連続で準々決勝を日体大と相まみえた。第1P(ピリオド)は相手にリードされる展開も、動揺することなく昨日からの勢いのあるホッケーを持続させ、逆転勝利を収めた。

 

スタートから闘う姿勢は出ていた。第1P1分に関大のマイナーペナルティにより、いきなり数的不利(キルプレー)の状況に陥る。しかし、失点のピンチになっても集中して体を張ったシュートブロックで、スロットエリアに相手が来てもパックを敵陣に弾き出し、簡単にシュートを打たせず凌いだ。

その後5分に先制点を許すも、今度は関大の数的有利(パワープレー)のチャンスでDF安田歩実(人3)、FW照井皓太(人2)とつないだシュートのこぼれ球をFW三浦詰平(人2)がゴールネットに押し込む。

このゴールに一時は試合を中断しレフェリーによる協議が行われたが「入ったと思ったので自信しかなかった」と三浦。判定が変わらずゴールとアナウンスされるとベンチの選手も一緒になって大きく拳を上げ、喜びを露わにした。その直後に失点しビハインドで第1Pは終えるも、「流れ自体が悪い訳ではなかった」と大迫コーチと言えば、主将の土居功弥(人4)も「逆転できると分かっていた」。決して焦りはなく選手たちは集中して淡々と巻き返しを図っていた。

第2Pでは序盤に2回のパワープレーのチャンスが訪れるも、猛攻が実らずゴールネットを揺らすことができない。しかし、8分に訪れたこのピリオド3回目のパワープレーにFW香田悠匠(人3)が期待に応えた。

「パワープレーで入れないと中々得点のチャンスは厳しい」と昨日の夜にもミーティングで話し合ったスペシャルプレーで冷静に相手を交わし、シュートを沈めた。1分後にはFW佐野優(文4)の3試合連続ゴールで勝ち越しに成功する。

最終P7分にもペナルティーショットのチャンスを頼れる背番号99が決め、点差を広げる。

守備の面でも土居が「大塚が凄くがんばってくれていた」と称賛したようにGKの大塚玲央(政策4)が安定したセーブを見せていた。「絶対に勝たないといけないと思っていた」(大塚)。大塚はスタメンとして出場した2年前に全日本インカレで日体大に辛酸を味わっていた。負けられない一戦に守護神は気迫のこもったプレーで関大のゴールを守る。

15分にはペナルティーが連続し3対5の厳しい局面を迎えるも、選手たちは恐れることなくブロックショットを連発し難を乗り切った。終盤にはけがで苦しみ、今シーズン試合に出場していなかったFW松岡航平(文2)が無人の相手ゴールにシュートを決め、試合の終止符を打った。

ベスト4に進出した関大の次なる相手は前回の全日本インカレ王者であり、今秋の関東リーグ覇者である優勝候補筆頭の明大だ。前回大会も準決勝で1-6で敗北しており、厳しい戦いが予想されるが、やることは変わらない。強敵相手に「前回のリベンジができるよう今日の勢いをキープしてチーム一丸となって戦いたい」と土居は意気込んだ。明日も関大らしいホッケーでファイナルへの道を切り拓く。【文:三木勇人/写真:西井奈帆】

▼大迫コーチ
「準備としてはいつも通り、気負いすぎずにやるように、自分たちの力を出せば勝てる相手だとは言っていた。(第1Pはリードされていた)ずっと言っていたDゾーンの45度とかプレーゾーンのターンオーバーは絶対ダメだと言っていたことが起きて失点が出た。流れ自体は悪いわけではなかった。ただ、ケアレスミスをしたらどんなに流れが良くても失点してしまうので焦ることはなく淡々とやるように言っていた。2ピリからの方がよく体は動いていた。1ピリは一生懸命やろうという気持ちが出すぎて視野が狭くなったり、コミュニケーションが薄くなったりという状態になっていたので2ピリは点が入ったせいか吹っ切れていた。選手は本当に恐れることなく体を張っていた。ああいうプレーを常にやらないといけない。特に明日も。(ベスト4に進出しても)やることは一緒です。全員で守る意識、チャンスがあったら決めきる。何よりも今日のクールダウンや明日への食事をしっかりやっていかないといけない。充分勝てる見込みはあるので当然勝つつもりで頑張ります」

▼土居主将
「失点して負けてはいたんですけどチームとしていける感じはでていたし、自分としてもまだ逆転できると分かっていた。2ピリいいリズムでホッケーできたのでそれが勝ちにつながったと思います。試合に出ている、いない関係なく盛り上げてやっていたし一体感というのは昨日、おととい以上にあったんじゃないかと思います。大事な試合なのでチーム全員で関大のホッケーをしていいゲームをして勝とうというのは言っていた。(今日も体を張ったプレーが目立った)プレイヤーの守る意識がすごく高かったと思います。特に大塚がシュートをしっかり一本目を止めてくれていて助けてもらってそういうのもあって守りもリズム良くできていた。プレイヤーだけではなくゴーリーの大塚も凄くがんばってくれていたんで良かったです。みんな体を張って膝ついて守ったり、ゴール前にパックがきてもリスキーなプレーをしないで簡単に簡単にと言っていて全員が意思疎通が取れていてよかったんじゃないかと思います。前回は明治と準決勝で対戦して途中までは良かったんですけど途中から流れが悪くなって点差が付いた試合になってしまったので今年は去年のリベンジができるように今日みたいな勢いをキープしてチーム一丸となって戦いたいなと思います」

▼佐野副将
「1点が欲しい場面でチームにとってもいいし個人的にも自信につながったので取れて良かったです。まだまだやらないといけないことはたくさんあると思うのでそういうのをゲームの中で修正したりとかチャレンジして勝っても負けてもまだ2試合あるのでゲームの中でチャレンジしていきたいです。(チームの雰囲気について)環境が変わればみんな変わるというかこっちに来てからゲームを重ねていくごとにチームが良くなってチーム一丸となってやろうというのが見えてきている。今は凄くチーム状況がいいと思います。一戦一戦大事にホッケーをしていった結果がベスト4につながった。それは明日からも変わらないしここまでやってきた積み重ねというのも明日も継続してやっていきたい。(準決勝で対戦する明大について)ここまで勝ち上がったら明治が勝ち上がってくるのは分かってましたし、ある程度は想定してやってきたのでそれがどれだけ明日明治相手にできるか。自分自身もそうですし、チームとしても若干苦しい展開になるとは思うんですけどそういう中でしっかり自分信じて、チーム信じてチームのために仕事ができるかというのがキーになってくると思います」

▼大塚
「2年前にインカレで日体とやって自分が出てて負けてたので、もう負けられないなという気持ちで挑んだ。(ベスト4進出は)素直に嬉しい。1Pに単純なシュートで失点してしまったんですけど、2Pで修正することができて良かった。絶対勝たないといけないと思っていたので、気持ちで止めた。1Pの失点から自分の気持ちも崩れずに行けたことが良かった。日本一を目指しているので、その大きな山場が明日なので明日も全力で止めたいと思います」

▼香田
「(同点ゴールについて)パワープレーで入れないと中々得点のチャンスは厳しいと思うのでパワープレーだけ昨日の夜からみんなでミーティングをして相手のディフェンスの位置を見て相手の苦手な部分に打ち込めたと思う。余裕を持ってできていたのでそれが得点に結び付きました。(ペナルティーショットのコースは決めていたのか)最初から決めていました。一試合ずつ重ねるごとにチーム状況は良くなっているのかなと感じています。(ベスト4について)優勝しか目指していないので明日の明治戦に備えて今日はコンディションを整えたいです」

▼三浦
「最初に先制点を取られてしまって、あのときに決めないと絶対流れをこちらに持っていけないと思っていたので絶対決めようと思ってシフトに臨んだら僕のところにパックが転がってきてくれてまた決めることが出来たので良かったです。(判定の時間はどういう気持ちだったか)正直僕は入ったと思ったので自信しかなかったです。(セット間で)今はみんなが思うことを言い合ってプレー中でも声を掛け合ってやっている。いい形でここまでこれたのでそれを明日にぶつけたいです。去年は4位という結果に終わっていたので今年こそは準決勝で去年と同じ明治をぶっ倒して決勝に進んで先輩たちといい思いができるよう明日頑張りたいです」

▼松岡
「腰のヘルニアの影響で今シーズン全部出られてなかったんですけどインカレで出れるように調整してきた。試合に出るチャンスが下のセットということもあり、あまりチャンスはなかったんですけど昨日は声を出してベンチを温めてチャンスが来たときに活躍ができるよう準備していた。(ゴールを決めて)うれしすぎて飛んじゃいました。(準決勝への意気込み)相手は強いが一生懸命走ります」