【アイススケート】「とても楽しく滑れた」。全日本初のシニア参戦、三浦・市橋組2位発進

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◇第86回全日本フィギュアスケート選手権大会◇12月21日◇武蔵野の森総合スポーツセンター◇

【ペアショートプログラム】
2位 三浦璃来(大阪スケート倶楽部)・市橋翔哉(安全2)組 51.54

昨年は全日本選手権大会と同じ会場ながら、1組だけのジュニアカテゴリーとして演技をした三浦・市橋組。今月初頭のISUチャレンジャーシリーズ第10戦ゴールデンスピン杯で初のシニアカテゴリーを体感した2人は、今大会で初めて全日本シニアカテゴリーに参戦した。

「完璧な演技ではかったが、1つ1つの技も大きな減点になる技もなかった」(市橋)と、冒頭のダブルツイストでわずかに減点された他は、大きなミスのない演技を披露する。練習ではなかなか決まらなかったサイドバイサイドの3回転トーループを決めると、「あとは気合で何とかなると思っていた」(市橋)。リフト、スロー3回転ループ、デススパイラルと予定していたエレメンツを次々に成功させていく。

「ステップとか滑りの部分でとても楽しく滑れた」(市橋)、「SPの曲を演じることができた」(三浦)。2人がシンメトリーに動くステップでは、のびやかなスケートを披露した。ステップシークエンスと、最後のエレメンツ・ペアコンビネーションスピンは最高難度のレベル4を獲得。得点は51.54で2位発進となった。

全日本ジュニアフィギュアスケート選手権大会で悔しい思いをしたフリーに向けては「悔しさが今度はうれしさに変わるような演技を」と市橋。三浦も「笑顔で終われるように頑張る」と意気込む。成長著しい2人が、納得の演技でフリー後に笑顔の花を咲かせる。【文:宮西美紅/写真:多田知生】

▼市橋
「シニアの大会自体、今回で2回目ということですごく新鮮な気持ちもあったが、最低限のことはできたと思うので、気持ちは良かった。完璧な演技ではかったが、1つ1つの技も大きな減点になる技もなかったし、自分自身がステップとか滑りの部分でとても楽しく滑れたのでそれは良かった。(フリーは)この間の全日本ジュニアでとても悔しい思いをして、その悔しい思いを忘れずにここまで練習してきたので、その悔しさが今度はうれしさに変わるような演技を(できるよう)頑張りたい。今一番思っているのはホッとしたということ。(3回転)トーループはそんなに調子が悪いわけではなかったが、本番で失敗しやすいので、そこを成功した時点で自分の中ではあとは気合で何とかなると思っていたので、トーループ跳んでからは楽しく滑れた。ペアの場合は2人で1つの演技をするということで、どちらかがこけてしまったらその分その部分のつなぎがなくなってしまうので、そのつなぎが少しでもなくならないように失敗してもすぐに次にいくっていう練習をしてきたので、今回そんなに大きな失敗はなかったがつなぎを意識した練習ができたので気持ち良く滑れたのかなと思う。(平昌五輪のペアの出場枠は1つだが)最初(枠を持っていた)北朝鮮のペアは、夏休みに同じモントリオールのリンクで一緒に練習をしていて、たくさん学ぶことも多くて、とてもいい人たちだったので、最初北朝鮮がペアに出られるってなったときはすごく僕はうれしかった。(出場しないことに)残念な気持ちもあるが、それで僕たちにチャンスが入ってきたのなら、そこを目指して頑張っていけたらいいなと思う。全日本選手権にシニアでは初めて出て、オリンピックシーズンということで、みんな気を張りつめて練習しているシーズン。オリンピックはとても大きな大会なのは分かっているが、今シーズンで全日本選手権が一番大事な試合だと自分の中では思っているので、SPは大きなミスなく終えられて良かった。(フリーに向けては)ノーミス」

▼三浦
「SPの曲を演じることができたので良かったと思う。楽しむ気持ちも忘れずに、きちんとできることはやっていきたい。(フリーは)笑顔で終われるように頑張る」