【サッカー】“エースで主将”竹下玲王、4カ月ぶりの復帰戦2ゴール

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  1. ◇第66回全日本大学選手権大会1回戦◇対福山大◇12月13日◇浦安市運動公園陸上競技場

【前半】関大0-0福山大
【後半】関大2-1福山大
【試合終了】関大2-1福山大

後半15分、FW永松秀麻(化生4)に代わりFW竹下玲王(社4)がピッチに入る。「ちょっと泣きそうになった」。会場は「玲王」とスタンドから叫ぶ部員の声と温かい拍手に包まれた。

9月の総理大臣杯1回戦で相手選手と交錯した際に左肩を脱臼し、全治4カ月の大けがを負った。インカレに復帰が間に合うか不安視されていたが、予定より早い回復でピッチに戻ってきた。

試合は決定力に欠けスコアレスで進むが、後半開始直後からは怒涛(どとう)のセットプレーが続く。DF荒木隼人(商3)とMF鈴木拳士郎(人4)が高さを生かし、CK(コーナーキック)に頭でタイミング良く合わせるもわずかにゴール上に流れる。竹下投入直後の後半20分にはペナルティーエリア横でFK(フリーキック)を獲得。キッカーのMF塩見仁(安全4)が直接狙いにいったが、相手GKがパンチングで弾いた。

好機を生かせないまま時間が過ぎる。しかし、竹下が復帰戦で牙をむいた。後半33分、MF荒井大(社2)のパスからMF塩谷仁(人3)が強烈なミドルシュートを放つ。


▲荒井


▲塩谷

このシュートは相手GKに弾かれるも、高く浮き上がったボールをゴールに詰めていた竹下が頭で押し込んだ。得点後は左腕につけていたキャプテンマークを外し、握りしめながらベンチにいる仲間の元へ飛び込んだ。

そして、2点目がエースの完全復活を決定付ける。先制直後に同点に追いつかれアディショナルタイムに突入するが、荒井のクロスから竹下がミドルシュートをゴールに突き刺した。

復帰戦2ゴール。これ以上のシナリオはない。2回戦の相手である明大は夏の定期戦で勝利しているが、5人のJリーグ内定者を擁する強豪校だ。「関大らしく戦っていきたい」(竹下)。エースが復活した今、パズルのピースは全部揃った。あとは「全員サッカー」で頂点まで突き進むのみ。【文:川﨑恵莉子/写真:西井奈帆、野村沙永】

▼竹下
「(ピッチに入った時は)ちょっと泣きそうになった。ここまでやってきて良かったなと思った。最初は手術が早くなってインカレで復帰できたらいいねという感じで、手術の2週間前にいけるってなった。ゴールでチームを助けられてよかった。ボールを受けてからの部分、切り替えの部分で遅いところはあったのでそこは修正していきたい。初戦は難しくなると言っていて、本当に難しくなった。前半はシュートも打ててなくて、後半は押し込めていた場面も多かったので前半からできるようにしたい。次は明治でもっとレベルが高くので、どんどんチャンレンジしていかないといけない。(明治は)夏の定期戦で勝っているけど、あんなもんじゃないと思う。関大らしく戦っていきたい」