【テニス】初戦敗退も格上相手に健闘、確かな手応えつかむ。

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◇平成29年度全日本学生室内選手権大会◇11月30日◇江坂テニスセンター◇

【男子シングルス1回戦】
●山尾0(4-6,4-6)2島袋(早大)○

【女子シングルス1回戦】
●越野1(5-7,7-6(1),6(4)-7)2森崎(筑波大)○

今年最後の学生大会である室内インカレ。全国の選ばれし者しか出場できない今大会、シングルスは全日本大学ランキング上位12名と予選勝者4名が出場する。関大からは三菱全日本選手権シングルスで好成績を収めた山尾玲貴(商1)や関西学生春季大会や関西学生選手権(通称=夏関)を制した越野菜摘(文2)が予選免除で本戦からスタート。全国の強者と江坂の地で火花を散らした。

山尾はインカレシングルス覇者である島袋(早大)に挑んだ。最初のゲームでキープに成功するが、リターンゲームで苦しむ。バック側からの強烈なサーブを返球することができず、ブレークの糸口をつかめない。第9ゲームにはサービスから形を崩され、相手にブレークを許す。その後も逆転の機会は訪れず。1ブレークに泣きこのセットを落とした。

第2セットは、早々にブレークされ後手に回る展開に。先ほどよりもドロップを多用し、打開を図る。しかし、相手は王者。ラリー戦になるとオープンコートに打ち込まれ、太刀打ちできなかった。結果はストレートでの敗北と、大学ナンバー1の実力を見せつけられた。

一方、越野も格上である第2シードの森崎(筑波大)と対峙。今年のインカレシングルスでもベスト4に入り全日本選手権ダブルスでも優勝した実力者相手に挑戦者として果敢に挑んでいった。序盤から強烈なラリーが繰り広げられる。越野が意識した「引かないテニス」で鋭いボールが来ても弱気にならず自分の持てる力で対抗し続けた。第1セットは5-7の接戦の末落とすも、第2セットはエンジンがかからない相手をよそに3ゲーム連続先取。その後5ゲームを一気に奪取され窮地に陥れられるが、集中力が落ちることは無い。自分の持てる力を出し切り、タイブレークの激闘を制す。

最終セットも一進一退の攻防が続き、3-5となり第9ゲーム越野のレシーブ。デュースに入り、何度もマッチポイントを握られるが、動じることはない。レシーブエースを連発し、このゲームを奪取するとその勢いでタイブレークに持ち込む。あと一歩まで相手を追い詰めるも、最後は相手に軍配が上がった。しかし、「自分の力は出し切れた」と越野。格上相手に互角の戦いを繰り広げ、確かな手応えをつかんだ。

両者とも初戦敗退となったが今年最後の学生大会で日本トップクラスの選手たちと対決し、多くの刺激を受けたはずだ。この経験を生かし、さらなる力を付け、新シーズンでまたもう一段階上のレベルに進みたい。【文:三木勇人・松浦智/写真・三木勇人】

▼山尾
「相手は大学でナンバー1ということで思い切っていった。サーブが速くブレークできないゲームが続き、自分のリターンミスも目立ってしまった。今大会はベスト4を目標にしていたが、初戦が第1シードといういきなりって感じだった。1セットも取ることができなかったので納得はしていない。調子としては良くも悪くもなく普通という感じ。(今後の課題は?)体づくり。テニス面も課題だが、まずは走りこんで下半身を作っていきたい」

▼越野
「悔しさはあるけど自分の力は出し切れた。王座でインカレチャンピオンと対決し刺激はあってそれを参考にした部分もあったしこの機会で出せた。また同じことをやったらレベルは変わらないので次のステップにいけるようにしたい。(意識したこと)後ろに下がらない、自分の持てるボールの8割、9割を常に出し続ける。4割、5割で返すだけ、1本コートに入れるというのを関東は許してくれない。だから絶対に引いてはいけないと思った。ラリー戦が続くのは分かっていた。だからそれに対してストレートにも打ち返せたし、ゲームメイクできたポイントもあったので悪くはなかった。100%の力を出せたのでそれを広げるために次は筋力アップと持久力アップをしたい。もっと守りや気持ちの面で無理だと思っていたけど、1週間前から会場練習が始まって会場に入ったら気持ちの面もすごく上がっていってすごくいい過ごし方ができた。良い準備ができた。来年からの1年は今年結果が出た分、追われて精神的にしんどいので相手からではなく自分がやると決めていることをして、自分のテニスを形にしていきたい」