【なぎなた】女子個人表彰台逃すも、来年へ成長の兆し

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◇第42回西日本学生選手権大会◇11月19日◇ひまわりドーム◇

【演技競技】3位 久保美奈代(人4)・大山清香(人4)組
【試合競技女子個人】4位 久保
【試合競技男子個人】3位 石橋立成(政策3)

8月の全日本インカレでは試合競技個人で大山が日本一に輝き、チームに勢いをつけた。4年生の引退試合となる今大会。昨年は試合競技団体、個人ともに表彰台に上がる結果を残し、今年も期待は高まる。

大会最初は演技競技だ。関大からは5組が出場し、古内陽菜(環境3)・木本未来(人3)組は3回戦に駒を進めると、奈良女大のペアに1−4の判定で敗北を喫した。一方、久保・大山の4年生ペアは迫力のある演技で「山だと思っていた」と大山が話す大体大との2回戦も3−2で快勝。3、4回戦を5−0で完勝を収めると、準決勝を迎えた。しかし、鹿体大に2−3で惜しくも敗れ3位決定戦へ回る。相手は古市・木本組は敗れた奈良女大のペアだ。後輩の借りを返す演技を見せつけ、4−1でなんとか勝利を収めた。昨年は取れなかった演技で表彰台を手に入れ、続く試合競技団体へ向かった。

団体戦は3人制で関大から3チームが挑んだ。関大C(樋口みく=文3・大野紗季=社3・南出成美=情1)は2回戦に進むも1本も取れず完敗となった。ともに2回戦を迎えた関大B(田中里彩=人1・古内・木本)は1−1で大将・木本へ。時間内に決着がつかず代表戦にもつれ込んだが、最後はメンを奪われここまでとなった。

1回戦がシードとなった関大A(久保・中熊麻衣=人1・大山)。2回戦を先鋒・久保がスネの1本勝ちを収め、勝利へ導いた。3回戦は苦戦を強いられ、お互いに1本を取れない。先鋒、次鋒ともに引き分けで大将戦へと託された。大将・大山は相メンなど惜しい技をいくつも繰り出すがなかなか1本とはいかず、互角の状態が続いた。だが、ラスト10秒を切った頃、相手のメンが中心を抜き1本、そのまま試合終了。「最後のところで抑えて代表戦に持って行ったら良かった」(大山)。悔しさが残る団体戦となった。

午後からは試合競技個人が行われた。関大からは女子6選手、男子3選手が出場するも、女子で3回戦に勝ち進んだのは大山と久保のみとなった。大山は仕入(大体大)と対戦し、先手を取ったのは大山だった。しかし、強豪校の相手だけに攻め込まれて1本を返される。1−1となり延長戦へもつれ込んだが、ここでも決着はつかず勝敗は判定に委ねられた。「判定」と声がかかり、揚がった旗は相手に2本、大山に1本。全日本女王がまさかの3回戦敗退となった。

ここまで演技競技でも大山の相方として活躍してきた久保が、大山の借りを返した。3回戦も突破した久保の4回戦の相手は仕入。大山が苦戦しただけあり、なかなか技が決まらないが、延長戦で見事1本を奪った。この勢いのまま準決勝に向かうも、判定負けで3位決定戦に懸ける。先にメンを奪われ後半に奮闘を見せるも4位に終わり、惜しくも表彰台に立つことはできなかった。

一方男子は、石橋が順調に準決勝を迎えると、相手に押されなかなか技が出せない時間が続いた。延長戦の終了間際には石橋が渾身のコテを放つが、1本とはならず判定へ。結果は1−2で敗北となり、3位決定戦へ回った。延長戦にもつれ込んだが、初太刀で鋭いメンを決め勝利。なんとか表彰台を守り抜いた。

今大会、昨年より入賞者は少ない結果となったが、「雰囲気とかはずっと良かったし後輩から言ってくれるようになって、伸び伸びやってくれている」(大山)。関大なぎなた部のチームとして、また1つ成長できた1年となった。「勝ちにこだわり抜く」気持ちと「楽しくやっていく」関大らしさを忘れず、なぎなた部の新たな1年がスタートする。【文:西井奈帆/写真:宮西美紅】

▼大山
「インカレと新人戦が終わってからはほぼ幹部は交代している。去年までは出るチームごとの話し合いの時間が多かったので、他のチームのことにあんまり関わってなかったけど、今年は関大みんなでやろうって全員で練習していた。2回戦の体大が山だと思っていた。練習の時に合わなかったこともあったけど、今日は1回目から2人で息を合わせてできたと思ったし、特に2回戦は一番いい感じでできたので良かった。団体戦の最後のところで抑えて代表戦に持って行ったら良かったけど、今取らないとという焦りが出てきてしまって、そこで相手を冷静に見れていたら結果が違ってきていたかなと思う。試合の中でも焦りが表に出てきて、抜けたところをきれいに打たれたので、前2人がつないでくれたけど最後の10秒のところで取られてしまった。団体は1人じゃないので、悔しい。個人戦はそんなに先を見ず、1試合ずつしっかりやろうと思っていた。3回戦(仕入との試合)は、団体で当たっていたのでやりやすいかなと思っていたけど、逆に個人になったらお互いに取り合いになるので、当たっているのも何本かあったけどそれを点にできないまま終わってしまった。(判定負けに関して)ずっと押されていたから仕方ない。(主将としての1年を振り返って)去年よりはゆるくなっちゃったかなと思ったけど、雰囲気とかはずっと良かったし後輩からずっと言ってくれるようになって、伸び伸びやってくれているのかなって4回生から見て思っていた。(後輩に向けて)関大らしく楽しくやっていくのはすごいいいところなのでそれはやりつつ、他の大学の気持ちの強さとか勝ちにこだわり抜くというのはもうちょっと自分に厳しくならないといけない」

▼石橋
「去年もだけど判定になってしまうのが多くて、1本取って勝つというのを目標にしていたけど、最後の試合も判定が1−2で分かれてしまった。終了直前に自分の良いコテ打ちがあったけど、それを決めきれなかった。そのコテを初めから出せなかったのも今日の大きな反省。判定も自分かなと思ったけど、やっぱり最初の流れ的には相手の方がうちも当たっているのがあった。去年のインカレ優勝した時は試合に対する気持ちがすぐに入ったけど、最近は試合やっている中でどんどん高めていく感じになっている。それが弱さになってしまっている。今年は12月にあと1回だけ大会があるので、そこで今日の反省を生かして、自分の納得いく試合をして、インカレに向けて着実に改善をしていきたい。来年はインカレ個人、団体で優勝して、謙虚な試合をしていきたい」