【アイスホッケー】全勝でリーグ10連覇。悲願達成へ、全国へ勝負の1ヶ月が始まる!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • mixiチェック

◇第64回関西学生リーグ戦プレイオフ最終戦対立命大◇11月19日◇関西大学たかつきアイスアリーナ◇

【第1P】関大1―0立命大
【第2P】関大2―0立命大
【第3P】関大2―1立命大
【試合終了】関大5―1立命大

【最優秀選手】FW香田悠匠(人3)
【最多得点】香田
【最多ポイント】香田
【最優秀新人】DF高井優希(社1)
【ベストシックス】
GK沼田智也(人2)
DF佐藤順仁(人4)
DF安田歩実(人3)
FW佐野優(文4)
香田
FW三浦詰平(人2)

全勝でリーグ10連覇(通算25回目)を達成。しかし、選手たちにとっては満足のいくリーグ戦ではなかった。主将の土居功弥(人4)は「今のままでは絶対に(インカレで)勝てないと思う」と危機感を募らせた。

最終戦ということもあり、アリーナには多くの観客が詰めかける。会場からは出場選手がアナウンスで紹介され、スポットライトが照らされるなど豪華な演出が行われた。

スタートは相手にパックを保持される時間帯が増え、ディフェンディングゾーンでの展開が多くなる。その中、2分に相手のアイシングからチャンスが生まれる。敵陣でのフェイスオフプレーでDFの工藤雅基(経1)が果敢にシュートを打っていき、ゴーリーがこぼしたパックを三浦詰平(人2)が詰める。しかし、これは足で受け止められゴールネットを揺らすことは出来ない。その後もキルプレーなどで攻められる時間帯が続くが必死に耐える。1点が欲しい中、プレーでチームを鼓舞してきた男が流れを変える。FW小竹凌(商3)が相手2人に囲まれながら必死にパックをキープし、空いたスペースに入った佐藤がパックを受け取り強烈な一発をお見舞いした。DFながらポイントランキングに上位に名を連ね、頼れる4回生がここでも得点力を発揮した。「どんな時でも先制点は勢いが付く。取れて良かった」(佐藤)。

大きくガッツポーズをし、感情をあらわにした。その後はアタッキングゾーンでの展開も増え、積極的に攻めの姿勢を見せるが決定機で精彩を欠き1点リードで第1Pを終える。

第2Pでも序盤はキルプレーの状態もありチャンスを作られるが、GK大塚玲央(政策4)を中心に体で死守する。

すると6分に敵陣のフェイスオフプレーから高井優希(社1)が積極的にシュートを狙い、ゴール前にいた三浦がパックに当てゴールに沈める。

その1分後もFWのロウラー和輝(商1)が相手のゴール前での中途半端になったバックパスのミスを逃さずパックを奪うと瞬時にシュートを放ち、追加点で差を広げる。

プレイオフで初の無失点勝利といきたかったが最終Pに入り、すぐに相手にパスをうまくつなげられ失点を食らう。柱である第1セットが失点。その後第1セットの佐野が好機をものにし2得点をあげたが、「看板セットが勢いよく攻めるのではなく守る時間帯が多くなってしまった」(大迫コーチ)。得点こそするも自分たちのリズムでホッケーすることが出来なかった。

全勝で関西の頂を守ったがそこに目を向けるものはいない。リーグを通して満足できる試合が少なく「チーム力がまだまだ全然足りない、いい部分より悪い部分が見えたリーグ戦だった」と主将が言えば、副将の佐野も「状態はあまりよくない」とリーグの戦いぶりに納得はしていない。全日本インカレまであと1ヶ月。関西勢ではまだかなわぬ全国の頂点へ、夢破れた数々の先輩たちの思いを胸に「僕らはそれ(インカレチャンピオン)を達成しなければいけない」と土居。ベストな状態で八戸の舞台に乗り込むため、この1ヶ月で関大アイスマンは懸命に牙を研ぐ。【文:三木勇人/写真:三木勇人・柴村直宏・水上壮平】

▼大迫コーチ
「終始ぱっとしない、点こそは取るがいまいち波に乗りきれなかった。一つ目の看板セットが勢いよく攻めるのではなくて守る時間が長くなったのが一番大きい要因かなと思います。もっとシンプルにDゾーンをクリアして攻めにつなげたいところを回されたりしてるし、細かい点がまだまだ雑なのでまずは練習のときに細かいところを意識して気をつけないと試合では出てこない。(リーグ10連覇に関して)特別こっちがいいという訳ではなくて、普通にやることやっていれば勝てるし、よっぽど適当にやらない限りは負けることはないと思うのでうちがいい試合をしているかと言えばずっとそうじゃない。ただ負けないようにはやらないといけない。(リーグでの収穫は)収穫というか問題点がどんどん出てくるばかりでその問題点が浮き彫りになったというのが収穫かなと。(インカレの組みあわせは順当にいけば準決で明大)明治を見る前に東海とか日体とかに確実に勝てるように選手には引き続き言っていき明治に勝つとなったら、東海や日体にどれだけ楽に勝てるかが明治戦にはつながると思うので、先見過ぎてつまずかないようにまずは目の前の一戦を良いプレーをして良い結果を出してもらうように準備するだけです」

▼土居主将
「先制点を取るまでは良くて、1Pはまだ勢いをキープできていたと思うんですけど2ピリ、3ピリは失点したシーンもそうですけどまたぱっとしない自分たちのリズムでホッケーできていなかったと思います。貪欲さは前の試合よりはどうにかしようとかFWも自分で決めにいこうというシーンが見ててあったし、今日の2点目で高井が入れたシーンもそうですし、DFでもああやって貪欲にシュート狙っていくのは良い部分だと思うのでそれはどんどん伸ばしていってほしいです。(リーグでの収穫は)まだチーム力は全然足りないというのが率直な感想です。良い部分よりも悪い部分が多く見えたリーグだったと思います。練習でしかもうそういうとことを突き詰めることができないのでもうちょっと厳しくやっていけたらと思います。(チーム力というのは)セット間もそうですし、チーム全員がゲームを支配しようとか貪欲さもそうですし全部ベンチの雰囲気も含めて向上できると思います。(10連覇に関して)特に気にしてないです。それは勝って当たり前だと思っていたので、どれだけ自分たちが内容あるゲームができるかできないかというのをやっていたのでリーグ通してどれだけそれができたかというと去年に比べたら少ない部分があった。今年は関東との練習試合も組んでいるので、もうちょっと内容があるゲームにしてインカレにつなげたいと思います。今のままでは絶対に(インカレで)勝てないと思います。チーム力もそうですし、細かいところで言えばDゾーンでの守りがまだまだ甘い部分があるのでそういうところを突き詰めていかないと初戦とか、2回戦でも苦しいゲームになってしまうかもしれないので。準々決勝で日体と当たるとか考えず初戦で内容のあるゲームをして勢いをつけていけたらと思います。(インカレへの意気込み)先輩方が今まで積み上げてきたものもあるし関西のリーグからインカレチャンピオンというのはまだ出ていないので僕らはそれを達成しなければいけないと思っています。今のままでは全然ダメだと思うので3、4回生を中心にもうちょっと盛り上げてチームの雰囲気を良くしてやるだけです」

▼佐野副将
「スタートからあまり良くはなかったかなと。自分たちの地に足が付いてホッケーができていなかったという印象がプレーをしながら感じてました。得点に関しては自分だけの力じゃないのでなんとも言えないですけど、点が欲しいときに点が取れるような選手は少ないと思うのでそういう選手になっていけたらなと思います。(リーグを振り返って)状態ははっきり言ってあまり良くはないです。マークが付いてる選手がもうちょっとリーダーシップを持ってチームをまとめていかないといけないと思うんですけどまだまだ足りないのであと一月しかないですけど僕ら筆頭にリーダーシップを発揮して少しでもチームが良い方向に向けるように僕らが発進していきたいです。(インカレの意気込み)今年のチームは上をみて大会を進んでいくチームではないので一戦、一戦、初戦からしっかり自分たちのホッケーができるように残り少ない関西の練習を取り組んでいきたいと思います」

▼佐藤
「守りの時間が全体的に多くて守りでエネルギーを使ってしまい、良い形で攻められなかった。(先制弾について)どんな試合でも先制点を取るというのは勢いが転がってくると思うので時間帯的にも取れて良かったです。(ベストシックスについて)選ばれるのはうれしいこと。でもここで満足しないでもう一段階、二段階ギアを上げてインカレまで1ヶ月ぐらいしかないんですけどギアを上げてやっていきたいです。(リーグでのパフォーマンズは何点?)70点ぐらいですかね。あと1ヶ月ぐらいしかないですけどリーグ戦が終わってチームをゼロからもう一回作り直して時間が無い中でチーム力を上げてインカレでベストな状態で勝負できたらいいと思います。優勝目指します」

▼香田
「今日は自分の動きが良くなくてチームに迷惑をかけていたので、次のシュートからちゃんとしようしようと思っていたけど引きずっていた。自分たちのセットが看板セットなのに攻められる時間帯が多かったし、失点にも自分たちのセットがつながっているからそこはやっぱり改善しないと関東には勝てないです。(個人賞は総ナメ)それは周りのチームメイトのおかげです。(春先は戦線を離れていた)リンクではなく上で見る機会が多かったんですけど気付いた点を選手に教えたりとかどうしたらチームが良くなるかを考えて動けていて、いざ試合に出るとなったらどういう動きをしたらいいかイメージができていてポイントとかにつなげることができたと思います。(その期間は苦しかったか?)そうですね、三ヶ月くらいホッケーができなくてとりあえず走ったりトレーニングはできるのでホッケーは出来ないけど何で補うかを考えて常に動いてました。肩の脱臼の手術でまず動かすことからリハビリして復帰したのは9月くらいで最初は苦しみました。リハビリ期間になにもやっていなかったらここまで結果を残せなかったと思うし良いパフォーマンスは出来なかったと思う。スタッフからやるべきことは全部やれと言われていてそれをやって良かったなと思います。(どのようなことを)コーチも同じ体験をしていたみたいで、パワーマックスをしたりウエートができない分、下半身の機械を使ってトレーニングならできるのでそれをやってみました。(昨年より成長は?)結果としてはポイントとかは増えてるし、動き自体も悪くはなっていないかなと思います。それでも改善点が多いので改善点を直さないといけない。いいところもあったけど課題も多くあるのでそれを直しつつ、いいところをもっと伸ばしていけたらなと思います。(インカレに向けて)あと一ヶ月くらいしかないんで今後の練習は現状の課題を少しずつ良い方向に持っていけたらいいと思います。そうしたらもっと良い結果がついてくる。今のチーム状況は決して良くはないんで、チームでも課題を取り組んでみんなで指摘し合えたらもっと強くなっていけると思います」

▼安田
「今日は1セット目、看板セットがチームを引っ張っていかないといけないということと、失点をしてしまったことを含めて改善していかないといけないなと思った。(試合の)流れをつかんだ部分などがあったり、自分たちのプレーができた時もあった。いい攻め出しからゴールに向かっていく姿勢は良かったかなと思う。(課題は)流れを自分たちに引き寄せた時に、つかんだまま試合を終わることができなくて、相手に流れを渡してしまったこと。(ベストシックスに)選んでもらえたことはうれしいし、でも関西リーグが終わっていい点も悪い点も見えてきたので、そういう面では今後改善していきたい。関西10連覇したことも素直にうれしいが、これから、全日本、インカレと続くので、インカレでも最後に笑って終われるようにしたい。目標は関東の強豪を倒して、優勝したい」

▼三浦
「自分自身としてはまだまだ足りないと思う。下級生が底上げをしていってチームを向上していかないと強くはならない。もっと下級生が活躍していって先輩たちを良い意味で奮い立たせるようなプレーをしていかないといけない。(一番意識していることは?)自分は足の速さが一番自信を持っているのでそこを生かしてどんどん相手をかき回して、ゴールに迫っていきたい。(インカレに向けて)インカレはまずひとつずつしっかり勝ちきって、まずは東海大にしっかり勝って、その後に日体に勝って勢いをつけて明治にチャレンジ精神でどんどん挑んでいって先輩たちと決勝の舞台で良い思いができるようにしていきたい」

▼沼田
「今日は先発じゃなくてベンチで見ていて、最初とか危ない場面でなんとか第1ピリオドを切り抜けて、そこから第2ピリオドで頭を切り替え、第3ピリオドに入ることができたのは大きいと思う。危なかった点としては、ベンチから見ていて周りを見てなかったり、後ろに敵がいるにもかかわらず、1回振り向けばいいのに、確認せず失点しそうになったりしたこと。良かったことは、第1、第2ピリオドを無失点で切り抜けて、第2ピリオド終了時点で3-0だったこと。(具体的には)、第1ピリオドはシュート本数が少なかったが、第2ピリオドから本数も多くなって、点数も入れることができたこと。(関西10連覇は)そこまで意識しないでやってきたのが、できたということはこれからにもつながるし、まだ2年生なので、来年、再来年と連覇していきたい。それと、ベストシックスに選出されたが、試合に出れていなかったのであんまりベストシックスという感じはしない。秋リーグは関学大戦と立命大戦の決勝トーナメントに出場することができなかったので、最後まで出ることがベストシックスだと思うので、集中力と体力を上げていきたいのと、プレー面では1本目のシュートと次に2本目、3本目と止めれるようにしたい。来年は今年を超えれるように頑張りたい」