【漕艇】W1x、新人M8+がアベック優勝達成!新たな歴史残す!

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◇第28回関西学生秋季選手権競漕大会3日目◇11月5日◇於・加古川市立漕艇センター◇

 

【新人男子舵手付きフォアB 順位決定戦】

4着 8:08.03→総合8位

【新人男子エイト 決勝】

1着 6:37.83→優勝

【女子シングルスカル・山本千咲 決勝】

1着 8:51.73→優勝

【女子ダブルスカル 山本昌奈・三木 順位決定戦】

2着 8:14.88→総合6位

【新人女子舵手付きクォドルプル 順位決定戦】

2着 8:10.17→総合6位

 

△杉方翔也(商3)主務

94代『挑戦』から第95代『結』に代が変わりはや2カ月、関大漕艇部が加古川の地で新たな歴史を刻みこんだ。大森晃司副将(経3)率いる新人男子エイトと女子シングルスカル・山本千咲(文2)が圧巻の漕ぎでアベック優勝をかなえた。

 

△山本千咲

最終日、初めに金メダルを手にしたのは女子シングルスカル・山本千咲。「割としんどいレースだった」と山本千咲が振り返るように、中間地点までは2レーンの阪大・平尾と先頭を争う。わずか1秒差でリードしていたものの、競り合いが続いた。しかし、関大の見せどころはラストスパートでの加速だ。ゴール直前でレートを一気に上げると、阪大・平尾を引き離し、艇はゴールに滑り込む。「無事に優勝できてよかった」と山本千咲はレース後に安堵(あんど)を口にする。

 

△女子ダブルスカル

「頑張れ!」と岸からの声援を受ける中でフィニッシュしたのは、山本昌奈(文3)と三木まりの(法3)が乗艇した、女子ダブルスカル。前日の準決勝では4着で思うように結果を残せなかったが、この順位決定レースでは3着の強豪校・大市大のクルーを離し2着。

△新人男子舵手付きフォアB

また、植野修爾(経3)がクルーリーダーを務める、新人舵手付きフォアBの順位決定レースは、悔しくも4着だが、ゴールまで力強い漕ぎは衰えなかった。「対校と劣らない感じの漕ぎになってきている」(植野)。新人クルーの成長は止まらない。

△新人女子舵手付きクォドルプル

リーダー・森千聖(外3)が「内容は今までで一番」と口にした新人女子舵手つきクォドルプルは、序盤でやや出遅れるも、中盤から勢いを上げた。岸からの大きな声援も後押しし、最後まで粘り続け2着で試合を終えた。

△新人男子エイト

して、いよいよ最後のレースである新人男子エイトの決勝。発艇時刻を迎えるが、序盤に大市大の艇が関大の艇に衝突し、レースは一時的に中断される。試合がリセットされ、スタートも仕切り直し。しかし、アクシデントに見舞われたと思わせないようなレースが繰り広げられた。「スタートはうまいこといった」とクルーリーダーの大森が口にするように、序盤から先頭を走る。中間地点を神大Aからリードした状態を保ちながら通過。だが、レースは終盤に差し掛かり、神大Aが追い上げ始めた。「上げろ!上げろ!」。チームメイトの応援が白熱する。一時は神大Aと1着を争うも、関大の得意とするスパートでの加速で逃げ切ることに成功。艇はそのままゴールを切った。「めちゃくちゃうれしい」(大森)。エイトのクルーたちは試合後、快挙達成の喜びを爆発させた。

 

今年のシーズンを男女アベック優勝という快挙で締めくくった関大漕艇部。惜しくも入賞には至らなかったメンバーもいるが、それぞれのクルーが最後まで健闘し続けた。また、新人が主体となる大会であるだけに、初心者中心だった1年生の実力は大きく向上したことを証明するシーンも少なくない。来季向けての大きな一歩となった3日間だった。今年のボートのシーズンはこれにて終了。これからは、レベルアップのための冬季トレーニングが始まる。来年こそは悲願の関西選手権優勝へ。次の戦いが始まった。

【文/写真:柴村直宏・長尾洋祐】

 

▼新人男子エイト・大森副将

「めちゃめちゃうれしい。ずっと優勝を狙ってきたので本当にうれしい。本当に1試合目から3試合目までどんどんタフな試合になっていって、当たり前のことだけど他大学も強豪ばかりが残ってきて最後まで粘られる、こっちも粘らないといけない試合が多くかった。でも、1年生含めて8人で1試合1試合成長しながら乗り越えていけた大会かな。自分たちのクルーの特徴である、中間地点、コンスタントの粘りっていうのは強みにしてきたので、キーポイントとしてそこが強みになって、実力を、自分たちの強さを発揮できて、勝てたのはすごいよかったかなと思う。今日の試合もそうだが、途中で切り込んでしまったりとか中盤のレートの管理が課題。ちょっときつくなってくるとレートが2枚分位落ちてしまうところがあるから。スタートはうまいこといった。中盤の粘りもうまいこといったが、やっぱり失速してしまうところ、1300㍍地点位かな。あそこからちょっと落ちてしまうところがあったから、まだまだ磨いていきたい」

▼女子シングルスカル・山本千咲

「無事優勝できてよかった。今日は割としんどいレースになったので、1000㍍過ぎまでは競ってたので、そのあとの伸びがよかったかなと思っている。前から結構攻めてきてたのでそこは逃げるように(レートを)上げた。ラストスパートで艇速を上げることができてよかったかなと思う。今日はコンディションも落ち着いていたので漕ぎやすかった。順流だったから、(水を)つかめない感じにならないようにレートも落としつつ大きく大きく漕げた。今後の課題としては、レートキープをしっかりとしていきたいと思う。次のシーズン、年越して5月になるので冬にトレーニングをしっかりして基礎基本から作り直していきたいと思います」

▼新人男子舵手付きフォアB・植野

「結構しんどいメニューが続いて、加古川に入った。予選では自分たちの力を発揮できたと思うが、準決勝と順位決定ではちょっといまいち自分の力を出し切れていない部分は悔いが残っている。結果的にはまだまだ満足できていない。1年生の成長はすごい。めまぐるしい。当初は漕ぎとかも全然安定してなかったけれど、しっかりCOXの上野が指導もしてくれて対校と劣らない感じの漕ぎになってきている。とくに精神的な成長があったのはよかった。漕ぎの面での成長はもちろんだが、やっぱり自発的に発言できる子が増えてきたり、艇の上での雰囲気づくりにも貢献してくれたのでそこは大きな成長かなと思います。関大漕艇部としての目標は関西選手権優勝なので、それに向けて部全体がレベルアップできるように冬に練習を積んでいきたい」

新人女子舵手付きクォドルプル・森
「(円陣を組んだときは)ただただ全力を出して楽しもうと声をかけた。スタートで出遅れたが、中盤から勢いに乗って攻めることができた。今日はトラブルもあったが、今までで内容は一番よく、気合も入っていた。ただ、気合が入りすぎた分、思った通りに漕げず、前半で体力を多く使ってしまった。来年は、今シーズンの勢いのまま良い成績を出したい。さらに、これからはもっと冷静になって漕げるようにしたい」