【アイススケート】初戦から一夜明け、宮原が心境を語る

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◇ISUグランプリシリーズNHK杯◇11月12日◇大阪市中央体育館◇

——初戦お疲れ様でした。一夜明けていかがですか?
宮原 疲れている部分はあるんですけど、体より気持ちは全然すごく元気で、思っているより疲れていないです。

——試合に出られるっていうことが心の軽さにつながっていますか?
宮原 今回は去年までの試合と違って、全く練習通りのことが出たというか、できたと言っていいのか分からないんですけど。なので、あまり気が重くなることもなく、あっという間に終わってしまったので、次もすぐ頑張らないとっていう気持ちが湧いてきました。

——次に向けてはどんなことに挑戦していきたいですか?
宮原 一番ジャンプをもっと戻さないといけないんですけど、それも自分のペースで焦らずに、最終的には全日本までにしっかり合わせられるようにできればいいなと思います。

——次はグランプリシリーズのアメリカ大会がありますが、どんなテーマを持って挑みたいですか?
宮原 アメリカ大会は海外の試合でもあるので、時差の調整とかも大変かなって思うんですけど、今回以上にいい演技ができればもっといいのかなって思うので、次につながるような試合にしたいです。

——演技のどこを、っていうのはありますか?
宮原 次はショート(プログラム)(SP)をしっかりノーミスできるようにしたいです。

——競技に戻ってきて、本当にスタートだなという感じがするんですが、どんな気持ちでいるのか、そしてオリンピックに向けてこれからの道のりへどんな風に気持ちを持っていきたいですか?
宮原 このNHK杯まではすごく急いでというか、気持ち的にはあまり焦ってはなかったんですけど、最後は急いでこの大会に合わせたっていう感じだった。まだベストな状態ではなかったんですけど、こっちに来てすごく調子が良かったので、アメリカ大会ではもっといい演技ができたらなって思います。オリンピックに向けてはまず全日本(選手権大会)でしっかり演技しないと分からないので、自分のベストを尽くすしかないかなと思っています。

——けがに苦しんで復帰されて、逆に強くなった、成長した部分ってどういうところだと思いますか?
宮原 まだ1戦しか出ていないので何とも言えないんですけど、今回もっと緊張するのかなって思っていたので、気持ちの面では少し強くなったかなと思います。

——改めて、フィギュアスケートへの思いを教えてください。
宮原 名前をコールされたときに、本当にたくさんの声援をいただいて、こういう舞台に自分はしっかり戻ってこないといけないなっていう、そういう気持ちと、また滑れてうれしい気持ちと、いっぱい湧いてきました。

——今回の順位と演技内容を踏まえて、五輪代表レースに向けての新たな目標が明確にできたと思いますが、次戦のスケートアメリカについて具体的な目標というのはどうですか?
宮原 今回はできることはできたかなっていう感じだったので、演技に満足はしていないですけど、しょうがないというかそういう気持ちもある。これからスケートアメリカに向けて、今回調子を1段上げることができたと思うので、もっともっと元の状態と、それよりも上の状態に持っていけるようにできればいいなと。点数的にはSPは70点、フリーは140点くらいは必要かなと思うので、去年の自分の自己ベストを超えられるように、いい演技をするっていうのが最終の目標。大会を重ねるごとに少しずつ上げていければいいなと思います。

——先日、卓球の石川さんとお会いされたと思いますが、どんなお話をされたのですか?
宮原 スポーツ賞とかの表彰式で結構お会いすることが多くて、その時に友だちになって、JISS(国立スポーツ科学センター)でも何回か会ったりして、本当にちょっとの間しかそういうときはしゃべれないんですけど、またご飯に行ってゆっくり話せたらいいねって言ってて、それでこの間それが実現できたんですけど、そのときは卓球の独特のルールとか、スケートの他のスポーツにはないような独特の部分をお互い話し合ったり、『へ〜!』って思うような話をたくさんしました。

——オリンピックの話っていうのは何かされたんですか?
宮原 オリンピックの話もしました。リオ(五輪)がどんな感じだったとか、そういうこともたくさん聞けました。

——そのとき印象に残ったことはありますか?
宮原 どの話もすごく興味深かったので、オリンピックはやはり改めて行きたいなっていう風には思いました。

——心構えとか、ヒントになるようなことはありましたか?
宮原 狙いすぎたら絶対にダメだっていうのは石川選手も言っていて。

——メダルを?
宮原 勝ちを。勝つことを狙いすぎて力みすぎるとダメだっていうことをおっしゃっていたので、それはフィギュアにもつながるなと思って。

——濱田(美栄)先生が去年と比べてジャンプの練習が20㌫くらいだとおっしゃっていましたが、リハビリとかで可動域が広がってやりやすくなったとか、自分の体を改造する中で、演技にどういういい影響が出ていますか?
宮原 一番はスケーティングのスピードが、自分が思っているよりもしっかり押せるようになったのが良くなったところかなと思うんですけど、ジャンプもまだ曲かけとか本番とかになると低いままなんですけど、練習では結構いいものが跳べてきたりしているので、そこも少しは良くなったかなと思います。

——濱田先生から、アメリカだけの1試合でもいいという話があって、でも宮原さん自身がNHK杯にこだわったという話があったんですけど、それはなぜですか?
宮原 最初は調子の上がり具合で、このNHK杯も出れるかどうか分からなかったので、自分も最初は焦らずに、間に合いそうなら出ようくらいの気持ちでいたんですけど、NHK杯が近づくにつれて結構調子も上がってきていたので、ここまで来たら出たいなって思って出ることにしました。このNHK杯に出れたというのが、計画よりも少し早めの仕上がりというか、感じなのでこのままうまくいけば今のところの計画通りにはいくんじゃないかなって思っています。