【アイススケート】日本選手団記者会見に宮原が出席。試合への思いを語る

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◇ISUグランプリシリーズNHK杯日本代表選手記者会見◇11月9日◇リーガロイヤルホテル大阪◇

明日10日より行われる競技に先駆け、日本選手団が会見に出席。およそ11カ月ぶりの実戦復帰となる宮原知子(文2)も、大会への意気込みやプログラムの見どころなどについて語った。

——今大会の目標、意気込み

宮原 こんばんは。今シーズンの初戦となるNHK杯なんですけど、調子もだいぶ戻ってきて、とにかく試合を楽しみたいという気持ちで会場に来たので、このまま試合でも楽しんで演技できたらいいなと思います。

——久々の実戦となります。オリンピックイヤーの初戦がNHK杯となったこと、リハビリの間どんなことを考えて練習をされてきたのですか?お聞かせください。

宮原 今シーズンNHK杯が初戦となるんですけど、またこの大きな舞台に戻ってこれたことが本当にうれしくて、そのことに感謝して滑りたいと思っています。リハビリの間は、とにかく元気に滑れるようになって、あとしっかり体づくりをしてまたリンクに戻ろうという気持ちでずっとトレーニングしていました。

——順位ももちろん大切だと思うんですけど、ファンに見せたい自分の滑りとはどういうものでしょうか。どういう風に表現したいか、教えてください。

宮原 今シーズンはショートプログラム(SP)もフリーも特にジャンプができない時期があった分、表現の面ですごくいろんな練習をしたり、表現の幅を広げるっていうことを頑張ってきたので、去年とはまた全然違う自分の姿を、変わったなって思っていただけるような滑りを見せたいです。

——具体的な目標、また気をつけたい部分などがありましたら教えてください。

宮原 このNHK杯に向けては、とにかく自分のスケートをいい状態に持ってくるっていうことを重視してずっと練習してきて、だいぶ感覚も良くなってきたので、今の自分ができることをしっかり(やって)、あとはもう会場の雰囲気とか、試合の感覚を楽しんで思い切ってできたらいいなと思っています。

——プログラム曲について、SPは『SAYURI』で、原作を読まれたりしていろいろ研究されたと記事で拝見しました。今、どのような宮原選手らしい『SAYURI』が出来上がって、イメージして滑っていらっしゃるのか、そしてフリーの『蝶々夫人』もどういう宮原選手だけの『蝶々夫人』が今完成しているのか、それぞれの曲のイメージを教えてください。

宮原 2つとも日本を舞台にした物語の曲になっているんですけど、『SAYURI』のほうは、小さいときから苦しい思いをして頑張ってきた1人の女性が、最終的にはすごく晴れやかな、そういう場所に到達することができるハッピーエンドな物語。特に最後のステップにかけてスピード感のある振り付けとなっているので、そのスピードに乗せて明るい未来を見ているというか、そういうイメージをして滑っています。フリーのほうは、主人公のイメージとしては『SAYURI』のほうとほぼ同じで、自分の強い気持ちを貫いた女性の物語ではあるんですけど、最終的には悲しいエンディングになってしまうプログラムなんですけど、最初から最後までいろんな曲があって、ドラマチックな振り付けになっているので、その場面場面のメリハリをしっかりつけるように意識して滑っています。

——今日の練習をされているときに、コーチからはどんなアドバイスなどをされていたのかというのと、衣装を今日2つとも、SPもフリーも衣装を着られたんじゃないかと思うんですけど、コンセプトとか自分の考えがあってこのようにしたとか、衣装について少しお願いします。

宮原 まず、練習では先生からは、どうしても1本1本だとジャンプはしっかり跳べるんですけど、曲に入ってしまうと力が入りすぎたりして練習ほどうまくいかなかったりすることがまだあるので、そういう部分であまり力みすぎないことを言われました。衣装のほうは、SPは桜吹雪のイメージで、最初静かな曲から始まるんですけど、桜が吹雪いているような、ちょっと静かなイメージの色とデザイン。フリーのほうは青い衣装で、少しだけ和風なイメージを入れて、あまり着物っぽくはなりすぎないようにはなっているんですけど、胸元が少しだけ着物っぽくなっていて、あと肩に蝶々の羽の柄をラインストーンで少し、よく見たら分かるような感じで入っています。

終始落ち着いて、引き締まった表情で質問に答えていた宮原。久しぶりの試合だが、今できることをしっかりと楽しみつつやりたいと語る表情は柔らかく穏やか。宮原がどんな演技を見せるかが楽しみだ。【文:宮西美紅/写真:川﨑恵莉子】