【馬術】3年ぶり、悲願の全学障害団体優勝!

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◇全日本学生大会2017(第67回全日本学生賞典障害競技大会)◇11月3、4日◇三木ホースランドパーク◇

【団体】1位 関大
【個人】3位 松水優斗(文3)・千駿組
    4位 原 名月(人4)・キャットウィーズルB組
    6位 中村大樹(情2)・カリエーレ組

3年ぶりの頂点に立った!1年間の集大成を見せる全日本学生大会。関大が得意とする障害競技で昨年は団体4位に沈み低迷期が続いたが、ついに日本一に返り咲いた。

2日間で同じコースを1回ずつ走行する全学障害、団体戦には4組が出場し上位3組で成績を出す。初日、関大のトップバッターは、原・キャットウィーズルB組。「緊張もあったし、自分で波を作らなきゃって思って」と振り返る原だが、3連続障害もリズムよく越えていき、満点走行を見せつける。続いた松水・千駿組も順調にバーを越えていき、タイム制限も難なくクリアしていく。しかし、ラストの垂直障害。この日落下が多かったこのバーの踏み切りを近くにしてしまい、落下させてしまう。減点4となり、中村・カリエーレ組へ。難所の3連続バーを超えたあとの障害を落下させて減点4となった。3組が終了した時点で関大は総減点8の好成績となり、ラストを走るのは福留健志主将(文4)・ピトロリーナ組。中盤の3連続バーの最初を落下させてしまい、痛い減点4となった。しかし、その後は立て直し、タイム減点がつく直前でゴールし、減点4に抑える。結果、この日は原・キャットウィーズルB組と、タイムの早かった松水・千駿組、中村・カリエーレ組が団体成績に貢献し、総減点8で首位に立ち、2日目に向かった。
期待のルーキー西田空花(法1)・S.ベロニカ組は個人出場で全学初出場となった。最初のバーを落下させてしまい、立て直しを図るも3連続障害の最初のバーで2回の反抗となり、失権。苦しい結果となった。

2日目は、大会後半に団体成績暫定6位の大学から1組ずつ走行する。2走行目の関大1組目は福留・ピトロリーナ組。「0で返ってくることを意識しすぎていた」と、焦りを隠しきれず、走行に影響が出た。水濠を失敗し、最後の障害も足が引っ掛かり落下。減点8となってしまった。だが、続く2組が本領発揮。中村・カリエーレ組、松水・千駿組が連続で減点0を叩き出す。松水は、「1日目の一落が無ければ、ジャンプオフにいけていたから悔しい」と、個人として悔しさが残った。関大3組が走行し、残すは6位以上の各大学最も成績の良い組の走行のみ。関大の優勝はほぼ確定かと思われたが、減点8差で日大が追い上げる。

今大会ラスト走行を担った、原・キャットウィーズルB組は3年前に個人優勝を果たした実力者。団体優勝とともに個人優勝を飾りたい。原の組を前に、1組が個人総減点0を出したため、満点で帰ってくるほか、原の個人優勝はない。関大OB・OGも固唾をのんで見守る中、最後の走行が始まった。1日目と同様、順調にバーを越えていくが、水濠後のオクサー障害を落下させてしまい、減点4で走り終えた。個人優勝とはならなかったが、3年ぶりの団体優勝が確定した。

試合終了後、原・キャットウィーズルB号が馬場に戻ると、福留主将をはじめ原と松水も涙を流した。福留主将は、「4年目が一番しんどかったけど、今日でちゃらになった」と涙の訳を語った。「やっと取り戻せた」(原)。3年ぶりの団体優勝に帰ってきた関大。来年は、松水が主将となり、部を引っ張っていく存在となる。「来年は来年でプレッシャーだけど、やれるだけのことをやれば結果は付いてくる」(松水)。再び、「常勝関大」とうたわれる馬術部へ。この団体優勝を連覇へとつなぐ。【文:西井奈帆/写真:西井奈帆・水上壮平】

▼福留主将
「結果すごく良かった。とりあえず優勝はすごく嬉しい。けど、2日間団体の成績に貢献できなかったので、悔しいという思いもある。去年は表彰台に立てなかった。本当にこの1年間で馬術の難しさを教られた。悲しかったり辛かったりしたけど、最後は優勝という形できて嬉しかった。主将になっていろんなプレッシャーとかあって、良かったことより悩むことが多かった。4年目が一番しんどかったけど、今日でちゃらになった。1日目の走行はめちゃくちゃで、馬は減点0で帰ってこれる状態だった。昨日はすごく悔しかった。(団体優勝に)いけるなって思うのはやめようとは思ってたけど他の3組を見て、単純に強いなと思った。(原の満点に関して)同期に負けたと思って悔しかったけど、チーム的にはすごく良かった。下位についての点差とかは全然知らなかった。監督にも興味を持つなと言われていた。今日の関大1発目の走行は0で返ってくることを意識しすぎていた。水濠は遠かった、あのミスは恥ずかしい。最後の落下も完全に人間が焦ってしまった。1発目の流れを作りたいって思いすぎて焦った。(松水と中村が減点0で帰ってきて)ものすごく嬉かったけど、かっこいいとこは俺にやらしてくれよ!と思った(笑)。2組が帰ってきた時点で勝ったなとは思ってたので、あとは(原に)個人で頑張って欲しかった。ずっと『強い関大』って言われてて、それが達成できて嬉しい。来年は松水が連覇してくれると思う。馬にしがみつくくらい練習して、助け合える関係でいてほしい。結果は後から付いてくるからそれを信じてやってほしい。今は、とりあえず最高。みんながついてきてくれてありがとうっていう感謝の気持ちです」

▼松水
「1日目の一落が無ければ、ジャンプオフにいけていたから悔しい。千駿はスピードのある馬だからジャンプオフにいけば勝てたと思う。最後の障害前に気を抜いてしまった。大回りをしてしまって1歩増やしたら、逆に近くになりすぎて落としてしまった。馬の調子自体は、春とか夏の方が良かった。(1日目、日大と減点8差だったが)人は人、自分は自分で気にしていなかった。団体を勝てるなら今年だと思っていたので、嬉しい。来年、4年生の2人が抜けるのはちょっと痛い。中村が崩れないようにして貢献してもらいたい。今の1年生とか次のSFなりに頑張ってもらって、僕らも引っ張っていけたら。来年は来年でプレッシャーだけど、やれるだけのことをやれば結果は付いてくると思う」

▼原
「やっと取り戻せた。1年生の時に団体優勝してそれから良くなくて悪い時もあったし、いっぱい辛い思いもしたけど、やっともう一回にみんなでまとまれた。昨日は満点の1位で今日も欲を言えば勝ちたかった。だけど、その分後輩2人が満点で帰ってきてくれた。1人で頑張って取った優勝じゃなくて、みんなが助け合ってみんなで取った優勝だなと思って感極まってしまった。(関大トップバッターで)緊張もあったし、自分で波を作らなきゃって思って色々うまくいかなかったけど、その分馬が頑張ってくれてカレテロには感謝しかない。個人的には悔しいけど、団体優勝できたのが一番嬉しい。(4年間を振り返って)辞めたいって何回思ったか。けど、やっぱり誰かが助けてくれて結果辞めずにやってきて良かった。最初全くまとまらない時もあって、勝てなくても当たり前だろって思ったけど、ずっと一緒にいたらまとまっていって、最後はみんなで力を合わせて頑張れた。後輩たちはいい子たちばっかり。後輩も同期も大好き。自分たちのことを考えるだけで精一杯で2位のこととか考えられなかった。(後輩たちに向けて)次は頼んだよ、あとは任せた(笑)。関大の良さはみんな仲良しのところだから、みんな仲良く助け合って頑張れ!」

▼中村
「1年間この大会目標にやってきた。春学、夏学は大した結果残せずに団体にも貢献にもできなかったので、今日はすごく馬が頑張ってくれて団体成績に貢献できたのがすごく嬉しかった。自分としては馬が頑張っただけで、納得いく走行ではなかった。満点だったけど、馬の力のおかげ。もっと馬を助けれるようになりたい。(1日目の一落は)自分のミスで落としてしまったのでそれがなければ、今日個人でももっと上に行けた。個人では少し悔いが残った。3連続の障害のあと狭くなってて、近くになるってわかっていた。だから少し遠くにしたら、逆に遠すぎてしまった。(原、松水が減点0、4で帰ってきて)もう一落以上できないっていうプレッシャーもあった。(2回目走行に関して)前の日大の組が満点できたので、これは満点でいかないとな、と思った。気持ちは強く行けた。カリエーレはやるときはやってくれる最高の馬。来年は抜けた穴を僕と松水さんで引っ張っていける存在になれたら。来年は個人6位以上、いや優勝を目指す」