【ハンドボール】1点差の熱戦制す!中大にリベンジ達成!

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◇高松宮記念杯男子第60回平成29年度全日本学生選手権大会1回戦対中大◇11月3日◇いしかわ総合スポーツセンター◇

【前半】関大16―10中大
【後半】関大8―13中大
【試合終了】関大24―23中大

強豪・早大を撃破し徳島を沸かせた全日本インカレから一年。「雰囲気がいいチーム」を目指してきた出原魁斗主将(人4)率いるハンドボール部最後の大会が幕を開けた。対するは中大。リーグ連覇という快挙を成し遂げ期待されていた中で、まさかの初戦敗退となった2年前の相手だ。「チャレンジャーなので全力で戦いたい」(出原)。インカレの借りをインカレで返せるか。運命の60分に選手たちは臨んだ。

先制点は中大だったが、植松竜也(人4)がファーストシュートを決め、連続得点は許さない。最上回生のゴールに、秋リーグで優秀選手賞を獲得した重岡慶紀(文3)も黙ってはいない。この日はサイドでの起用となったが、中川昌幸監督の期待に応え、チャンスをものにする。6分過ぎまで一進一退の攻防を繰り広げるも、8分過ぎから3連続得点を許し2点ビハインドの展開に。


△植松

△重岡

しかし、「チャレンジャー」の気持ちで挑む関大はこれぐらいでは崩れない。「畳みかけている部分があった」と中川監督。得意のディフェンスから速攻という形につなげると重岡のフェイントシュートを皮切りに6連続得点を挙げ、4点差をつける。


△竹内厚人(経4)

20分過ぎには関大の猛攻にたまらず、相手がタイムアウトを要求。それでも、「調子が良かった」と語ったGK酒井一成(人3)を中心に鉄壁の守りを見せると、12-9とリードした25分には中大が2分退場。この好機に石田亨(商4)・栗栖昇己(文1)が連続でシュートを決める。残り時間でも攻守ともに圧倒し、6点のリードで前半を折り返す。


△酒井

△石田

△栗栖

「後半は向こうが持てるものを出してきた」(出原)。前半に引き続き酒井が好セーブを連発するが、秋季リーグ得点王、北詰を擁する攻撃陣に徐々に得点を重ねられる。13分過ぎには、18-16と点差を縮められるが、これまでチームを引っ張ってきた4年生を中心に身体を張ったディフェンスを見せ、流れを渡さない。必死のディフェンスにベンチやスタンドからは大歓声が沸いた。

その後はお互いが攻め合い残り5分で2点差。しかし、26分に森川卓哉(情4)がこの日2回目の2分退場を食らう厳しい展開となる。ここで中大に付け込まれてしまうと、28分には同点に。しかし、「突き放すシュートを決めてくれて良かった」と中川監督。残り50秒に永川元貴(文4)が確実に得点が欲しい場面で決めきり1点をもぎ取った。


△森川

△永川

残り時間わずかながら攻撃権は中大。同点は許されない状況に最後の砦として立ちはだかったのは酒井だった。「自分のせいで負けたくない」(酒井)。中大のラストシュートを守り切り試合終了。見事リベンジを果たすと、会場は歓喜に包まれ、選手たちは笑顔で抱き合い喜びを分かち合った。

熱戦を振り返り「今年一番関大らしさが出せた試合だった」と出原。今シーズンベストゲームを披露した直後に待ち受けるのは昨年敗れた明大だ。強豪を撃破した勢いそのままに、2試合連続で雪辱を果たす。【文:奥井健太/写真:奥井健太、中谷開】

▼中川監督
「よく頑張ってくれた。相手強かった。ほんとに強かった10番はすごかった。必死になって守ってくれた。後はGK。重岡もポジション変えて出したけどしっかり期待に応えてくれた。4年生が体張って守ってくれて、最後突き放すシュートを決めてくれて本当に良かった。(勝てた要因は)こっちが気持ちで上回ったから。それしかない。こっちの方が勝つ気持ちがちょっとだけ上だった。(関大得意の速攻は)はまったと思う。前半畳みかけている時があった。ディフェンスがはまった。(後半追い上げられたが)相手が強いから。ディフェンスの修正が慣れてきたというのが大きかった。後半はよく耐えた。(試合前に伝えたことは)1年間やってきたことをしっかり出し切る。出し惜しみだけはしないように。これは終わったこと。明治は去年負けた相手。中央にはこないだの借りを返したけど、明治には去年の借りを返さなければならない。うちはずっとリベンジが続く。しっかり頑張る」

▼出原主将
「2年前のリベンジが果たせたと思う。明日もあるが今年の中で一番関大らしさが出たいい試合だったと思う。背負うものがなかった僕らは。向こうは逆にプレッシャーもあったと思う。その中で僕らがいい流れで行って、中大の方がしんどい追う展開が続いたので。関大もしんどかったですけどこういう試合運びができて良かったと思う。後半の力は向こうが持てるものを出してきた。ぼくらの力も出したんですけど向こうの方が上回っている部分が多かったが、そこで粘れたから一点差で勝てたんじゃないかなと思う。(重岡のサイドへのポジション変更は)結構直前で、不安な面もあったんですけど活躍もしてくれて。他にもディフェンスの形が大きく変わった。その形が相手にはまった。(ベンチから見ていて)いいチームだなと思いますね。4回生が意地を出してくれた。観客席のOB・OGの方々も結構来てた。そういう方の応援とかベンチ入っていない子たちの応援もめちゃめちゃ力になったんじゃないかなと思います。それ含めていいチームだなと思いました。チームメイトの力になったと思う。それを含めていいチームだなと。(明日は明大との試合)今年入ってからも何度かは対戦している相手。今日の勢いそのままだったら関大にも勝機があるので。今日同様に。接戦になるかもしれないですけど、1点差でもいいんで。関大全員で気持ち出してものにしたい。」

▼永川
「前半点差開いたんですけど、厳しくなるのはわかってた。点差気にせず後半もやったつもりだったがそこで詰められた。そうなるということは想定内だったので、その時にみんなが冷静に判断できたことが勝ちにつながったかなと思います。(最後の得点を決めたが)あまり実感はない。(意気込みは)達成できた。(良かったところは)こっちが格下で、ミーティングとかずっとやってきたことをそのまんま発揮できて、それに相手がはまってくれたのでこの試合良かったのはミーティングの結果がそのままついてきたんじゃないかなと思います。中央に対する準備が一番試合に出せたので、そこが良かったと思います。(明日は)勝ちます。」

▼酒井
「調子よかった。前半はサイドシュートを何本か止めて。自分でリズム作れて前半はよく粘れたと思います。後半は相手に追い上げられてしんどい場面あったんですけど、プレイヤーが点を取ってくれて。最後は自分の仕事をしっかりしようと思って気持ちを出していった。(最後の場面は)負けたら終わり。(4年生が)最後の大会ということもあるので。自分のせいで負けたくないなというのがあった。試合終わりまでいいパフォーマンスができていたので、それを最後までしっかりやり切ろうと思っていた。自分が一点もやらなければ負けることはないので一点もやらないぞという気持ちでしっかりやりました。(今日の試合はどういう気持ちで臨んだか)中大は強いというのがあって、大会まで対策してきたのでやることをやり切ることが大切だなと思ったので迷わずしっかりやり切りました。相手のエースは関東の得点王ということもあったのでしっかりエースの得点を抑えるということをやってきた。(明日は)去年インカレで負けた相手。この流れを切らさずにしっかり。明日も明後日も最終日まで試合したいなと思います。」