【アイススケート】西日本フィギュア、中村3位 本田6位発進

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◇第43回西日本フィギュアスケート選手権大会◇11月3日◇アクシオン福岡◇

【シニア男子SP】
3位 中村優(政策3)68.00
6位 本田太一(経1)60.88

年末に行われる全日本フィギュアスケート選手権大会の出場者を決める西日本フィギュアスケート選手権大会が開幕。競技1日目にはシニア男子ショートプログラム(SP)が行われ、関大からは今大会の予選とも言える近畿フィギュアスケート選手権大会2位の中村と同3位の本田が出場した。

中村と本田は共に第2グループに登場。先の滑走となった本田は、「6分間練習ではすごい自分の中では体が動いていて、いける感じだった」と、直前の公式練習で3回転トーループ+3回転トーループのコンビネーションジャンプやトリプルアクセルなどを次々と決め、本番に挑んだ。


△本田

しかし本番では演技冒頭のトリプルアクセルで転倒。跳び上がりは悪くなかったとしながらも、「ちょっと着地で気持ちが緩んだ」。その後の要素はうまくまとまっただけに、もったいないミスになってしまった。しかし、キャシー・リード氏が振り付けを担当した今季のSP『Mambo』のステップシークエンスでは、観客から大きな拍手が起きるなど盛り上がりも十分。1日空けて日曜日に行われるフリーに向けては、「きょうの失敗を取り返せるような内容ができればいいかなと思う」と本田。フリーは納得の表情で終えることを期待したい。

本田の直後には中村が登場した。最初のトリプルアクセルはステップアウトしてしまうも、3回転ルッツ+3回転トーループのコンビネーションは流れのある美しいジャンプに。しかし、「練習の悪いやつが出てしまったなという感じ」最後のジャンプである3回転フリップでもオーバーターンするなど、目標とする「ノーミスの演技」とはならなかった。


△中村

技術的な要素だけでなく、印象的な動きの数々も見どころとなってきそうな今季のSP。緩急のコントラストが心地よいステップシークエンスは、加速する音楽に合わせ、中村の動きも力強さを増す。音楽の穏やかな場面ではしなやかに、しっとりと魅せていく。「孤独でありつつも強い自分というか、強い自分を(このプログラムで)見せていきたい」。テーマに『孤独』を掲げる『ELEANOR RIGBY』を、凛と演じ切った。

着氷が乱れたトリプルアクセルについては「自分の中でも理由は分かっている」。中一日で迎えるフリーについては、「いつも通りやればノーミスできると思うので、いつも通りやりたい」と語る。ショートではミスが出てしまったが、フリーで目標の「ノーミスの演技」を目指す。

両者共にジャンプでミスが出たSPだったが、調整の時間はある。フリーでの演技に期待したい。【文:宮西美紅/写真:庄田汐里】

▼中村
「3(回転)+3(回転)は良かったが、他のジャンプは練習の悪いやつが出てしまったなという感じ。(演技直前に派手な転倒があったが)すぐに切り替えれたんで、自分でもびっくりしたがそこは冷静にできた。ショートのテーマが『孤独』ってことなので、それのイメージをしっかり持って、その意識を重点的に練習もしてきたので、そこはイメージしながら滑っていた。(振り付けのジェフリー・バトル氏からは)振りの部分でも頭を抱えるところがちょっと多めに入っているので、そこはうつむくような感じでと言われているので、それは意識してやった。いじめられてるとかそういう孤独ではなくて、本当に1人というか、そういうちょっと上手くは言えないが自分の中ではそういうイメージでやっている。僕もそんなに騒ぐほうではないと思うので、自分のイメージ、人柄というかそれに近い印象ではあったので、そこは自然に出せるかなと思う。最初聴いた時はただひたすらに暗い曲だなぁと思っていたが、だんだんやっていくうちに自分もこの曲がどんどん好きになっていったので、今までの中で一番好きなプログラム。孤独でありつつも強い自分というか、大人っていうイメージもそうだが、強い自分を(このプログラムで)見せていきたい。(西日本は)レベルもどんどん毎年上がってきているので、そこで自分がしっかり上のほうに食い込んでいけるように、負けないように頑張っていきたいと思う。順位というよりは点数のほうで自分の中ではすごい重点を置いていて、ショート、フリーでノーミスしたいが、きょうちょっと失敗してしまったので、また切り替えて、フリーのほうではノーミスできるように集中してやっていきたい。(フリーは)最初は4回転入れるつもりでいたが、自分の練習との兼ね合いでもう4(回転)はやらずに(トリプル)アクセル2つでという風に構成を少し変えてきたので、それでしっかりノーミスできるようにしたい。きょう失敗した(トリプル)アクセル、これは結構自分の中でも理由は分かっているので、特に考えることもなくいつも通りやればノーミスできると思うので、いつも通りやりたい」

▼本田
「今までの試合で一番悔しいというかもったいない演技だった。6分間練習ではすごい自分の中では体が動いていて、いける感じだったので、本番の(トリプル)アクセルも上がりは全然悪くなくて、ちょっと着地で気持ちが緩んだというか、いけたと思ってしまった部分があったので、本当にもったいなかったなと思う。(トリプル)アクセルは思いがけないというか、びっくりするような失敗だったので動揺したが、その後の要素は良かったことはないがまあまずまずまとめられたかなとは思っている。今年使っている『Mambo』は本当に誰でも知っておられる曲で、お客さんからも毎試合手拍子とかいただいているので、さらにもっともっと男らしいというか、『Mambo』らしい動きができればなと思う。キャシー(・リード)コーチに振り付けてもらったが、振り付けも一緒に振り付けるような感じで、いろいろ楽しい振りを付けてもらったので、今はまだこなしているだけというか、もっともっと自分らしい『Mambo』ができるようになったらなと思う。きょうは本当に動きは悪くなかったので、なんで失敗したんやろうっていう気持ちがいつもより大きいが、あした1日空くので、しっかり調整して(トリプル)アクセル2本、きょうの失敗を取り返せるような内容ができればいいかなと思う」