【ホッケー】平門が「人生で一番のシュート」で勝利手繰り寄せる

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◇平成29年度関西学生秋季リーグ第4節◇対大体大◇10月28日◇立命館大学ホリーズスタジアム◇

【前半】関大1-0大体大
【後半】関大0-0大体大
【試合終了】関大1-0大体大

 

「びっくりした」。平門美玖(人4)は自身のビッグプレーに驚きを隠せなかった。一進一退の状況が繰り広げられた今回のゲーム。試合の主導権がどちらに傾くかわからない中、沈黙状態のスコアを平門がこの上ない理想的なシュートで打ち破り、絶対に負けられない一戦で勝利を手繰り寄せた。

先週と同じく台風による降雨の中で始まった試合。対戦校の大体大には、春の開幕戦で勝利していた。しかし、「相手は関大を目標にしている」と松森結子(文4)主将の言葉通り、大体大のレベルの上がった攻守は確実に脅威となった。攻めては攻め返され、シュート本数も関大を上回る。降雨によるバッドコンディションも加わり苦しい状況が続くが、全日本インカレまで残り2試合。さらに、前節の同大戦とは違い今回は「追われる者」としてチームは戦いに臨んでおり、絶対に勝たないといけない試合だ。廣瀬有沙(人2)が体を張った防御で相手のショットを阻止し、大体大の得点機会をねじ伏せる。

△松森主将

そして、松森は勢いよくボールを飛ばし、のろしを上げる。しかし、相手の粘りはすさまじく、なかなかシュートまで漕ぎつくことができない。両者無得点で迎えた前半26分。ここで最大の先制チャンスが訪れた。

△吉田

吉田波那(人1)が放ったボールが偶然にもシューティングサークルへと転がり込む。そして、付近にいた平門が反応し球に駆け寄り、相手選手に乱されることもない最高の態勢でスティックを振りぬく。「とにかく打とうと思った」(平門)。鋭い直線を描いた打球が鈍い音とともにゴールを叩きつけた瞬間、選手たちは歓喜に沸いた。

△平門

「人生で一番のシュートだった」と平門は振り返った。その後は、PCを取られるも失点を許さないまま、関大がリードしたままハーフタイムを迎えた。

△須藤英里子(人4)とGK小谷蛍(政策4)

再開された試合。「いつ逆転されてもおかしくはなかった」と平門が話すように、前半に引き続き相手に攻め込めまれ、PCも奪われてしまう。

△宇山夕貴(人1)

しかし、松森の「絶対に止めよう」、「元気出していこう」という掛け声に続き、選手全員が士気を高めあい幾度もピンチを乗り切る。また,小髙紗聖(さき=法3)も攻守ともに積極的にスティックを差し出す。

△今枝

残り2分には今枝菜津実(文4)は守りで、果敢に大体大に立ち向かい攻撃の足を止めることで、失点の危機を防ぎ、試合は終了する。

全体的にはボールを奪われる時間も多く苦しい試合展開もあったが、なんとか勝ち切ることができた大体大戦。「中で攻めるという難しいことをしていたので、シンプルに攻めることができなかったのかな」と松森は分析する。翌日には、中京大との5位決定戦を控えている。残りの1戦でベストをつくし、全国の舞台に備える。【文:柴村直宏/写真:三木勇人】

▼松森主将
「危ない場面もたくさんあった。相手ははうちを目標としてやっている。春3-0で 秋も1-0しかん取れなかった。勝つ負ける更新されると思うので、最後の試合でもし大体大が勝ってたら、今まで勝ってても大体大が強いという風になるし、これは絶対に勝ち切らないといけない試合ということを伝えていた。あまりいい試合ではなかったかな。相手はFWの攻める力、得点力上がってると思う。大体大はうちが練習してきてない 守りしてきて、私としては盾で攻めたかったけど、中で攻めるという難しいことをしてたのでシンプルに攻めることができなかったのかな。自分たちでわざと苦しいほうにいってしまった。ここまで来たんで勝ち切っていかないといけない。今日は挑戦される側で、勝ち続けないといけない守る感じで臨んだけど、明日は格上で追いかけるほうなので挑戦するという気持で行こうと思います。そういうモチベーションをもった方が戦えると思う」

▼平門

「個人的に点数を決めれたのはよかったけど、先週の試合がいい出来だったと思っている中で、今日の試合は勝ったけれど、パスがつながらなかったりとか、攻められる時間も多かったし、シュート本数も向こうの方が多かったり、PCも取れてない。また、相手が打ち込んでボールに触ってたら入ってただろうシーンもあったし、いつ逆転されてもおかしくなかった。先週は追う側だったので食らいついたらいいっていう感じだったけど、今回は追われる側だった。その部分で足が動いていなかったりしていた。点決めれたのは嬉しいけれど、練習してた連帯とかで点を決められなかったのはこれからインカレまでの課題なのかな。けれど、勝てたのは嬉しかった。びっくりした。みんな言ってたと思うけれど、自分が一番びっくりしていた。とりあえず打たないと思った。多分、人生で一番のシュートだった。練習でもあんなシュート打ったことがなかった。明日は中京大と戦うが、夏の練習試合とかリーグ戦でも勝ってないことが多い。格上だし、今日よりも厳しい戦いになるけど、なにも考えず今までやってきたことをやりたい。そして、勝ってインカレに行きたい」