【拳法】全日本個人、赤堀が男子準V!坂東は女子3位

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◇第33回全日本学生個人選手権大会◇10月22日◇天白スポーツセンター◇

【男子】
準優勝 赤堀駿主将(商4)

【女子】
3位 坂東マリア(社4)

9月の総合選手権では、赤堀がベスト8。岡本敦美(文2)が女子準優勝、山原千歩(法3)と坂東マリア(社4)がともに3位など、4年生に加え後輩たちも力をつけ期待される関大。今季も残すところあと2大会となり、その1つ、全日本学生個人選手権大会を迎えた。

この日は台風の影響で男子は3分、女子は2分の試合時間を流しで行った。そのため、場外などで「止め」がかかっても、時間は流れていく。有利か不利か、体力面なども一つの勝負どころとなった。

女子は関大から7選手が出場した。脇山沙樹(法4)がまさかの初戦敗退となり波乱の展開に。若手の実力者、岡本は3回戦に進むと、谷(同大)と対戦した。1本を先取されるも1分を切ったところで面突きを返し、互角となる。しかし、その直後面突きを取られ早くも敗北となった。藤原翼(法3)は、4回戦で坂東と同門対決を迎えた。坂東は胴突きで積極的に攻める。対して面突きで攻める藤原に旗が1本上がるなど惜しい技もあったが、決め手に欠け時間が過ぎた。2分を使い切り判定へ。結果、3本の旗が上がった坂東が準決勝進出を果たした。


▲脇山


▲岡本


▲藤原

一方で、3回戦から連続となった4回戦では山原が岡崎(立命大)と対峙した。優勝候補の岡崎を前に息を整え、気合十分でコートに入る。山原は組み技に持ち込もうとするが、なかなか相手にはまらず苦戦する。先に1本を取ったのは岡崎。後がなくなった山原は力を振り絞り、拳を前に出す。しかし、ふらついてこけたところをすかさず、押さえ込み面突きで2本目を奪われ4回戦敗退となった。


▲山原

準決勝に登場した坂東は今大会が、学生最後の個人戦だ。女子主将としてタイトルを獲り、全日団体に向かいたい。相手は今年の西日本学生団体で代表戦の末勝利したモーリス(同大)。試合開始、お互い慎重に相手を探る。すると20秒、モーリスが隙をついた面突きを繰り出し1本を先取される。この1本を守ろうとする相手に、残り30秒で猛攻を仕掛けるも時間切れとなり、1本負けで3位となった。


▲坂東


▲坂東

男子には4人が出場した。初戦、澤井健斗(文4)は早々に1本を奪われる。「取りに行け、時間無いぞ」と言う赤堀主将の声が飛ぶ中、胴膝蹴りで挽回を図った。しかしそのままタイムアップとなり、初戦敗退。また、期待のルーキー・灰谷佳大(商1)も1本負けを許し厳しい戦いとなった。

▲澤井


▲灰谷

茂木奨吾(人4)は高身長を生かした胴膝蹴りで1本勝ちを収めた。2回戦では、団体強豪校、明大の上田が立ちはだかる。激しい拳のぶつかり合いで判定にもつれ込んだ。勝敗は茂木に1本、上田に2本が上がり、惜しくも敗退となった。


▲茂木

残る関大勢は赤堀主将のみ。9月の総合選手権でベスト8の記録を残し「最低でもベスト8」と意気込み、試合に向かった。3回戦では谷(関学大)に1分を残し2本勝ち。「全国で名が知れている選手」と警戒していた宮本(芦屋大)にも臆することなく組み技で2本を勝ち取った。すぐに5回戦を迎え、前田(大商大)と対峙する。お互いに相手の様子を伺う中、20秒。胴突きで1本先取される。しかし、焦る様子もなく胴蹴りと胴膝蹴りを鮮やかに決め、準決勝へ。準決勝でも赤堀に負ける様子はなかった。角野(大体大)に40秒で胴突きを決めると、反撃の胴蹴りもうまく交わして、終始赤堀ペース。最後は胴突きで2本目をあげ、順調に決勝の舞台に立った。


▲赤堀

部員総立ちで見守る中、目の前には明大のエース百合草。「高校の時はなんとか勝てたけど、その時とは全然違った」。面蹴りをかわされ、相手は拳で攻めてくる。得意とする組み技にも持ち込めず、苦戦を強いられる。すると、一瞬の隙に素早い胴突きを奪われる。関大の応援に熱が入る中、1分を残して再び面突きを決められ、完敗。「相手に合わせてカウンターで決めようと思ったけど、それをさせてもらえないぐらいのスピードとキレがあった」と振り返り、あと1歩で優勝を逃し、準優勝となった。


▲男子決勝で赤堀を応援する関大の部員たち


▲赤堀

4年生の赤堀主将、副将の坂東が表彰台には入り、「結果の面で後輩たちを引っ張れた」(赤堀)。4年生の引退試合、全日団体に懸ける思いは大きい。悲願のアベック優勝を掴むため、残りの日々を全力で駆け抜けるのみだ。【文:西井奈帆/写真:永津星斗】

▼赤堀主将
「総合選手権でベスト8に入ったのでこれが最低ラインだと思っていた。ベスト8を超えて全日に向けたエンジンにしようとした。初めから調子が良かったわけでないけど、試合を重ねるごとに普段の練習の力を出せるようになった。1回戦は体を慣らすためにももう少し長く試合をしたかったけど、すぐに勝ってしまって、2回戦から少し苦戦した。前田には苦戦したし、宮本も全国で名前が知れている選手だったので自分の形に持って行こうと意識した。普段は胴突きで取れないけど、準決勝で2本とも胴突きで決められたので、今後の自分のプラスになる。百合草(決勝の相手)は速すぎた。高校の時はなんとか勝てたけど、その時とは全然違った。組み技に持って行こうとしたけど組ましてもくれなかった。相手に合わせてカウンターで決めようと思ったけど、それもさせてもらえないぐらいのスピードとキレがあったので、全日団体に向けて新たな課題が見つかった。正直決勝まで行ったから優勝したかった。あと1回勝てば学生のチャンピオンだったから、悔しさの方が今は大きい。全日団体は優勝することしか見えていないので残り1か月半、主将としてチームまとめる。4回生が表彰台に上れて結果の面で後輩たちを引っ張れたと思う。最後いいチームで全日優勝できるようにしたい」