【野球】阪本大が連続無失点記録を62回に伸ばし、関学大に先勝

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◇平成29年度関西学生秋季リーグ戦第8節対関学大1回戦◇10月24日◇わかさスタジアム京都◇

関 大 101 100 000=3
関学大 000 000 000=0

(関大)阪本大―久米
(関学)山口―浅尾、佐竹

台風の影響により順延となっていた関関戦第1Rは関大先発の阪本大樹(経4)が貫録の投球内容を見せ関学大に先勝した。この日もスコアボードに0を並べ続けたエース右腕は連続無失点記録を62回に伸ばし、リーグタイ記録となる3試合連続完封。また、延長15回引き分けを含む参考記録ながら、5試合連続完封とした。

関学大先発の山口。春の関関戦では完封を食らった好投手が相手だったが、関大が幸先よく先取点を奪取する。1回1死の場面で、2番古川陸(商3)がカウント2-0から「狙っていた」スライダーをとらえレフトスタンドへ。攻撃的2番の今季第1号で強烈な先制パンチをお見舞いした。

その裏、阪本大が味方のエラーと2番中西恵の中前打で無死一、二塁のピンチを背負う。3番赤川は投犠打で1死二、三塁に。ここで迎えるは関学大の中軸、4番森中、5番片濱だ。「きょうの試合の中で1番気持ちを入れた」と阪本大。無失点記録を続ける右腕はしっかりと勝負所を見極め、ピンチで1段ギアを上げた。一発のある森中に対して、関大バッテリーは全球ストレート勝負を選択し三球三振に仕留めると、片濱にもストレートを続け2球で三邪飛に打ち取った。

その後、3回と4回に関大は相手のミスにつけ込み追加点を奪う。この日の阪本大に3点のリードは十分すぎるプレゼントだった。

2回以降立ち直った阪本大は走者を出しても要所を切るピッチングで関学大打線を封じる。代名詞であるコントロールの良さも健在で無四球完封。「1番警戒している打線」と語っていた関学大に手も足も出させず今季5勝目を飾った。

2季ぶり36度目のリーグ優勝を決めてから、初の試合となった先週土曜日の関学大戦は雨天コールドゲームに。調整が難しい中での一戦だったが、9番中島大地(人4)が3安打猛打賞など集中力を最後まで切らすことはなかった。「あした決めるつもりで」(阪本大)関関戦第2Rを制し、完全優勝に挑む。その先に待ち受ける関西地区代表決定戦に向け、勝ち点5を起爆剤としたい。【文/写真:嶋健太朗】

▼早瀬万豊監督
「序盤にピンチがあったけど、立ち上がりからそれなりのボールを投げていた。立ち上がりは誰でも難しいので、大したもん。ゲームの中で微調整して、連打を食らわない。フォアボールを出さないのは立派。長打を打たれないのも強み。2、3打席目になって相手も合ってくるところでも、相手を見ながらちょっとずつ狙いを外して、久米のリードもあるけど、阪本がしっかりと感じ取ってやってくれている。雨もあって調整が気になるところだったけど、完全優勝に向けて気のゆるみはない。やってきたことを出すだけという中で、最後まで集中して試合を運べた。4回生が最後ということで、代表決定戦も控えているし、1試合でも多く、最後までやり切りたい」

▼阪本大
「初回の無死一、二塁のピンチは今季初くらいで、1点もやらない気持ちだった。エラーもあって何とかカバーしてあげようと思って、きょうの試合の中で1番力を入れた。最初からストレートの調子が良かったので、全力で投げたら打たれることはないと思っていて、逃げずに攻めることを意識した。全力で腕を振って、真っすぐの感覚も良かったし、あの場面は森中も片濱も全部真っすぐで。走っているときはストレート中心にいこうと思っている。これまではエラーが出たら態度に出していたけど、久米と自分が主将副将という立場なので、笑顔に変えようって京大戦に負けてから久米に言われて決めた。今はエラーをカバーしてあげようと思って投げられている。記録は関係ない。あした決めるつもりで、もし3回戦があれば投げる準備をしておきたい。山口さんの記録を抜くほどの人間ではない。いつか取られるだろうと思っていたらここまで来た。無駄な四球がなくコントロールよく投げられているのが要因だと思う」

▼古川
「打ったのは狙っていたスライダー。先っぽで入るかなって感じだったけど、入ってよかった。カウントが2-0になってホームランを狙っていた。(関学大の山口は)いいピッチャーなので狙い球を絞っていったのがいい結果につながった。チームとして先取点を取ろうってやってきて、阪本さんも先に点を取れば乗ってくれる。4回生は最後になるので、試合に出ている自分たちの代や1個下の代で先輩たちを神宮に連れていきたい。去年みたいにプレーオフ勝って決めたような感じではないので、優勝の実感はまだ湧いていない。代表決定戦勝って第1代表を決めてマウンドに集まれば実感が湧くのかなと思う。あくまでも、目標は日本一なので、まだ一喜一憂しないようにしていきたい。喜んで気を抜いていたらダメなので、あしたは完全優勝に向けて気持ちを入れて頑張りたい」