【テニス】熱戦を制し、メダル獲得!テニス部女子創部初の王座3位!

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◇平成29年度全日対抗王座決定試合対大教大◇10月15日◇早稲田大学インドアテニスコート

● D1 越野・大野菜0(5-7、3-6)2田中・清水○
○ D2 橘・中塚2(4-6、7-5、6-3)1井手・浦上●
○ S1 越野2(6-0、6-0)0井出●
● S2 橘1(6-3、2-6、2-6)2浦上○
○ S3 沈2(4-6、7-6(5)、7-5)1田中●

関大3-2大教大

悪天候により、本来の予定(13日)から2日ずれて行われた3位決定戦。創部初のメダル獲得へ関大はリーグ戦では4-1で勝利を収めた大教大と対戦した。試合はダブルスをタイで折り返し、シングルスでは先に1本落とし王手をかけられるも、沈清河(法2)が4時間の白熱した試合を制しチームを勢いづける。最後は越野菜摘(文2)が1ゲームも取られない圧勝でテニス部史上初の王座3位をつかみ取った。

早大戦での敗北により目標の日本一への挑戦は潰えた関大。しかし、関大テニス部女子は王座での最高成績は4位と史上最高の結果にチャレンジできる可能性は残っている。「絶対に勝ちにいきたい」と小山葵主将(社4)。創部初のメダル獲得へ、チーム一丸となって臨んだ。

ダブルスでは王座の期間中、不動のオーダーであるD1に越野・大野菜々子(社1)組、D2には橘彩音(経3)・中塚桃子(人1)組がそれぞれコートに入る。快調にゲームを進めていたのは越野・大野組。リーグ戦でもストレート勝利を果たした相手に5-2とあと1ゲームまで追い詰める。すんなりとセットを先取したいがここから歯車が狂い5ゲーム連取され、ファーストセットを落とす。第2セットでも修正が間に合わず無念のストレート負け。関西リーグでは無敗を誇ったペアがまさかの敗北を喫する。

橘・中塚組も第1セットは接戦をものにできず奪われる。しかし、失えばメダル獲得へ崖っぷちに立たされる第2セットは7-5で奪取しセットをタイに戻す。ファイナルセットは一時2-3と劣勢になるも弱気になることはない。サービスゲームとなった第6ゲーム。二人の強打から橘が連続でスマッシュを決めると、中塚もボレーでポイント。ラブゲームキープを果たし、いい流れを作るとそこから鮮やかな4ゲーム連取で価値ある1勝をつかみ取る。リーグ戦を通して課題となっていたD2で白星を飾り今後につながる試合となった。

シングルスでは関西学生春季トーナメントでベスト4を独占した3人が構え、盤石の布陣で臨んだ関大。S2の橘は今大会シングルス全勝を収める好調ぶりを第1セットから見せ付ける。序盤からブレークに成功しセットを奪取。第2セットもそのまま奪い勝利を導きたかったがそううまくはいかない。ダブルスのリベンジに燃える相手選手が反撃を見せ、デュースが長く続くゲームをものにできない。第2セットを奪われるとファイナルセットではダブルスの疲労のせいか左足を気にするそぶりを見せ、チェンジサイズ時にはメディカルタイムアウトを使用。プレー中もポイント間でこまめに水分を補給しなんとか回復を図るも状態は上がらない。本来のプレーが発揮できず逆転負けを喫し王手をかけられる。

「自分の役割を果たそうと思っていた」と話したのは沈。先に隣でコートに入り手に汗握る熱戦を繰り広げていた。シングルスプレイヤーの意地を見せ、なんとしてでも1勝を持ち帰りたい沈だったが、インドアを利用し早い段階でボールを展開してくる相手に苦しむ。ベースラインプレイヤー同士の対決は激しいラリー戦になり、第1セットを4-6で落とす。挽回を期す第2セットでは速いボールでの打ち合いだけでなく時折ロブを入れ、相手のペースを乱す。なんとかタイブレークの激戦をものにしファイナルセットも5―3としマッチポイントをつかむ。しかし、ここで取り切れない。5-4とした第10ゲームでも勝利まであと1ポイントと迫るもあと一歩が届かない。何度も気持ちが切れそうになったが、「越野は絶対勝ってくれると信じていた。『ここで私が勝たないと』と思った」。

辛い局面でもチームの勝利のためを思い、気持ちをつなぎとめた。最後は底力を見せた沈が試合開始からおよそ4時間の熱戦をものにした。「テニスをやってきて本当に良かった」。試合後、ベンチコーチの鎌田琴衣(社2)のもとへ向かう際すこしふらつき、激戦の疲れを表していた。

2-2となり勝負はS1のエース対決に。しかし、雌雄は即座に決した。沈の勝利を意気に感じた越野は圧巻の試合を見せる。相手を寄せ付けず1ゲームを奪わず完勝。関西女王の強さを見せ付け、創部初の全国3位の座をつかんだ。

創部初の3位に小山は「満足はしてはいけないけどこのチームで初めての3位を取れてうれしい」とメダル獲得に喜びをかみしめた。2、3回生主体に出場している関大は代替わりをしても戦力は変わらない。だからこそ、1年間4回生一人でチームを引っ張ってきた主将も「来年こそは絶対に日本一になってほしい」と大きく期待を寄せる。来年また、愛媛の地で歴史を塗り替える。【文/写真:三木勇人】

▼小山主将
「リーグでは4-1で勝った相手なんですけどまた、厳しい試合になるというのは予想していたので気は引き締めていたが本当にしんどい試合でした。ダブルス2本、シングルス1本の3-0で終わらそうと言っていたんですけど、ダブルスが先に負けてしまってD2も危なかったので本当にダブルス1本とれて良かった。目標は優勝だったので、満足はしてはいけないんですけど、今まで4位が最高で3位まで入ったことはなかったので、このチームで初めて3位になれてうれしいです。1年前の新チームがスタートしたときはけが人とかもいて3人で練習することがあってその頃から比べて今この人数でこのメンバーで王座を戦えたことは1年間でどんどんチームができあがって最高の状態が作れたなと思う。(4年間の後悔は?)自分のプレーでチームを引っ張りたかったが、思うようなプレーができなくて悔しい部分もあるんですけどチームとして今までにない成績を残せて4年間やってきて良かったかなと思います。来年、3回生は主務で一人いるんですけど、橘がプレイヤーとして一人でまた主将することになると思うので自分がアドバイスできることがあればしてあげたい。後輩にはまず、私一人4年生というのに対しがんばってくれてついてきてくれて感謝で一杯です。このチームは1年生が入ってきてくれたらもっと強くなると思う。今回で日本一が見えたので来年は絶対日本一になってほしい」

▼沈
「今日の相手は初対戦で昔からネームバリューが高い相手。苦しい戦いになるのは分かっていてそのなかで私の役割を果たそうと思った。みんな単複やってるなかで私だけシングルスプレーヤーなのでしっかり1勝することを目標にしたが結構苦しい試合になってみんなを焦らせてしまったけど、周りの応援に支えられてチームの役割を果たせてよかった。(相手は)結構展開が早くて、自分の球質が好きそうで、序盤は相手に合わせてしまったのでセカンドセットはロブを使い、緩急を入れた。(マッチポイントで苦戦した)気持ちが切れそうになったけど『ここで私が勝たないと』と思って、越野は絶対勝ってくれると信じていたので。(上回生になることについて)1回、2回生はチャレンジ精神も入っていて3回生になると下の学年と試合することになるので、今まで経験したことをバネに年下の子と試合するときに『さすがだな』と言われるようにしたい。(勝利の瞬間はどのような気持ちでしたか?)1ポイント、1ポイント精一杯必死でチームのためなら足が折れても、命がけずれてもいいので、勝ててテニスをしてきてほんとによかったと思った。(今回の王座はいかがでしたか?)関東の人は自分よりもう一本多く返して、角度がすごくて追い出されてしまう。自分はラインを狙える技術はあまりないので、一発で相手を外に追い出せて楽に試合ができるようにしたい」