【ラグビー】京産大に19点差敗戦も、手応えあり

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◇2017ムロオ関西大学Aリーグ第2節対京産大◇10月14日◇宝ヶ池球技場◇

【前半】関大7-21京産大
【後半】関大14-19京産大
【試合終了】関大21-40京産大

開幕戦で近大に33-17で勝利し連勝を狙った関大。この日は、京産大のフォワードの強さに屈し敗れたが、「試合内容は良かった」と桑原久佳監督は一定の評価を口にした。

ディフェンスで随所に良さが出た。持ち味であるシャロ―ディフェンスで相手にプレッシャーを掛け、出足の鋭いタックルで京産大のゲインを防ぐ。規律を守り、粘りのディフェンスを見せた。また、果敢にボールにチャレンジしターンオーバーに成功する場面も見られた。

一方のアタックでも、関大が得意とするアンストラクチャーからの攻めを披露する。0-14で迎えた前半27分、自陣でSO北田圭史(文4)が相手からボールをもぎ取ると、フォワードを使い起点を作る。ここで、再び北田にボールが渡ると、キックダミーで相手をかわし一気にラインブレイク。サポートしていたSH木下皓太(人3)からFB竹中太一(商4)へとパスが通り、トライを決めた。

後半3分には、相手ペナルティーからの素早いリスタートで木下が抜け出し、北田、CTB末廣賢三(文1)へとパスがつながる。最後は、左の大外にいたWTB久保田勝己(安全4)が切り込み中央にグラウンディング。その後、竹中のこの日2本目のトライもあり、一時は7点差まで詰め寄った。

しかし、勝負所で敵陣深くのラインアウトをスティールされるなど、セットプレーに苦しむ。スクラムでは、絶対的な強さを持つ京産大に押され、スクラムトライを奪われる場面も。「相手に強みを出されてしまった」とプロップ藤井拓海主将(人4)は唇をかんだ。

終わってみれば、21-40で3トライ差をつけられたが、点差以上に収穫のあるゲームとなった。次なる相手は昨季2位の同大。バックスに関西屈指のタレントを誇るが、「バックスを止められたら十分勝てる力がある」(北田)。開幕2戦は関大らしいラグビーが展開できているため、関西の雄である紺とグレーのジャージから白星を挙げるのも夢物語ではない。【文:嶋健太朗/写真:嶋健太朗、長尾洋祐】

▼桑原監督
「ミスが痛かったが、試合内容は良かった。スクラムは相手の方が1枚上手だった。自分たちの持ち味が出ていて手応えはある。エリアを取れとはずっと言っているけど、ミスマッチだとかを見極めて隙があればどんどん行く姿勢を見せてくれた。エリアもしっかり取れていたと思う。同志社とも十分やれる。ミスもあったけど、ディフェンスは最後まで切れなかった」

▼藤井主将
「前半はペナルティーで相手にボールを渡して自陣に入られてしまった。スクラムという部分で相手に強みを出されてしまったのは課題。ディフェンスは我慢して規律を守って、やれていた。だが、ダブルタックルの時に2人同時に倒れることが多くて、枚数が足らないことがあった。なので、セカンドタックラーは仕事の見極めをもっとしていかないといけない。アンストラクチャーの場面でやってきたことが出せた。これから相手も強くなってくるので、ペナルティーが多いとどの相手でもきつい。ボールを動かして取りきることができていたので、同志社相手でも出したい」

▼竹中
「手応えはある。トライも関大の得意のパターンで取れて、後半はいけるって思えた。前半の最初は引いてしまったが、途中からは怖くなかった。相手の強みであるセットプレーで後手に回ってしまった。最悪のパターンも想定していたが、相手がそれよりも上だった。1本目のトライは、崩れたところからで、北田のキックダミーでスペースが空いたので一発で取りきるつもりだった。関大の良さが出ていた。2本目は、ゴール前で継続していて外も余っていたけど、縦を突いた。全員で取ったトライ。春はけがで1試合しか出られなかったので、春の分もチームに貢献したい。残り5試合で優勝の可能性はまだあるので、そこを目指してやっていきたい。同志社はフィジカルが自分たちより強い。相手が崩れたときにいかいにアンストラクチャーを生かしていけるか。圧勝はないと思うので、接戦をものしていきたい。ボール持ったらしっかりキャリーして、声でも引っ張りたい」

▼北田
「相手のフルバックが1枚になるので、キックを使っていこうと思っていた。ミスマッチがあることも分析してアタックしていたが、回数が少なかったので、持ち味を出し切れなかった。自分的には、最初は結構ラインブレイクできてよかったが、後半は足が止まってしまった。ラインブレイクの中心となってもっとやっていかないといけない。京産はフォワードが強くて、バックスでの勝負になると思っていた。バックス陣はディフェンスで前に出られていたけど、フォワードとの連携が足らなかった。次はゲインで前に出させないようにしたい。同志社はバックスが強い。バックスを止められたら、十分勝つ力はある。技術も体格も上の相手に対して、しんどい時に走れるかどうかがカギになる」