【準硬式野球】クリーンアップが大活躍!最終戦を笑顔で終える

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◇平成29年度関西六大学秋季リーグ戦第5節対関学大2回戦◇10月13日◇わかさスタジアム京都◇

関 大 010 310 000=5
関学大 000 200 100=3

(関大)平井、土居―庄中
(関学)田中勇、濱、鍵田、古澤―川端

【最多打点】 前田、堀口(8点)
【最多本塁打】白石(1本)
【ベストナイン】白石(一塁手)
【打撃部門】堀口(4位.400)、白石(10位.384)

最終戦を笑顔で飾ることができた。先発・平井巽(法2)が制球に苦しむ中、関大打線が5回までに5点を奪取。最後はルーキーの土居凛月(政策1)が抑え、勝ち越して秋リーグを終わらせた。

「冷や冷やした」という三浦監督の言葉通り、この日の平井は安定しなかった。3回までに許したヒットは0本なのに対し、出した四球は4つ。ボール先行のピッチングで、関学をすんなりと抑えることができない。

しかし、関大打線はそんな平井を援護する。2回表に相手の暴投も絡んで1点を先制すると、迎えた4回、打線が爆発する。この回先頭の4番・前田航平(環都2)が強気のバットで右前打を決めて出塁すると、再び暴投で進塁。続く白石幸太郎(商3)の右前打と堀口直人(経3)の左前適時打で前田が生還し、1点を返すことに成功。そして、この日3度目の暴投でさらに1点を追加すると、1番・高品吉弘(経1)の左前適時打で3点目を奪った。

このリードをなんとか守りたい平井だが、関学大がそれを簡単に許してはくれない。3点を奪ったすぐ後の4回裏。関学大の5番・建畑が放った強襲ライナーを遊撃手・堀口がグローブで弾き、出塁を許すと、ここから関学大打線の反撃が始まる。8番・小林の右前適時打で1点を返された後、代打・前田に右前打を放たれ、気付けば1死満塁のピンチに。1本で展開が一気に変わる緊迫の場面で1番・菅原の犠打によりさらに1点を奪われるも、続く打者をなんとか抑え、この回2点を献上する結果となった。

2点差で迎えた5回表。この日大活躍の前田・白石がセンター方向へのヒットを決めると、7番・庄中亮太(政策1)の左前適時打でダメ押しの1点を追加。そんな仲間の打撃での援護に、平井がようやく応える。5回裏にランナーを出すものの、6回の裏は三振2つを含む三者凡退できっちりと抑え、それまでの安定しないピッチングを払拭。その後7回裏に1点を返されるものの、「最少失点で抑えられた」(平井)の言葉通り、なんとか7イニングを3失点で抑える、上々の結果だった。8回からは1年生の土居が登板。相手のテンポを崩すスローボールで8、9回とも三者凡退で抑え、これからの活躍を期待させる投球を披露した。

新チームで始動した秋リーグの最終戦を勝利で終わらせ、勝ち越すことができた。「3位は実力相当」という三浦監督の辛めなコメント通り、最後まで守備力の課題は残ったままだった。春リーグに向けてどれだけ仕上げてくるのかに期待がかかる。強敵・同大を打ち下すため、チーム北野の下剋上はまだまだこれからだ。【文:松山奈央/写真:新潟瑞葵】

▼三浦監督
「勝利した点には満足している。だが、ピッチャー状況が苦しい。制球が冷や冷やしたが、平井が本調子じゃないながらも、3失点で抑えてくれたのは大きい。打線については特に心配はない。村松健太郎(法3)がけがから戻ってきて起用に応えてくれた。ゲームを作るバッティングで、クリーンアップが活躍してくれていた。だが、毎試合エラーと失点が多い。点を取っても追いつかれるかもしれない。何点取っても安心できない守備力に課題が残る。リーグ3位については実力相当。最後を勝ちで締めくくれて良かった。みんなで守備力を向上させて春に備えたい。同志社には勝たなければいけない。同志社に勝って、春リーグを制することを考えていく」

▼北野雅巳主将
「(秋リーグを)振り返ると、1点差のゲームが多く悔しい。守備のもろさと失点の多さが反省点。良かった点は、打撃面。点を取られても負けムードが少なく、最後まで諦めなかった。無失点に抑えなければ、というよりも、3点取られたとしてもいける、と思える頼りになる打線だった。ベンチワークはかなり良い。ベンチが良いムードを作れていることで、負ける気がしないし、その気持ちが逆転に繋がる。投手陣に関しては、投げる人も限られていて、層の薄さが目立った。守備面でのエラーが多いとはいえ、切り替えるのはピッチャーの仕事。チームとしては、守備が課題。逆転勝ちということは、点を取られているということ。先制し、守り抜くことが大切。バッティングばかりに集中していると思う。バックがプレーで流れを作れるようになることが、このリーグを通して見えた目標。前回の春も優勝しているから、目指すのはやはり優勝です!」

▼平井
「調子が悪く、四球も多かったが、最少失点で抑えることができた。序盤はボール先行で、投げていて苦しかった。最後の方は悪いなりに投げれたと思う。最終戦が負けで終わっていたら負け越していた。3位が決まっていたとは言え、大事な試合だった。自分としては先発で投げる方が良い。だが、ボール先行では信頼されない。テンポよく投げて信頼される投手にならなければ。チームとしての目標はリーグ戦に勝利し、関西選手権を勝ち抜いて、全日本(インカレ)に出ることだから、それに貢献したい。自分は与えられた所できっちりと決めるのが目標」

▼前田
「順位は決まっていたけど、勝ち越して終わろう、全員で勝っていこうと言っていた。(猛打賞に関して)うまいこと打てた。これまで安定していなかったけど、関学大戦は打率を意識していた。2試合で5本打てたのは春につながる。最多打点は取りたい賞の1つだった。4番を任せてもらって、最初は4番らしい4番ではなかったけど、みんながチャンスでつないでくれた。みんなのおかげ。今年の春リーグでエラーを3つしてしまい守備が課題だったのが、この秋は1つの送球エラーだったので、克服していっている。来年はさらに守備を安定させたい。サードに打たせたら大丈夫と思ってもらえるようにしたい。4番を任せてもらえるならまた打点王を取りたいし、リーグ優勝が1番の目標」

▼白石
「順位はもう変わらないけど、このまま負けると負け越してしまうから絶対勝ちにいきたかった。(4安打の活躍に)全部いいところに打てた。長打よりはチャンスメイクとかつないでいくことを意識した。(タイトル獲得について)3つも取れると思っていなかったので素直に嬉しい。ベストナインが1番嬉しい。来年に向けて、エラーが多いチームなので、守備を中心に練習して、冬にトレーニングを積み重ねていきたい。次の春が自分にとって最後のリーグなので、優勝したい」

▼堀口
「守りがだめだった。その分、打って挽回する気持ちでいた。シーズン序盤はエラーする度に落ち込んでいたが、試合中は明るくいくよう心掛けた。自分はエラーが多いから、まずは普通のレベルを目指したい。そして春もタイトルを取れるように。首位打者を目指します!」