【ソフトボール】新チーム始動!泉元の先制弾で開幕白星発進

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • mixiチェック

◇第49回秋季関西学生リーグ戦第1節対四天大◇10月9日◇サザンスタジアム◇

関 大 000 121=4
四天大 000 002=2

(関)大久保―高濱
(四)北出―中村

4年生が引退し、黒田圭人(文3)主将が率いる新チームが本格的に始動。スタメンには全日本インカレ3位の豊富な経験値を持つレギュラー陣に加え、新たな顔ぶれも。開幕した秋季リーグの初戦を勝利で飾り、いいスタートを切りたい。

序盤に先制点を奪いたい関大だが、2回は5番高濱友裕(情1)のチーム初安打、3回は2番井上貴裕(経3)の内野安打に続く1本がでず、チャンスをつぶしてしまう。「チャンスメイクはできるがそのあとの1本が出ない」と黒田がこぼすように、新チーム初の公式戦は先制点奪取に苦しむ立ち上がりとなった。

この日、マウンドを任されたのは、これまで2番手として関大ソフト部を支えてきた大久保博貴(情3)。「調子はよくなかったが、初回を大切にしていこうと意識した」。先頭打者に中前打を許すも、初回を4人で片付ける落ち着いたピッチングを見せる。

両者無得点が続く中、試合は4回に動いた。2回に2死二、三塁のピンチを切り抜け、3回を三者凡退に抑えた大久保を援護したい打撃陣の皮切りとなったのは7番泉元一喜(社3)。「全然狙っていなかった」と振り返った強めの打球はライト方向へ伸び、フェンスを越えた瞬間に関大のベンチは大盛り上がり。自身初の本塁打で先制点をチームに献上した泉元は笑顔でホームベースを踏んだ。

これで流れをつかんだ関大は続く5回。先頭の中岸健登(経1)が3打席連続四球で出塁すると、3番樫原悠平(商2)の左前打で1死一、二塁に。続く4番黒田は一ゴロに倒れるが、なおも一、三塁とチャンスメイク。ここで打席に立ったのは二回にチーム初安打を放っている5番高濱。春からスタメンの座を確保している1年生は4球目をしっかり捉え、センター前へ。この日2安打の活躍を見せた。さらに、センターが打球を取り損ねる間に盗塁で二塁に進んでいた黒田もホームへ生還。この回2点を追加する。

100分タイムオーバー制により、6回が最終回となることが濃厚。表でさらに1点を追加するが、その裏。これまで好投を続ける大久保がここで捕まってしまう。先頭打者に左前打を許すと、6番中村、7番加藤の中前適時打で一気に2点を奪われる。このまま白星を飾るかと思われた関大に一瞬、暗雲が立ち込めた。しかし、今まで絶対的エース・松田祐汰(人4)の背中を見てきた大久保。マウンドに集まった内野陣の声掛けで気持ちを落ち着かせ、最後は二者連続三振。粘りのピッチングで、「とにかくほしかった」1勝を勝ち取った。

「接戦で勝ちきれる」チームへ。黒田新主将率いる関大ソフト部が、昨年とは一味違った彩りを見せてくれるに違いない。【文:高木満里絵/写真:永津星斗】

▼黒田主将
「新チームになって、練習試合も2試合しかしていない状態での今日の開幕戦だった。サインプレーが上手くいかなかったり、チャンスメイクはできるのにそこで1本がでなかったりと悔しいところもあったが、大久保が流れをつくってくれて特にミスなく試合ができたと思う。(泉元の本塁打について)初ホームラン。チームが苦しいときの1本だったし、こういうところで最上回生が打ってくれるのはいいこと。(新チームについて)去年は松田さんという絶対的エースがいたけど今年はまた違ったチームになる。今日みたいな接戦も多くなって厳しい試合も増えると思うが、そういう時に勝ちきれるチームを目指していきたい」

▼大久保
「リーグ戦の開幕戦でとにかく1勝がほしかった。調子はあまり良くなかったが初回を大切にしていこうと意識した。松田さんや打線の主力陣であった4年生が抜けてプレッシャーもあったが、穴を埋めるというより、新チームなりのまた違ったチームをつくれたらと思っている。リーグ優勝するためには全員の力が必要だけど、投手陣は投手陣で高桑(公岐=シス理3)とチームづくりに貢献していきたい。持ち球はストレート、チェンジアップ、ドロップボールとたまにライズボール。MAXは120キロだが特に球速にはこだわっていない。コースをしっかり捉えてテンポよく投げるようにしていきたい」

▼泉元
「強い球がきたらなと思ってはいたが、まさかだった。全然狙っていなかった。大久保が粘ってくれていたので先制点で援護できてよかったと思う。新チームになって体制も変わって、まだまだミスは多い。残りのリーグ戦も一戦一戦大切にして成長していけたら」

▼高濱
「(今日2安打について)最近バッティングの調子も良く、ポジティブに、気楽に試合ができている。大久保さんが頑張ってくれていたので追加点をあげることができてよかった。(捕手を任されて)これから増えると思うが、今日のように配球ミスで相手に点を許してしまったり、小さなミスが大きな点につながってしまったりとまだ甘いところがある。自分は4年生がいる時から試合に出させてもらっているのでそのぶん、経験を生かしてやっていきたい」