【ソフトボール】関大らしさ全開に今季2勝目つかむ

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◇第49回秋季関西学生リーグ戦(2次部別)第3節対神戸親和女大◇10月8日◇武庫川女子大学総合スタジアム◇

関 大 003 002 0=5
親和大 000 100 0=1

(関)平木、萩森、杉本―江口
(神)浜西―東田

関大女子ソフトが本来の力を取り戻した。3回に先制パンチを食らわすと、5回には4連打で追加点。平木琴実(人3)、萩森ちひろ(人2)、杉本樹菜(人2)の投手リレーで神戸親和大打線を1点に封じ、今季2勝目を挙げた。

3回。関大打線が相手のミスにつけ込む。先頭の8番谷あゆか(人1)が四球で出塁すると、9番田平優佳(人1)がセフティーバントを決めチャンスを広げた。1番山元麻莉絵(人3)の二ゴロで1死二、三塁とする。続く、2番佐伯瞳(社2)の打球は力ない一ゴロになるが、相手の一塁手がまさかの空タッチ。これで塁上をすべて埋めた。このチャンスを4年生が生かし切る。3番杉田裕子(人4)がしっかり左犠飛を打ち上げ先制に成功すると、4番江口実里(人4)が「ライズ系のピッチャーだったので、上を捨てて転がしていこうと思っていた」と、しぶとくセンター前へと運び2点を加えた。

再び打線が火を吹いたのは5回だ。1死から江口が中前打で出塁する。続く、5番安平泉主将(人4)が右翼手の頭を越す二塁打を放ちさらにチャンスメイク。二、三塁のビッグチャンスで打席には6番辻楓(人1)。叩きのサインが出るが、辻の打球はふらふらとショート後方へと打ち上がる。また、三塁走者の代走・高橋真奈美(人2)が飛び出し、ボーンヘッドかと思われたが、黄色球は左翼手の前にポトリ。高橋が4点目のホームを踏んだ。さらに、7番今橋この実(情2)が中前打で好機を広げると、谷に左犠飛が飛び出しダメ押し。試合を決定づけた。

先発した平木は、3回まで1安打ピッチング。4回に一発を浴び降板したが、十分に試合を作った。2番手で登板の萩森は本塁打後の難しいシチュエーションだったが、後続を3人でぴしゃり。リードを広げてもらった5回も無失点に抑え、試合の流れを保った。抑えを任されたのは杉本だ。杉本はコントロールに苦しみながらも、2イニングをノーヒットで締めた。

先制しリードを守り切る関大の強みが前面に出た戦い方で今季2勝目をつかんだ。またこの試合、遊撃手の山元が3回の守備で前方へのフライに飛び込んだ際に右足をつるアクシデント。試合終盤には両足をつり「1歩動くのすらしんどい」状態だったが、「ショートは自分以外に譲りたくなかった」と、気力で出場を続けた。その心はもちろん「4年生が最後のリーグ戦」だから。次期主将を務める山元は「自分も『これが最後、このプレーが最後になる』つもりで、4年生との気持ちのギャップがないようにしていきたい」と、頼もしい一言。このチームで戦うのもついに残り1試合になり、先輩後輩関係なく結束力は強固なものがある。「楽しんでやるだけ」と安平主将。最後のゲームセットの声がかかるまで、関大らしく戦い抜く。【文:嶋健太朗/写真:高木満里絵】

▼安平主将
「楽しかった。勝てて気が楽になった。あしたにこの流れをつなげれば。つなげて点を取れたし、小技も絡められた。エラーもなくて、先制もできてこうすれば勝てるというのがやれた。あしたは楽しんでやるだけ」

▼江口
「勝ててよかった。1打席目フライで2打席目はゴロを打つつもりでうまく転がすことができた。ライズ系のピッチャーだったので、上を捨てて転がしていこうと思っていた。あしたの試合は本当の最後。全員で楽しみたい。勝ちに行くつもりで、負けていても逆転する気持ちを忘れずにやりたい。先制点を取って、関大らしくやりたい。関大らしく、それが一番だと思う」

▼山元
「足は疲労がたまっていて、(3回に)打球に飛び込んだ時に右足をつった。最後は両足にきていたけど、もう残り3試合しかなくて1試合も気が抜けない状態で全力以上のものを出して体にも負担が来ているのかもしれない。守備では一歩動くのすらしんどくて、スローイングも正直しんどかったけど、最後までショートは自分以外に譲りたくなかった。代わる気持ちはなかった。痛いとか、しんどいとか思うことあったけど、気持ちで。4年生が最後のリーグ戦で、自分もこれが最後、このプレーが最後になるつもりで、4年生との気持ちのギャップがないようにしていきたい。あしたがほんまに最後なので、120パーセントの力で頑張りたい。次は新チームで不安の方が多いけど、4年生が残してくれたことは引き継いで、技術を基礎から見直してさらにスキルアップしていきたい。1部で一つでも上でやっていけるようにしていきたい」