【ソフトボール】全国準Vの壁厚くコールド負けも、雰囲気◎

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◇第49回秋季関西学生リーグ戦(2次部別)第2節対園女大◇10月8日◇武庫川女子大学総合スタジアム◇

関 大 000 00 =0
園女大 203 11x=7

(関)杉本、萩森―江口
(園)根本、三原―椛山、鴨嶋

やはり絶対王者の牙城は高かった。全日本インカレ準優勝で世代別日本代表をそろえる園女大の前に、サヨナラコールド敗戦。しかし、試合後の選手の口からは意外にも「楽しかった」との声が聞こえた。

初回、先頭の山元麻莉絵(人3)が2球目をとらえ中前打で出塁すると、ベンチは大盛り上がり。後続が続かず得点には至らなかったが、序盤から雰囲気は最高潮。春の王者に臆することなく挑んだ。

その裏に先発の杉本樹菜(人2)が先頭打者アーチを浴びるなど2点を先制される。しかし、2回の守りを、二ゴロ、左飛、投ゴロで打ち取り三者凡退でベンチに戻る選手の顔には笑みが浮かんだ。

「雰囲気がよかった」。安平泉主将(人4)は話す。空元気ではない。敗戦が込んだ直近の3試合とは違う、ソフトボールを心から楽しむ関大らしさがそこにはあった。4年生は残り3試合で引退となるが、最後の最後にチームのムードを最高潮へと押し上げてきた。

だが、女王の勢いは止まらない。3回以降も園女大に実力の片りんを見せつけられ、リードを広げられる。3回途中から登板の萩森ちひろ(人2)に対しては、代打で出てきた選手も確実に失投を逃さず仕留められた。

また、関大がこの試合で放ったヒットは初回の山元と5回の辻楓(人1)の中前打の2本だけ。エースの原を温存した投手陣を捕まえることができず。山元は「原さんを引きずり出したかったけど、先発してこない時点で余裕に思われている」と、悔しさを口にした。

園女大にコールド負けを喫したが、下を向いてはいない。今リーグ戦では、なかなか出番のなかった小山真実(人3)や田村朱里(人2)がグラウンドに立つなど、この一戦で得た経験は代えがたいものがある。「1部と2部では大きく違う」と副将の江口実里(人4)。今後、関大が常勝軍団へとはばたくためには、この一戦を忘れてはいけない。【文:嶋健太朗/写真:高木満里絵】

▼安平主将
「園大とやれていい経験になった。楽しかったし、雰囲気もよかった。収穫のある試合だった」

▼江口
「1試合目は楽しかった。勝つぞって思って入っていたし、入りは良かった。相手のピッチャーのチェンジアップはよかったし、見習うところがいっぱいあった。この経験は今後につながる。ピッチャーにとっては本当にいい経験。1部と2部では大きく違う。1部昇格の時より、よくなったかなって思っていたけど、コース突いても打たれてしまった。球の精度を上げていかないといけないといけない。もう少しできたと思うし、もう少し食らいつけた。いつかは園大を倒せるチームになってほしい」

▼山元
「園大戦は楽しかったけど、7回までやりたかった。そこまで押された感じはない。園大とやれて、これまでにない成長というか、自分たちで勝手に決めていたラインを越えられた感覚があった。正直なところでは、エースとやりたかった。引きずり出そうとは思っていたけど、先発してこない時点で余裕に思われているのが悔しい」