【野球】石田光奮闘も開幕白星ならず

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◇平成27年度関西学生秋季リーグ戦第2節対近大◇9月12日◇皇子山球場◇

近 大 000 010 000=1
関 大 000 000 000=0

(近)畠―山野
(関)石田光、増村―久米

春季リーグ戦では、打撃陣が振るわず3位という悔しい結果に終わった関大。舞台は変わり、先週末から秋季リーグが幕を開けた。この日が初戦となる関大は19年ぶりの優勝を果たした昨秋の再現を狙う。

大事な開幕戦のマウンドに上がるのは関大の絶対的エース・石田光。初回の立ち上がりをわずか7球で三者凡退に打ち取り、チームに勢いをもたらす。

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しかし、相手マウンドに立ちはだかるのは、2試合連続完封中の畠だ。関大は畠の低めに決まるストレートに苦しみ、内野ゴロの山を築かされる。緊迫した投手戦で試合は進んだ。

迎えた5回表、ついに試合が動く。1死から、強烈な打球が三遊間に転がった。今季から遊撃手にコンバートされた永岡が必死のプレーで追いつくも、一塁へ悪送球。2死二塁となり、最後は相手1番打者を一ゴロに打ち取ったかに思われた。しかし、一塁手・平岡が痛恨の失策でピンチ拡大。この場面を石田は「何とかカバーしたかった」と振り返ったが、続く2番・末武に中前適時打を浴びる。自滅という形で先制点を許し、悔いの残る回となった。

追いつきたい関大は7回。ここまで完全に抑えられていた畠から、先頭打者の2番・多田がチーム初安打で出塁。

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続く3番・西田尚がきっちりと犠打を決め、1死二塁のチャンスで中軸に回る。しかし、畠の気迫あふれる投球に4、5番が連続三振に封じられた。

敗戦の色が漂う中、ベンチ、スタンドは最後まで勝負をあきらめていなかった。なんとしてでも開幕戦白星を挙げたい関大は、9回に驚異の粘りを見せる。相手の失策から得た、2死一、二塁のチャンス。二塁走者は、関大が誇る足のスペシャリスト・山下信だ。一打同点の絶好機に代打・藤井勝が登場する。1ボール1ストライクからの3球目を振り抜いた。

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打球は三遊間を破り、二塁走者・山下信もこん身の走りで三塁ベースを蹴る。きわどいタイミングで本塁クロスプレーとなった。

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関大スタンドは同点を信じて静まりかえるも、判定はアウト。その瞬間、関大の開幕黒星が決まった。

畠にリーグタイ記録となる3試合連続完封を許す敗戦に試合後、早瀬監督は「どういう形であっても点を取らないと勝てない」と打撃陣の奮起を促した。秋連覇、神宮の舞台に返り咲くためにも、勝ち点を落とすわけにはいかない。しかし、開幕戦を戦い地に足がついた関大ナイン。明日こそ勝利し、神宮の舞台返り咲きへ、勢いを加速させたい。【高橋良輔】

▼早瀬監督
「どういう形であっても点を取らないと勝てない。石田、久米のバッテリーは工夫して頑張っていたし、石田はよく頑張ってくれた。先に点を取ってリードしないと今日みたいにゼロで苦しくなる。早いイニングに点を取ってリードする展開に持ち込むことが大きな課題。多田はポイントになる選手だし、西田や杉本にも期待している。最終的にみんながポイントとなって、誰が出てきてもいい状態で戦いたい。また、明日勝ちを目指してやっていきたい」

▼石丸主将
「ラストシーズンということで、4年生として、チームとして戦えるのは最後になる。この1年間やってきたことを出し切る。今日みたいなゲームをしていたらいけない。ピッチャーは粘ってくれたが、野手がそれをカバーできなかった。明日は先制点を取って勝つ」

▼石田
「今日に合わせて夏を過ごして来たので、形的には負けてしまったけど、いい投球ができた。次につながる投球だった。(失点の場面は)エラーが続いて、自分がカバーしたかったけど、もうひと粘りたりなかった。仕方のないことだけど、反省したい。春は130㌔台のボールをコンパクトに打ち返された。今日はストレートと緩いカーブを使うことを意識していたし、ピンチの時は細かいところは割り切って特にストレートで押せたと思う。相手投手の畠はこれで3試合連続完封。絶対に負けたくないと思って投げていたが、負けてしまった。でも、チームが明日勝ってくれると思うので、3戦目に投げ合うことをイメージして過ごしたい」