【アイススケート】近畿連覇狙う中村、SP首位でフリーへ

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◇2017近畿フィギュアスケート選手権大会◇10月7日◇尼崎スポーツの森◇

【シニア男子SP】
1位 中村優(政策3) 64.86
3位 本田太一(経1) 59.70

いよいよ本格的にスケートシーズンが開幕。今大会はオリンピックシーズンでもある今季の全日本選手権の選考会を兼ねた重要な大会。関大からも多くのスケーターが名乗りを上げた。初日はシニア男子のショートプログラム(SP)に中村、本田が出場した。

2番滑走でリンクに姿を見せた中村は、昨年この大会で200点越えでの優勝を収めている。練習量を増やし、着実にパワーアップ。飛躍の年となった昨年からの期待もあり、大きな歓声に迎えられてリンク中央へ。

冒頭のジャンプはトリプルアクセル。6分間練習でも時間をかけて確認を行っていた。練習できれいに着氷した数は多くはなかったように思われたが、「そこは心配していなかった」。本番では、高さもある見事なアクセルを見せる。しなやかなスケーティングと鍛え上げられた表現力が、『孤独』がテーマだという大人の雰囲気漂う曲によく合っている。

ジャンプにミスが出てしまいノーミスとはならなかったが、中村の真骨頂であり新境地を見る思いに、観客からも惜しみない拍手が送られた。64.86で暫定1位となる。

続いて本田が鮮やかな赤の衣装で登場。「6分間練習から感覚が合っていなかった」と本田。それでも明るく軽快なリズムに合わせて、のびのびとしたステップを披露した。

大きなミスもなく59.70。演技後、「乗り切れていなかった」と語ったが、暫定で2位につけた。

すべての演技が終わり、本田は3位、中村は逃げ切って1位。1日空けて、フリーは2日後の9日に行われる。中村はフリーに大技を組み込む予定だと宣言。「しっかり休んで明後日(フリー)は頑張りたい」と本田も気合十分だ。全日本選手権へ期待の高まる演技を見せてくれた2人のフリーにも注目したい。【文:庄田汐里/写真:谷 風花】

▼中村
「(成功した)コンビネーションがないわりには(点数が)出た方かなと思う。コンビネーションの1つ目で軸がぶれて、いつもだったら戻せるところを今回は戻せなかった。(6分間練習ではトリプルアクセルが不安要素に見られたが)そこは心配していなかった。(SPの曲について)自分を代表する曲として捉えてもらえたらうれしい。初めてやる曲調なので、最初は自分でもちょっと暗いなと思ったりもしたが、大事に滑っていきたい。『孤独』がテーマなので自分でも意識している。振り付けはジェフリー・バトルで、頭を抱えたりする振りも、入り込めるというか意識をしている。(4回転ジャンプは)悪くはない。あとは右足で立つだけ、というくらい。フリーには一応(4回転ジャンプを)入れる予定でいる」

▼本田
「6分間練習から感覚が合ってなかった。そのまま本番に入ってしまった。調子が悪いわけではなかったが、乗り切れていなかった。全日本につながる大会なので、近畿大会で見つかった課題を西日本に向けてつぶしていきたい。フリーではアクセルを2本と、その他は様子を見ながら決めていきたい。(当日の妹の活躍について)望結の演技は見れていないが、初めてのジュニアの試合で難しいと思うところをよく頑張っていたと思う。妹たちも同じチームのみんなも関大の仲間も、みんながいい演技をして1人でも多く全日本に出てほしい。今日の(自身の)演技は何とも言えなかったので、明日はしっかり休んで明後日は頑張りたい。昨年よりいい練習はできているので、あとはその成果を試合で出すだけだと思う」