【野球】雨中の乱打戦制し、首位キープ

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◇平成29年度関西学生秋季リーグ戦第5節対近大3回戦◇10月6日◇南港中央野球場◇

近 大 200 020 410=9
関 大 353 020 00X=13

(近)小寺、松井、横山、伊波、岡田、谷川―川上、山本
(関)山本、肥後―高橋佑

関大が16安打13得点の猛攻で近大を下した。5番に座った松島恒陽(人2)が逆転2ランを含む4安打4打点の大暴れ。序盤3イニングだけで11点を奪い、試合を優位に進めた。


▲松島恒

2点を先制されて迎えた1回裏。主砲の一発で関大打線に号砲を鳴らす。4番倉川竜之介(文2)の内野ゴロの間に1点を返し、2死一塁の場面。打席に入ったのは5番松島恒だ。近大1回戦からサウスポー対策として先発している松島恒。きょうの近大先発も左腕三羽烏の1人、小寺だった。勝負を分けたのはカウント1-2からの5球目だ。スラッガーは甘く入ったスライダーを見逃さなかった。「打って勢いをつけたいと思っていた」と、フルスイングした打球は快音を残してレフトスタンドへと一直線。これが逆転の2ランホームランとなり、関大打線に一気に火が付いた。


▲松島恒

こうなると関大の勢いは止まらない。2回だ。2死一、三塁とチャンスを作ると、2番古川陸(商3)、3番太田健裕(文3)、4番倉川、5番松島恒が4者連続タイムリー。この回から近大は決死の継投策を見せたが、意に介せず一挙5点を奪う。


▲古川


▲太田


▲倉川


▲松島恒

3回には、1番多田桐吾(人3)、2番古川の連続適時打と相手投手の暴投でさらに3点を追加。3回までに9点のリードを取り、試合を決定づけた。


▲多田


▲古川

第3戦の先発を託されたのは山本隆広(人3)だ。連盟史上2人目の完全試合達成から中4日。再び南港中央のマウンドに上がった。しかし、この日の山本は制球が定まらない。先頭の小深田を四球で歩かせると、その後2本のタイムリーを浴び2点を献上した。また、悪天候の影響からかぬかるんだマウンドに足を取られ、思うようなボールが投げられない。6回まで4失点と、まずまずの内容で試合を作ったが、7回に4番佐藤に本塁打を許すなど、4点を与える。続く、5番中川を四球で出したところで降板した。


▲山本

7回途中から登板した肥後皓介(人2)は、「とにかく0に抑えるしかないと思っていた」と、丁寧な投球を披露する。6番井町を見逃し三振に切って取り7回の守りを終わらすと、8回に1点を失ったものの、要所を抑え乱打戦となった試合を締めた。

▲肥後


▲肥後(左)と高橋佑八(経3)

春の覇者を倒し、勝ち点を3に伸ばした関大はがっちりと首位の座をキープ。次戦は、優勝への天王山となる立命大戦だ。「立命戦が本当のヤマ」と早瀬万豊監督。勝って兜の緒を締める。また、あと二塁打が出ればサイクル安打だった松島恒は「ちょっと意識した」と笑顔を見せたが、「もっと打線が爆発して全勝するつもりでやっていきたい」と目に力を込め意気込んだ。投打の歯車がかみ合い出したいま、苦手・立命大だろうと蹴散らす準備はできている。【文/写真:嶋健太朗】

▼早瀬監督
「これも野球。松島の2ランで初回に取り返してくれたのが大きかった。彼は思い切りのいいバッターなので、それがいい方向にいってくれた。マウンドがぬかるんでいるのが気になっていて、山本もコントロールに苦しむ場面があった。(完全試合の)勢いを持って投げてくれると思ったが、きょうは立ち上がりからすっぽ抜けがちょっと多かったかな。阪本大と山本の2人の予定だったが、肥後が調子いいので。阪本には序盤からでも行くつもりで準備はさせていた。肥後はそれなりのボールを見せてくれた。近大に勝てたのは大きいが、立命戦が本当のヤマになる。立命は選手層が厚いので簡単にはいかない」

▼松島恒
「打った瞬間に入ったなと思った。多分スライダーがインの甘めに入ってきていいスイングができた。前の試合で打ってチームに勢いをつけられたので、きょうも打って勢いをつけたいと思っていた。左ピッチャーということで起用されているので、打ち返さないといけないと思っていた。2打席目は2本目を狙っていたが、来た球を右方向にチームバッティングで。サイクル安打もちょっと意識したけど、詰めが甘かった。みんな勢いついていい感じで振れているので、立命戦も爆発できるように。(雨の中の試合だったが)南港は打球が早くなるってわかっていたので、全部体で止めるつもりで守っていた。きょうは全部いい方向にいった。持ち味の長打力とフルスイング生かして5番として長打を打ててよかった。オープン戦は調子が良くて、リーグ戦もスタメンあるぞって言われていたので、いい結果を出せて自信になる。今いい感じでチームが来ているので、もっと打線が爆発して全勝するつもりでやっていきたい」

▼肥後
「とにかく0に抑えるしかないと思ってマウンドに上がった。調子自体は悪くない。きょうは山本さんと阪本さんの予定だったが、乱打戦になって7回に点を取られたときにもう1回準備しとけと言われた。準備は初回からしていた。雨は気にならなかった。近大打線を意識せず、勝てればと思って自分のピッチングをするだけだった。試合が終わった時はほっとした。最終回は0で締められて良かった。立命戦がヤマになる。投げる機会があれば、しっかり投げて勝てるようにがんばりたい」