【アイスホッケー】立命大に勝利も、課題は「立ち上がり」。

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◇第64回関西学生リーグ戦第4節対立命大◇10月1日◇滋賀県立アイスアリーナ◇

【第1P】関大1—0立命大
【第2P】関大1—0立命大
【第3P】関大3—0立命大
【試合終了】関大5—0立命大

前節関学大に9−0の快勝を収め、1段ずつレベルアップする姿を見せた3日後。おなじみのたかつきアイスアリーナを離れ、滋賀県立アイスアリーナで試合は行われた。相手は立命大。「他の大学に比べると個々のスキルが高い子がまだそろっている」(大迫敬二郎コーチ)と、気を抜いてはいけない相手だ。関西王者と呼ばれ続ける関大の勝負強さを存分に発揮したい。

「立ち上がりが悪かった」(土居功弥主将=人4)。前節4点の勢いとは逆に、今節は得点力に欠ける第1Pとなる。香田悠匠(ゆうじ=人3)、ロウラー和輝(商1)がそれぞれミドルシュートを放つも、相手GKの手中に収まり、そう簡単に先制ゴールとはいかない。自陣でのプレーも余儀なくされ、先制点が決まったのは開始10分が過ぎたころ。香田から渡ったパックを工藤雅基(経1)がブルーライン付近から放ち、直接ネットを突き刺した。残り1分、相手のパス回しからDF陣が追いつかないままシュートを放たれ、ひやりとする場面も見られたが、体を張ったブロックで得点は許さない。シュート数は関大19本、立命大11本と圧倒的な差を見せれずに第1Pを終えた。

第2Pは立命大に勝るスティックワークとパス回しで前へ前へと攻める関大。7分、スロットでシュートを伺う関大は、香田からゴール前の鈴木大貴(人3)へパス。相手GKが前へ出たのを見計らい最後は安田歩実(人3)が押し込み追加点を奪った。その後も相手の倍のシュート数でゴールへ迫るも、「ブロックショットなど、しつこく固めてくるチーム」と、土居主将が語るようにゴール前の守備を破れず得点には結びつかなかった。ここまでで計2得点と、ロースコアで最終Pを迎えてしまう。

「ただシュートを打っているだけでは相手も当ててくるのでそこをどう崩すか個人個人考えていた」。この答えが出たのが第3Pだった。開始1分で香田が3点目を決め、照井皓太(人2)のゴールも加え、関大らしいプレーが見え始める。フォアチェックとパスカットを繰り返し、「3Pは早くプレッシャーをかけて守る時間が少なくなった」(大迫コーチ)。素早い連携プレーでラスト5分には、この試合が復帰戦となった小竹 凌(商3)のダメ押し弾を受け、5−0。最終Pで華麗に3ゴールを決め、試合終了となった。

最終Pでなんとか勢いを取り戻した関大だが、やはり課題は「立ち上がり」。土居主将が何度も口にし、今節ではそれが得点になって現れた。タイトなスケジュールのリーグ戦の中で、立ち上がりなどの課題をどれだけクリアできるか。日本一への試行錯誤は続く。【文:西井奈帆/写真:三木勇人】

▼大迫コーチ
「今日は全体的に終始、雑なプレーが見られた。守りの時間も多くなって決定力が足りなかったので、いかに守りの時間を減らしてシュートチャンスを作るかが必要。1Pで1点というのは少ない。シュートに行くまでの過程をもっとしっかりできればシュートチャンスも増やせる。3Pは早くプレッシャーをかけて守る時間が少なくなった。関学大戦では全員で守って全員で攻めてと、個々が役割を果たそうという最低限のゲームができた。けど、今日になると個々がバラバラだし、人任せになっていくと点が取れなくなっていく。立命大は、他の大学に比べると個々のスキルが高い子がまだそろっている。あんまり調子乗らせるとやられてしまう。どの試合でもスタートから、セットでしっかり役割を果たす意識を持つことが大事になってくる」

▼土居主将
「前節関学大戦で少し良いゲームだったので気の緩みが出て、立ち上がりが悪かった。立ち上がりでのパックの運びができなかったのと、スケートしなかったというのが全体を通してあった。良かった時の試合はスケートして全体的にスピード感のあるホッケーをしていた。しかし、それが今日はなかった。(1P、2Pが1得点ずつで)残り20分しかない中で正確なホッケーをしようと話した。どのピリオドも立ち上がりで決まることが多いので、それができて第3Pの得点につながった。立命大はゴール前でブロックショットなど、しつこく固めてくるチーム。僕らもただシュートを打っているだけでは相手も当ててくるのでそこをどう崩すか個人個人考えていたと思う。その結果が3Pの最後に出たと思う。DFが攻めて上がって、ターンオーバーでカウンターをかけられる場面が多くあって攻めの意識も大事だけどもうちょっと守りの意識があっても良かった。(次節に向けて)やっぱり立ち上がりは大事なので上回生中心になってもっといいゲームをしたい」