【野球】阪本大が15回0封も、3時間の熱戦はスコアレスドローに終わる

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◇平成29年度関西学生秋季リーグ戦第5節対近大1回戦◇9月30日◇南港中央野球場◇

近 大 000 000 000 000 000=0
関 大 000 000 000 000 000=0

(関)阪本大―久米、高橋佑

(近)小寺、横山―川上

長時間の激戦の決着はつかなかった。秋季リーグ優勝へ重要な一戦となる近大戦。エースの阪本大樹(経4)の熱投に打線がこたえられず、両校ともに本塁を踏むことはなかった。

1回、2番に入った太田健裕(文3)が内野安打で出塁。しかし、4番倉川竜之介(文2)の打席の際、牽制死に倒れ、チャンスを生かせない。2回以降も、毎回のように走者を出すが、なかなか得点することができない。

一方、関大の先発・阪本大樹(経4)は序盤から落ち着いたピッチングを見せる。5、6回は2イニング連続で相手打線を三者凡退に抑える。6回終了時点で二塁すら踏ませない。しかし7回、ヒットと送りバントで1死三塁のピンチを迎える。この試合初めて得点圏に走者を背負うが、5番中川を中直に打ち取り、得点を許さなかった。

阪本大が好投を続ける中、何としても先制したい打線だが、近大の継投の前に終盤は走者を出せない。試合は0-0のまま延長戦に突入する。

延長13回裏、関大は2死一二塁とサヨナラの絶好機を作り、打席には途中出場の若泉洸仁(人3)を迎える。しかし、中飛に倒れ、ここでも得点できなかった。その後は両校ともに決め手を欠き、規定により延長15回引き分け。最後まで試合が動くことはなかった。

世界を経験したエースが15回無失点と力を見せた。しかし、「打線が0点では勝つことができない」(早瀬万豊監督)と、打撃陣には課題が残った。だが、敗戦後には「また明日頑張ろう」という声が飛ぶなど下を向いている選手はいない。3時間越えの熱戦を戦い切った関大が2連勝で勝ち点を奪う。【文:多田知生・長尾洋祐/写真:多田知生】

▼早瀬監督
「今日は長打を意識した打線を組んだが、不発に終わってしまった。阪本は1人でよく投げ抜いてくれたが、打線が0点では勝つことができない。甘い球をファールにしていて、捉え切れていない。阪本は、制球力、球の切れともに落ちなかった。球も上ずっていなかったので、代える気はなかった。明日も左投手が先発してくると思うので、今日出た課題をしっかりと生かさなければならない。打線としては、最低でも3点以上は取っていけるようにしたい

▼阪本大
「試合前から相手の映像を観たり、データを集めたりして、雰囲気を掴むことは意識していたので、準備していたように投げることができた。(終盤のピンチでは)世界を経験したから、ここで打たれてはいけないという気持ちが出た。明後日も投げることになると思うが、疲労のことは言っていられない。しっかりと投げ切って勝ちに行きたい」