【柔道】攻撃的な柔道見せるも、山本1回戦敗退

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◇平成29年度全日本学生体重別選手権大会1日目◇9月30日◇日本武道館◇

[男子81㌔級]
1回戦 ●山本―溝口(桐蔭大)

勝負は、一瞬のうちに決してしまった。山本哲也(文4)は試合序盤を有利に進めながらも、課題であった寝技で仕留められた。

日本武道の聖地、と称される日本武道館。関大からは昨年同様4選手が全日本インカレへの切符をつかむ。大会1日目は、関西学生体重別選手権大会で2年連続のベスト8入りを果たした男子81㌔級の山本のみが試合に出場した。

初戦の相手は桐蔭大の溝口だ。8月に関大で行われた合同稽古で相まみえ、「寝技が強いのは分かっていて警戒していた」と山本。悪い展開にならないよう、序盤は相手を攻め立てた。技を何回も何回も積極的に仕掛け、相手に指導を与える。

しかし、完全に山本有利に試合が進んだことで、わずかな気の緩みが出てしまった。沈黙を守っていた溝口が最初に放った技が見事にハマる。そのまま寝技に持ち込まれた山本に、なすすべはなかった。

終始ペースを握りながら、勝てなかった。だが、山城正記監督は「アグレッシブな柔道ができている」という部分で評価。10月末の団体戦に向けては、集中力の持続に期待を込める。また山本自身も、「集中力を切らさないように、日頃の練習から見つめ合っていく」と、もう1カ月を切った大会に目を向けた。

大会2日目となる明日は、関西大会で3位入賞の3選手が出場予定。山本の無念を晴らすためにも、少しでも多く勝ち進みたい。【文/写真:谷 風花】

▼山城監督
「山本の課題の寝技だった。前半は山本のペース。あのままいけたらと思っていたが、一瞬の隙を突かれた。山本は試合中にエアポケットに入る。その気を抜く隙から生まれた敗戦だと思う。(溝口は)8月に大学に来てくれて、練習した相手。弱くも強くもないが、もし自分が向こうの監督だとしたら、寝技を狙えという。その分、山本も警戒しているはずだった。立ち技に関しては良くなっている。また、前までは消極的で逃げ腰になることもあったが、この間の関西でも攻撃的な、アグレッシブな柔道が出来ていることは、1年での成長。組み手も妥協して相手の後ろを持たずに、自分の技が出せるように前襟を持つようになった。ただ、やはり寝技は4年間成長がなかった。もう少し指導の必要もあったかと思う。(全日本体重別団体の)81㌔は門阪(将吾=法4)と山本がエントリーしている。山本には攻撃的な柔道で、気が途切れることのないように。持続した集中力に期待したい」

▼山本
「自分は寝技が課題。相手の寝技が強いのは分かっていて警戒していたけど、最後弱い部分が出た。前半は指導も取って、もう一つ取れたらポイント勝ちかなと思っていた。ただ、試合で向こうと組んだ感じでも、寝技か返し技を狙っているのを感じた。今後悔しても遅いが、立ち技で攻めていたら、勝てたかもしれない。調子としては、前の無差別の団体の時に足をけがした。だから、調子が悪いとは言わないが、良くはなかった。でも、この試合に向けて整えては来たし、調子が万全ではないといえ、全国は2回目だから緊張もしてはいなかった。個人は終わったが、10月末に団体がある。切り替えて、足を引っ張らないように団体に向けてはやっていこうと思う。もうあと1カ月しかない。日頃から集中力を切らさないように、練習から見つめ合っていく。悪いところは治らないと思うので、いいところを伸ばせるようにしていく」