【準硬式野球】同大相手に価値ある引き分け

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◇平成29年度関西六大学秋季リーグ戦第2節対同大1回戦◇9月21日◇南港中央野球場◇

同 大 200 010 000=3
関 大 011 000 001=3

(同)富永―澤村
(関)北野、平井―庄中

平井巽(法2)の劇的同点打で全日本大学選手権覇者の同大との1回戦を引き分けに持ち込んだ。

2-3で迎えた9回裏。関大は1死から7番吉田翔騎(人3)が左前打で出塁する。


▲価値ある出塁の吉田

続く打者は8回からマウンドに上がっていた8番平井だ。投手に打順が回るが、関大ベンチは代打を送らず、神大戦でタイムリーを放つなど打撃に自信のある平井に任せる。相手投手はリーグ屈指の右腕・富永だ。しかし、左打席で構える若武者は「真っすぐ1本に狙っていた。打てる」と気負いはなかった。2球目だ。待ち構えていたストレートが懐へと吸い込まれる。フルスイングで白球を叩いた。力強くはじき返された打球はグングンと伸び、右翼手の頭を越えた。代走の一塁走者・伊藤慶(経1)は三塁ベースを蹴る。同大も必死の中継プレーで本塁へと転送するが、送球が少し高めに逸れた。その間に伊藤は捕手と交錯しながらも決死のスライディングでホームイン。


▲同点打を放つ平井


▲伊藤がホームイン

起死回生の同点打に関大ベンチは総出でお祭り騒ぎに。


▲伊藤(左から3人目)を迎える選手たち

殊勲の一打を放った平井は、塁上で高々と右の拳を突き上げた。


▲平井は塁上でガッツポーズ

この日の先発は主将の北野雅己(経3)。神大戦では乱調した右腕だが、この日はストレートに切れがあった。初回、四死球にエラーが絡み2点の先取点を与えたものの、その後は粘りのピッチング。強打の同大打線を7回3失点に抑えた。


▲先発した北野

8回からスイッチした平井は2回を6人で抑えるパーフェクト投。9回には、三者連続三振を奪うなど、好援でチームに流れを呼び込んだ。


▲好リリーフの平井

打っては、5番の堀口直人(経3)が2回に反撃の口火となる右中間への三塁打を放つと、3回には1死満塁から中犠飛をかっ飛ばし好調ぶりをアピール。


▲2回、三塁打を打った堀口

しかし、遊撃を守る堀口が3つのエラーを犯すなど、開幕節から変わらず守備には不安を残した。また、7回のチャンスでは、代走で出た竹中優真(社2)が三塁の占有権を放棄しタッチアウトに。勝負所でのミスが響いた。

北野主将も「エラーが多いのは課題」と唇をかむ。それでも、関大の強みであるベンチワークは健在。最後まで盛り上がる気持ちがグラウンドにも伝染した。「負けなかったのは大きい」と北野。負けゲームを引き分けに持ち込んだ勢いはあすにも必ず残る。リーグ連覇に向けて、同大撃破は避けては通れない道だ。【文/写真:嶋健太朗】

▼北野主将
「なんとか引き分けられた。神大戦も最後の粘りで勝てて、チームカラーが出ていると思う。9回はベンチも沈んでいなかったし、いけるなって雰囲気があった。ベンチワークで選手の力を引き立ててくれている。エラーが多いのは課題で、序盤に出て失点につながった。試合をしていく中で直していかないといけない。それでも、きょうは投げていて守備に助けられた。(4回に)セカンドライナーでゲッツーを取ってくれたのもそうだし、キャッチャーの庄中が盗塁を刺してくれた。序盤は硬い部分もあったが、だんだんと集中力が上がっていていたし、切り替えていけた。練習試合では大量失点で負けていて、不安もあったが、負けなかったのは大きい。(自身の投球については)立ち上がりにフォアボールを出してしまってエラーを誘発してしまった。そこが課題だと思う。7回投げられたのはよかった。回を重ねていくにつれて、庄中とも話し合って修正して球も良くなっていた。いま同志社と2勝1分で同率。あしたなんとかして1勝を。きょうの勢いそのままにベンチワークを徹底して、先攻なんで先制取って突き放したい」

▼平井
「(最後の打席は)真っすぐ1本に狙っていた。初球見逃してこれなら打てるなと思った。緊張もなくリラックスして自分のバッティングをしようと思っていた。打てて素直にうれしかった。神大戦でタイムリーを打っていたのでスタッフ陣も期待してくれていたと思う。(ピッチングは)調子が良かったので思い切って投げた。チームに流れを呼び込みたいと思っていたので、三者三振でいい形で攻撃につながったと思う。ピッチングで気持ちが入っていたのでタイムリーにつながった。春のリーグでも同志社相手に先発して抑えていたので怖いイメージはなかった。神大戦は守備のミスもあって、ピッチャーも抑えよう抑えようとひとりよがりになっていたところがあった。きょうはバックを信じて投げられたし、ベンチの雰囲気も良かった。あしたもリリーフになると思うので、きょうみたいに流れを持ってこられるピッチングをしたい」