【野球】後半に強い関大野球で同大撃破!

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◇平成29年度関西学生秋季リーグ戦第3節対同大2回戦◇9月19日◇南港中央野球場◇

同 大 000 000 001=1
関 大 000 000 11X=2

(同)溝田、村居、福島―山岸
(関)山本―高橋佑

後半勝負で強さを見せた。両チーム0行進で迎えた7回裏。1死から5番太田健裕(文3)が左中間を破る三塁打で出塁する。


▲太田

続く6番西田友紀(商3)への代打として、関大ベンチは左の上田竜也(政策2)を用意するが、ここで同大ベンチも動く。ここまで関大打線を2安打に抑えていた先発の右腕・溝田から左の村居にスイッチ。すると、早瀬万豊監督が再びベンチから選手を呼び出す。代打の代打として登場したのは切り札の前田悠(法4)だ。この秋にリーグ戦初安打を放つなど、4年目にようやく花開いた苦労人に関大ベンチは賭けた。勝負はカウント2-0からの3球目だった。サインは「インパクトゴー」。確実に1点を狙う作戦に「ゴロを打つ練習はずっとしてきた」と前田には自信があった。三塁前へ思い切り叩きつけると、三塁走者の太田が快速を飛ばしてスタート。前進守備を敷いていた同大・三塁手の前田は捕ってから素早く本塁に転送するが、少し一塁方向へとボールが逸れた。その間に、太田は勢いのあるスライディングで生還。作戦が見事にはまり関大に待望の先制点がもたらされた。


▲前田

続く8回、同大は追加点をやらすまいとエース福島が登板する。しかし、関大は福島を攻めたてると、1死満塁のチャンスを作る。ここで、4番の倉川竜之介(文2)にタイムリー内野安打が飛び出し同大を突き放した。


▲倉川

関大先発の山本隆広(人3)は最終回に1点を失ったものの、初回から打たして取るピッチングがさえ凡打の山を築く。ノーエラーのバックにも支えられ1失点完投。また、女房役の高橋佑八(経3)が2度盗塁を阻止するなど、バッテリーで守りのリズムを作り勝利を呼び込んだ。


▲山本


▲高橋佑


▲高橋佑(左)と山本

同大に対し4季連続2連勝での勝ち点奪取にも気を緩めることはない。次戦は優勝を占う、今春覇者の近大との大一番だ。「近大、立命に勝つには打つ方の状態を上げていかないと」と指揮官は野手陣に発破をかけた。春は京大、同大に勝ち点を奪ってから近大、立命大を相手に崩れV逸した。しかし、秋の関大は一味違う。完全優勝に向け、もう一つも落とすつもりはない。【文/写真:嶋健太朗】

▼早瀬監督
「うまく溝田君に攻められてボール球に手を出させられた。後半勝負かなと思っていたので、いやらしい形でも先に点を取れてよかった。春も同じカードで京大、同志社に勝った後につまずいた。近大、立命に勝つには打つ方の状態を上げていかないと。山本は最後バタバタしたのが気になる。阪本と違うのはこういうところ。最後の3つのアウトが重たい。勝ち急ぐところが課題。高橋は盗塁を2つ刺してくれた。バッテリーの共同作業で、守りのリズムをつくってくれた」

▼山本
「野手に助けられた。この2試合ノーエラーでバックを信頼できるので打たせていった。早いカウントで勝負ができた。最後は詰めの甘さが出た。勝ちを急いでしまった。(9回は)レフト方向に風が吹いていたので、レフト方向には打たさないようにしようと思ったが、うまく打たれてしまった。向こうのピッチャーも緩急使ってなかなか打てないのは打席の中で感じていた。味方が点を取るまで待つことだけを考えていて、勝つ投手は当たり前に粘れると思うので、そこにこだわった。(高橋佑は)肩が強いのである程度は刺してくれる。バッテリーでうまいことアウトを取ることができた。近大戦は厳しい戦いになると思うので、点を取ってもらったら、絶対に0に抑えるようにしたい。次は完封できるように頑張ります」

▼高橋佑
「山本は真っすぐがよかったので、生かすように緩い球を効果的に使っていった。相手は傾向的に走ってくるのがわかっていたので、2つとも読めていた。二塁に進まれるとピッチャーは苦しくなるので刺せてよかった。(バッテリーに点をつけるなら)きょうは75点。(最終回は)ゲッツーで2アウトになってほっとしてしまったところがあった。最後の部分を詰めて行けたらと思う。近大戦は守り勝てるようにバッテリーで守備のリズムを作っていきたい」

▼前田
「自分はプレーで引っ張るタイプではないので、最後のシーズンに向けて元気と泥臭さでアピールしてきた。(代打の代打となったが)準備はしていた。インパクトゴーでゴロを打つ練習はずっとしてきていたので、うまく転がってくれた。あやしい打球になったけど、三塁ランナーの足が速くてよかった。ベンチに戻った時は今まででみんなが一番喜んでくれていたのでうれしかった。出番があるかはわからないけど、次節以降も最高の準備をしていきたい」