【野球】阪本大が2試合連続完封!終盤の猛打で同大に先勝

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • mixiチェック

◇平成29年度関西学生秋季リーグ戦第3節対同大1回戦◇9月18日◇南港中央野球場◇

関 大 000 000 520=7
同 大 000 000 000=0

(関)阪本大―久米
(同)福島、難波、村居―西林

試合は終盤に動いた。7回、9番中島大地(人4)の中前打を皮切りに打線が爆発。倉川竜之介(文2)の適時打などで5点を先制し、一気に試合を決めた。援護をもらった阪本大樹(経4)が9回まで投げ切り、2試合連続完封勝利。まずは1勝を同大から奪った。


▲阪本大


▲中島

昨日の悪天候とはうってかわって快晴に恵まれたこの日。マウンドを任されたのは前の試合でリーグ戦初完封を飾った阪本大だ。「変化球を増やしていこうと久米(健夫主将=人4)と話していた」。5回まで毎回走者を背負うも、多彩な球種で安定したピッチングを見せる。


▲阪本大

しかし、打撃陣が阪本大を援護しきれない。復活の兆しを見せている関大打線だが、この日は序盤から同大の先発・福島に苦しめられた。ヒットや四球で出塁し好機をつくるも、その後がつながらず先制点を奪えない。

以降も両者無得点の状態が続き、6回までスコアボードに0が並んだ。

沈黙が破られたのは7回だった。9番中島に中前打が飛び出すと、3回にも安打を放っている多田桐吾(人3)の右前打、続く阪本将太(法4)の四球で無死満塁に。絶好のチャンスで打席に立った3番古川陸(商3)が背中に死球を受け、三塁走者の中島がホームへ生還。欲しかった先制点は追わぬ形で入った。


▲多田


▲中島

勢いに乗った関大打線は止まらない。4番倉川の中前適時打で2点を追加すると、続く打者は1回、3回でチャンスをものにできなかった5番太田健裕(文3)。「必死に食らいつこうと思っていた」。その言葉通り、体勢を崩されながらも打球はライト前へ。借りを返す一打で4対0とし、きっちり仕事をこなした。その後、相手のエラーの間にさらに1点を加え、この回打者一巡で一挙5得点。大きくリードする。


▲倉川


▲太田

さらに8回。2死一塁の場面から5番太田がこの日3本目となる安打を放つと、途中出場の杉本陽哉(人4)がライト線に二塁打。「甘めに入ってきたので1球目から思い切りいった」と、ダメ押しの2点が追加され、打線の完全復活を印象付けた。


▲杉本

「後半はカーブが良かった」と早瀬万豊監督。援護をもらった阪本大は9回にヒットを許すも、テンポのよいピッチング。最後は見逃しの三振で見事2試合連続完封勝利を飾った。

「きょうは0点に抑えられたことであしたにつながる」と久米主将。京大戦での1敗から立て直された関大野球部が第2戦も同大を下し、勝ち点奪取する。【文:高木満里絵/写真:嶋健太朗】


▲久米(左)と阪本大

▼早瀬監督
「(阪本大について)前半は辛抱強く投げてくれた。球数も十分投げられるようになってきたと思う。先発完投型として海外へ送り出したが、悪くない状態で帰ってきてくれた。外国と日本とでは打者のタイプも違うので比較はしにくいが、ここ最近は緩急をうまく使ったピッチングができている。きょうは後半、カーブが良かった。バッターを見ながらタイミングで勝負できるようになってきている。また、きょうは倉川がいいところで打ってくれた。最近の調子は悪くない。(明日に向けて)少しずつ上がってきている。明日勝って、京大戦での1敗をカバーしたい」

▼久米主将
「京大に負けてからチームとしてもう一回見直そうと言ってやってきた。7回は気持ちでつなげたと思う。阪本(大)とは試合前から緩急とテンポを大事にしていこうと話していて、うまく使えた。ピンチでもミスをカバーできていたし、阪本はインコースに攻めることが持ち味なので、冷静に攻められた。(同大の)福島は今年調子がいいので、後半につなげられたのは収穫。きょうは0点に抑えられたことであしたにつながる。あしたの試合に勝って、全員で勝ち点を取れるようにしていきたい」

▼阪本大
「飛ばしすぎず、1回から9回まで同じ気持ちで投げることを意識した。日本代表ではリリーフも経験したが、今回は先発。気持ちや球の勢いも違うし、変化球を増やしていこうと久米と話し合っていた。きょうはカットボール、スライダー、カーブ、チェンジアップをその場その場でバッターの様子を見ながら投げた。結果、球数を少なく抑えられたし、四球も1つだった。無駄なボールを少なくできたと思う。特に、カーブ、チェンジアップはカウントを取るには有効。タイミングを外して打ち損じさせることもできてリズムを掴めた。(日本代表の経験から)リリーフをさせてもらって、抑えに対する気持ちの入れかたは良くなったと思うが、気持ちが入りすぎたり抜けたりしやすい。きょうはうまくコントロールできていたけど、これからも続けていかないと成長したとは言えないと思う。(2試合連続完封について)あくまでも個人の結果。チームが勝ってくれるのが何より。近大戦以降も粘って勝っていきたい」

▼太田
「(タイムリーについては)前の2打席でチャンスをつぶしていたので、必死に食らいつこうと思っていた。(打ったのは)インコースのスライダー。なんとか拾えた。5番はチャンスで回ってくることが多いので、打点を稼がないといけない。京大戦はできなかったので、きょうできてよかった。(猛打賞については)1本出てから気が楽になって打てた。きょうは守り勝てたことが大きい。あしたも守備からリズムを作って、チャンスで1本打てたらと思う」

▼杉本
「京大戦でチャンスをつぶしていたので、打ちたいなと思っていた。(打ったのは)スライダー。甘めに入ってきたので、1球目から思い切りいった。ネクストから回ってきたら1本打とうと思っていたので、後半にダメ押し点が取れてピッチャーを楽にできてよかった。あした勝って2連勝できるように、代打とかで出番があれば打てるように準備をしていきたい」