【テニス】山場・近大勝ち切った!悲願の4連覇達成!

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◇平成29年度関西大学対抗テニスリーグ戦最終戦対近大◇9月10日◇江坂テニスセンター

● D1 林・柴野0(6(5)-7、3-6)2長谷川・松本
○ D2 高村・島田2(7-5、4-6、6-3)1小野・矢ノ川
● D3 矢多・大野翼0(4-6、3-6)2高木・恒松
● S1 山尾0(3-6、6(6)-7)2松本
○ S2 柴野2(6-1、6-4)0高木
● S3 加藤0(4-6、6(2)-7)2小野
○ S4 竹元2(6-0、6-1)0矢ノ川
○ S5 林2(0-6、7-5、6-4)0西岡
○ S6 工藤2(6-1、7-5)0恒松

関大5-4近大

まさに頂上決戦だった。リーグ戦もついに最終戦、相手は全勝の近大。勝利した大学が優勝という中、ダブルスでは1勝2敗と思いのほか苦戦し「焦った」(竹元佑亮主将=商4)。しかし、シングルスでは林大貴(社3)がハプニングに見舞われながらもフルセットを制するなど力を発揮。見事リーグ4連覇を決めた。

D3には矢多弘樹(人4)・大野翼(経1)。ストロークをネットする場面が目立った。4-6で落とすと、第2セットでも相手サーブに苦しみストレート負け。ダブルスは厳しい立ち上がりとなった。

D2の高村烈司(商2)・島田達也(人2)組は6-5で迎えた第12ゲーム。相手のブレークチャンスを何度もしのぐとベンチコーチの森田隼平(社4)から「落ち着いて。さぁ、いこう!」と声が出る。それに呼応するように高村がリターンエースを奪うと一気にブレーク。ファーストセットを7-5で先取した。続くセットは1つのブレークをきっかけに落とすが、3セット目は冷静だった。先にブレークを許すも、なんのその。ブレークバックでタイに戻すと、キープ合戦から1度のブレークチャンスをものにした。息詰まる接戦を取り、白星をもたらす。

D1の林・柴野晃輔(文3)組は苦戦を強いられる。早いストロークに対応できず、オープンコートに打ち込まれる。それでも、サーブゲームではポイントを重ね勝負はタイブレークへ。序盤こそリードを奪ったが要所を取り切れずセットを落としてしまう。第2セットもオープンコートにショットを許し敗北を喫した。

S6の高村は本日2試合目。「開始3ゲームが良かった」と開始から強烈なサーブで相手を振り放す。ストロークも激しい打ち合いを取り切り波に乗る。「簡単ではなかった」と振り返りながらも終わってみればストレート勝利を決め、チームに勢いをつける。

S5には林がコートへ。第1セット、きわどい判定などもありなかなか流れに乗れない。そのまま主導権を相手に奪われ、0-6で落としてしまう。先が危ぶまれたが試合が進むにつれ、本領を発揮。勝負強いストロークで、セットを取り返す。このままファイナルセットと行きたかったが、思わぬアクシデントに見舞われた。足をしきりに気に掛け、第3ゲームを前に足をつってしまう。メディカルタイムアウトを要求するが、ボールを追いかけることができず、簡単にゲームを取られてしまう。だが、「回復するだろう」と切り替える。ベンチコーチの森田とも相談し、ドロップやスライスを駆使。何とか食らいつく。相手も攻めあぐね、最後は強打を取り戻し勝利。決まった瞬間ラケットを手放し、涙が見られた。


S4は今シーズン不調に苦しんだ竹元佑亮(商4)。過去3年、エースとして関大を引っ張ってきたような姿を彷彿とさせるストロークと試合運びで相手を圧倒。第2セット第3ゲームで初めてゲームを落とすブレークを許したが、この日の竹元は動じない。ストレート勝ちで関大に白星を重ねた。

S3の加藤は相手を振り回すが、耐えられる苦しい展開が続いた。デュースまでこぎつけても要所を取り切れずセットを落とす。続く第2セットもギアを上げた相手に押され敗北。関大の勝利を決めることはできなかった。

勝てば優勝が決まるS2には柴野。「自分で決まるのはわかっていた」と序盤は緊迫した場面が続く。だが第4ゲームで、長いラリーを制しブレークに成功すると、その後もミスのないフォアハンドでポイントを量産。第1セットをものにする。第2セットも応援を背に、必死に食らいつく。最後は振り放し、ストレートでの勝利。関大の優勝が決まり、柴野は安堵(あんど)の表情を浮かべた。

S1には夏関からブレイク中の山尾玲貴(商1)が入った。この日の相手は夏関決勝で敗れた松本。強打で決めようとする相手に対し、粘り互角に戦う山尾だったが、3-1から一気に崩れてセットを先取される。第2セットは拮抗し、タイブレークに突入する。先制された直後こそ逆転したものの、その後は追う展開。連続得点で逆転とはいかず、相手がわずかに上回りストレート負けとなった。

最終戦こそ苦戦したが、4連覇が決め「良いリーグ最終戦だった」と竹元は頬を緩めた。10月には王座に出場予定だ。各々が実感した課題を修正し、東京の舞台で全国の強敵に挑む。【文:松浦 智・林亮佑/写真:松浦 智・林亮佑・三木勇人】

▼竹元主将
「優勝を目指して今リーグやってきて、3戦目まで9-0とやってきたが最後2戦8-1最後5-4とタフな試合が続いた。今日の内容としては、競った試合が多く、良いリーグ最終戦になった。個人としてはS1からS4と変わったが、2年生の時から(S1に)なったのであまり自覚はなかった。3年生からやっと意識できるようになった。今年はS4だったがやることは変わらない。全勝で終えられてよかった。1年生の山尾がS1と責任を感じたと思うが、やってくれてよかった。ダブルスが1-2となって少し焦った。シングルスで林が足をつりながらも取ってくれた。今思えばこれが大きいと思う。団体戦の醍醐味が出たと思う。王座ではどこが出てきても強い。勝てる準備をやっていきたい」

▼林
「ダブルスでいつも勝てていたのに負けてしまった。柴野のとは勝とうといっていたのに勝てなかった。それを引きずってしまいシングルスに入ったので、ファーストセット要所で取ることができなかった。でも、その時隣では高村が頑張っていたし、竹元さんも試合に入っていた。なので、セカンドセット苦しい場面もあったが、応援にこたえることができた。ファイナルセットの1-0で足がつりそうになり、抑えていったが2-0でつってしまった。焦った。でも先輩に声掛けをしてもらい、回復するだろうと思った。相手にボレーをさせようとなった。相手もはまってくれたのが助かった。自分が負けていたら、どっちに転ぶかわからなかった。この一勝は大きかったと思う。(試合後には涙が見られたが?)負けたらだめだと思って入ったので、安心感という気持ちが大きかった。試合に勝てたうれしさもある。泣いたのは、去年の王座以来。王座では僕と柴野3回生は3本と重要なポジションになる。2人でダブルスの完成度を上げるのと、シングルスでも主力になる。ファイナルセット勝ち取っていけるようにやっていきたい。」

▼柴野
「ダブルスで初めて負けてチームに黒星をつけてしまい、シングルスの人に負担をかけてしまった。なので、林とシングルスで2本取ろうと。林の勝利には感動したし、それを見て自分が優勝をつかむという気持ちで入った。最初からいいプレーができたので良かった。(試合中優勝を意識していたのか?)4-2だったので自分で優勝が決まることはわかっていた。竹元さんの代で連覇が途切れるわけにはいかない。自分たちのプレーで途切れることがなくてよかった。これからは、単複両方とも、決められるボールをしっかり決めきることを課題にしてやっていきたい。」

▼高村
「ダブルスは使ってもらっていたが、シングルスにも使ってもらった。今年はシングルスにも出させてもらった。立命大戦と近大戦に出場した。ダブルスは二人でずっと組んできたのもあって結果を残せた。自信につながった。今日のシングルスも簡単な試合ではなかったが、ダブルスで1-2となっていたので関大、近大どちらが勝ってもおかしくない場面だった。シングルス最初に入っていたので、自分が後の選手に影響を与える立場だった。なので、声を出してサーブとフォアハンドを強く打つことを意識していった。相手も強打してくるタイプだったが踏ん張って打ち返すことができた。開始3ゲームが自分の中でベストのプレーができた。相手もひるんだので良かった。緊張はしたが、自分のプレーの活力としてやっていけた。王座ではダブルスに出場する。インカレでもベスト8と経験積んできた。自信を持ってやっていきたい」