【水上競技】インカレ最終日、高木が連日の決勝も表彰台ならず。現体制で貫いた真剣勝負の1年に幕

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◇第93回日本学生選手権水泳競技大会最終日◇9月3日◇東和薬品RACTABドーム◇

大会2日目は高木理加(人4)が200㍍自由形で銀メダルを獲得。最終日となる3日目にも高木が再び出場し、表彰台を目指した。

この日最初のレースは男子400㍍個人メドレーに出場の小西雄大(経4)。ベストは出せなかったが、「最後の5㍍はここまで育ててくれた水泳に対してありがとうという気持ちで泳げた」と自身のラストスイムを悔いなく泳ぎ切った。

続く女子100㍍自由形では高木が自己ベスト(56.78)に迫る56.94秒で泳ぎ全体5位での決勝進出を決めた。

その後はレベルの高いレースに苦戦が続き、関大選手の予選敗退が続く。それでも男子200㍍平泳ぎに出場した笹田拓志(法4)が現役最後のレースでベストを1秒以上更新する見事な泳ぎを見せた。

また、女子800㍍フリーリレーでは予選16位に入る泳ぎを見せた。しかし、東海大とタイムで並びB決勝をかけたスイムオフに。ところが、スイムオフはまさかの展開となる。関大にアクシデントが発生し、途中棄権。悔しい結果となった。

午後に行われた高木の決勝。高木は決勝までにリレー種目などを含め100㍍と200㍍2本を泳ぎ体力的に不利な状況での中臨むこととなった。レースはスタートから遅れを取った出だしに。「納得のいくレースはできなかった」。後半に入ってもペースが上がらず、結果は7位。表彰台に乗ることはできなかったが、「最後まで諦めずに泳げた」と引退レースを終えた。


今大会、高木が2日目につかんだ銀メダル一つのみに終わったが、出場選手全員がベストを尽くし、最後まで全力で泳ぎぬいた。また、今大会を持って中村康二(経4)主将を中心とするチームに終止符を打つが最後の最後まで1年間真剣勝負を貫いた。
【文:大島涼太郎/写真:松浦 智】

▼中村主将
「チーム全体として、ベスト率の更新は低かった。それでも高木理加がいい成績を残してくれて、チームにいい刺激を与えてくれた。後輩たちにすごくいいものを与えて終われた大会だと思う。(同期にいたことは)練習場所は違うが、試合を重ねるごとに記録を伸ばしていって、それがまた同期や後輩に刺激になった。理加も伸びてるから俺たちも頑張らないといけない。そういったプラスの影響しかもらってこなかった。(自信のレースを振り替えって)逆に緊張しなかった。17年間水泳をやってきて、一番楽しく終われたレースなのかなと。残りの3人には感謝しかない。(水泳人生を振り返って)すごくいい出会いしかない。周りに支えられた4年間。この一年は主将としてほんとうに頼りなかったが他の55人がすごく信頼してくれて支えてくれた。本当にいいチームになれたと思う」

▼小西
「2歳から水泳をやってきて、個人メドレーは小2からやってきた。最後にこの大舞台で泳げたことは本当にこれからの財産になる。この経験を生かして社会人になっても頑張りたい。このレースで水泳の思い出、悔しさ、楽しみを全部置いて来ようと決めていたので、どんなタイムでも関係ない。最後の5㍍はここまで育ててくれた水泳に対してありがとうという気持ちで泳げた。最高に気持ちよく泳げた。(大学4年間は)1年から3年の前半までは先輩に着いていくだけだったが、主務という重要なポジションに就かせてもらって、正直競技との両立で大変なところはあった。主務の仕事を言い訳にして妥協しかけたこともあったが、インカレに出れたのは56人の仲間やコーチや監督、両親、トレーナーさんのおかげだったので関大水泳部に入って本当に良かった」

▼高木
「(予選後)100は苦手。予選で56秒が決勝ラインだと思っていたので泳げたのは良かった。まだ8継の予選があるのでそれを死ぬ気で泳いでそこから考えたい
(決勝後)納得のいくレースはできなかったが、最後まで諦めずに泳げた。(リレーではまさかのことが)決勝のことを考えていなかったのでとにかくみんなでB決勝に残りたかった。そこで力を出しきってしまった部分はある。それでも終わったことなのでこれが私の実力だったかな。(振り返って)やっと結果で恩返しができた大会。誰よりもいろんな人に支えられてきたので、少しだけでも恩返しできた試合だったかなと思う。」

▼笹田
「20秒の壁を切れなくて悔しかった。それでも最後にベストが出せて楽しく水泳人生を終われた。悔いはない。初めてインカレに出場をするので、緊張はあったが今まで通りやって来たことをぶつけるだけだと思って特別なことはなかった。最初の2年は苦しい時期だったが3年生からベストが出始めて同期にも恵まれた。水泳をやってきて良かったと思う」

▼大黒
「正直1年のタイムが一番速かったので悔しかった。けど4年のシーズンでは一番早いタイムで泳げたのでよかった。安心と悔いなく終われて良かった。いつもなら次の試合に課題を見つけたりすることもあるが、最後なので何も考えず楽しむことだけ考えた。競技面は苦しい4年間。でも人間的に成長できたのでやってきてよかった」