【野球】まさかの開幕黒星発進

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • mixiチェック

◇平成29年度関西学生秋季リーグ戦第2節対京大1回戦◇9月9日◇皇子山球場◇

関 大 000 200 000=2
京 大 000 210 00×=3

(関)阪本大、肥後―久米、高橋佑
(京)藤原―村山

あと1点が遠かった。京大先発の藤原から9四死球を受けながらも生かしきれず残塁は11。チャンスの場面で簡単に打ち上げるなど、拙攻が目立った。

2季ぶりのリーグ優勝を目指す関大。大事な開幕戦のマウンドを任されたのは、この夏に世界を経験した阪本大樹(経4)だった。阪本大は初回の先頭打者に左前打を許したものの、その後は安定したピッチング。3回までに4個の三振を奪うなど上々の滑り出しを見せた。

早く先制点を奪いたい関大は4回表。1死から6番阪本将太(法4)がチーム初ヒットをレフト前に放つ。その後、エラーと四球で1死満塁のチャンスを作ると、相手投手の暴投で1点を先制する。なおも好機は続き、9番中島大地(人4)のスクイズで追加点。2点を先取し阪本大を援護した。

しかし、その裏。先頭の2番中村侑のレフトへの飛球を左翼手の西田友紀(商3)が目測を誤り二塁打にしてしまう。そこから阪本大はつかまり、2本の右前適時打で試合を振り出しに戻された。

続く5回裏。阪本大は簡単に2死を奪うが、京大の2番中村侑、3番西に右翼線への連続二塁打を打たれ勝ち越し点を与えた。

グラウンド整備を挟み迎えた6回表。2死から中島の四球と1番多田桐吾(人3)の左前打に失策が絡み2死二、三塁とする。だが、2番太田健裕(文3)が左飛に打ち取られ得点には至らない。7回にも4番倉川竜之介(文2)の二塁打などで1死満塁とするが、7番久米健夫(人4)への代打・杉本陽哉(人4)が併殺に倒れ無得点に終わる。

逆転に向けて何とか策を講じたい関大だが、8回は藤原の前に三者凡退。9回は2番太田からの好打順だったが、最後は倉川が遊ゴロに倒れゲームセット。京大には4年ぶりの敗戦となり開幕黒星スタートとなった。

試合後、久米主将は「何とも言えない」と言葉を絞り出した。結果的には関大は無失策だったが、数字に残らないミスを勝負所で連発し失点につながった。打撃陣も散発4安打に抑えられ得点の糸口を見いだせず。ミーティングでは「個性を生かした攻撃をしよう」。「ここから全部勝つつもりで」。「切り替えていこう」との声が上がった。優勝に向けては大きな1敗かもしれないが、まだまだ関大野球部の心は折れていない。【文:嶋健太朗/写真:高木満理絵】

▼早瀬万豊監督
「点を取れなかった。チャンスをもらいながら相手投手にはまってしまった。3点以上取らないと勝てない。相手のピッチャーは1節目からいいピッチングをしていたので、連打はないと思っていた。ランナーがたまったところでのフライアウトが多かった。低い打球を打って、足が速い選手も多いからそこを生かしていかないと。阪本(大)はあの回(4回)に外のボールをこつこつと合わされてしまった。明日はいかに点を取るか。この1敗は大きいけど、これからに生かすしかない」

▼久米主将
「なんとも言えない。すべてに関して攻めのときも守りに入ってしまっていた。チャンスを生かせないのは自分たちの弱さ。今は何を言っても結果は戻ってこない。阪本(大)は悪くなかった。守備のミスで取れるアウトを取れないことが原因で点を取られた。明日勝たないと完全に優勝がなくなる。明日勝って明後日につなげられように。勝ち点5を目指して頑張っていきます」

▼阪本大
「4回はメンタルに来た。点取った回の先頭が大事だと思って入ったが、あのような形で出してしまってバッテリーがうまく切り替えられなかった。調子は悪くなかった。ストレートも切れている方。(ユニバーシアードの)疲れはない。(この負けは)優勝に向けては厳しい。考えて点を取っていかないといけない。このチームに圧勝はないと思っている。接戦をどれだけものにするかだと思う」