【テニス】チーム一丸で難敵・園女大撃破!最後は越野が大仕事果たす!

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◇平成29年度関西大学対抗テニスリーグ戦第3戦対園女大◇9月7、8日◇江坂テニスセンター

○ D1 越野・大野2(7-5、6-3)0渡邊・小池
● D2 伊藤・小山0(2-6、3-6)2田中・川本
○ S1 越野2(2-6、6-3、6-4)1小池
○ S2 沈2(6-3、6-1)0渡邊
● S3 中塚1(6-3、3-6、1-6)2川本

関大3-2園女大

創部初のリーグ制覇を目指す関大が快挙達成へ大きく前進だ。ここまでリーグ2戦連勝の関大は同じく全勝中の園女大と対決。雨の影響により2日間にまたがった死闘は互いにダブルス、シングルスを一本ずつ取り合い、勝負の命運はエースの越野菜摘(文2)に託されたが越野が見事フルセットの攻防をものにし関大に勝利をもたらした。これでリーグ戦3勝0敗と単独1位に立ち初優勝へ大きく近づいた。

天候が怪しまれる中行われた7日のリーグ3戦目。いつも通りまずダブルスの選手たちがコートに入った。D2にはリーグ2戦目の同大戦から引き続いて小山葵主将(社4)・伊藤優花(人1)ペアが出場。幸先良くゲームを進めたいがいきなりブレークを食らうなど苦しい入りとなる。第1セットを奪われると第2セットはトイレットブレークを挟むと息を吹き返し互いにキープの展開がつづき3-3とする。しかし、そこから相手にブレークを許すと我慢しきれず3ゲーム連取され敗北を喫した。

越野・大野菜々子(社1)組の相手は全日本インカレベスト8の実力者、小池・渡邊組だった。ゲーム序盤、相手前衛に自由にプレーをさせてしまいボレーを決められた。越野の強打も影を潜め、なかなかリズムがつかめない。流れを変えたのは、後輩・大野のプレー。2-5とされた第8ゲーム、強気のパッシングでポイントを奪いガッツポーズを見せる。サーブからも相手を崩し、一気に流れを引き寄せる。これに越野もコース重視のストロークで応え、5連続でゲームをものにし第1セットを先取した。第2セットも勢いは衰えなかった。主導権を握りゲームを進めていく。しかし、5-3としたところで悪天候のため中止。決着は明日に持ち越しとなった。

日をまたいでの入りとなった2日目は越野のサービスゲームをラブゲームキープに成功しダブルスを終えて1勝1敗のタイとした。

勝負のカギを握るシングルスに先に登場したのはS3中塚桃子(人1)、S2沈清河(法2)の二人だ。ここまで安定したテニスで勝利に貢献してきた沈のテニスはこの日も健在。得意のラリーで相手を圧倒する。最後はフォアのウィナーで締めて合計4ゲームしか許さない圧巻の勝利だった。これで関大が先に王手をかけた。

中塚は第1セットは順調に先取しこのまま勝利かと思われたがそううまくはいかない。第2セットは3-2から逆転を許すとファイナルセットは体の痛みもあったのかサーブも全力で打つことができず相手に攻められ逆転負け。2-2となり逆王手をかけられる。

これ以上無い場面で出番がきた今季関西学生のシングルスでは無敗の越野。相手は昨年のインカレ室内シングルスベスト4と強敵の同学年の小池。「プレッシャーはあった」の言葉通り第1セットは小柄ながら強気で攻めてくる相手に押し込まれる。春関の準決勝以来にセットを失った。後がなくなった第2セットは集中力を高め、ギアを1段階上げた。徐々に本来の持ち味であるウィナーも出始め、リズムに乗りセットを奪い返した。異様な緊張感で始まったファイナルセットは越野が先行する。最初のレシーブゲームで相手の連続ダブルフォルトを見逃さずブレークに成功。その次のゲームも0―40と追い込まれるも冷静にサーブを入れ、ブレークバックの危機を回避する。しかし、その後風下側のコートでの対応に苦しみ2-3とブレークバックをされてしまう。その後も互いにブレークしあい4-4とした第9ゲーム。最初のポイントをラリー勝負で相手がネットにかけ奪うと、そこからは前での得点など積極的に攻め続ける。風下側の苦しいコートでブレークを奪うと最後は有利な風上側でサービスゲームをものにし勝利をつかんだ。

勝利が決まると越野は大きく飛び跳ね喜びを表した。

「春関、夏関で制覇した時以上にうれしかった」(越野)。試合中に支えてくれたチームメイトが駆け寄ると抱き合い嬉し泣きをした。

この1勝によりリーグ初制覇へ限りなく大きく近づいた関大。昨日の雨の影響もありこれからは連戦になるが今日の勝利の流れに乗り、小山主将が話す「5本全部取って完全優勝」を目標に明日以降も歩み続ける。【文/写真:三木勇人・松浦 智】

▼小山主将
「ダブルスで私が負けてシングルスの選手にプレッシャーを与えてしまったが最後は越野がしっかりシングルス1としての意地というかプライドを見せてくれた。越野は休部明けから周りのことが見えるようになった。試合中も以前は自分のことばかり考えていたと思うけど今はチームのことを考えてテニスができている。(明日以降への意気込みは)5本全部取って完全優勝が目標なのでそれに向けてがんばりたい」

▼越野
「今日は2-2で回ってきてプレッシャーはあったけど隣のコートの試合が終わってみんなが自分の試合を応援してくれてすごく声をかけてもらってベンチコーチも橘さんも含めみんな自分以上に自分のことを信頼してくれてるのが伝わって頑張れた。アップの際から自分がどういう状況になっても対応できるように準備していた。(サービスゲームも0-40の展開が多かったが?)自分としてはトライした中での結果なのであせりとかはなくて頭は冷静だった。足がちぎれてもこの一戦に勝ちたいとチームで言ってきたし、負けるわけにはいかなかった。春関、夏関で制覇したとき以上にこの1勝はうれしかった。あと2戦でリーグが終わるのでベストを尽くしチームに貢献できるようがんばりたい」