【テニス】柴野、山尾がフルセットの大熱戦制し、3戦連続9-0勝利!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • mixiチェック

◇平成29年度関西大学対抗テニスリーグ戦第3戦対神院大◇9月6日◇江坂テニスセンター

○ D1 林・柴野2(6-2、6-3)0石川・福岡●
○ D2 高村・島田2(7-5、6-1)0西川・福本●
○ D3 矢多・大野翼2(6-1、6-2)0大塚・水田●
○ S1 山尾2(6-3、4-6、7-6(4))1石川
○ S2 柴野2(3-6、6-4、6-3)1大塚●
○ S3 加藤2(6-2、6-3)0福本●
○ S4 竹元2(6-0、6-1)0西川●
○ S5 林2(6-4、6-1)0辻●
○ S6 島田2(7-5、6-2)0福岡●

関大9-0神院大

リーグ2試合を終え一つも取りこぼすことなく順調に「9-0勝利」を収めている関大。今日は昨年8-1で勝利している神院大と相まみえる。今年こそは完全勝利を狙い試合に臨んだ。

昨日の雨の影響でコート状況が悪いため、予定時刻より1時間遅く始まったリーグ戦。どんよりとした天気の中まずはダブルスの3ペアがコートに入った。関西ではダブルスの実力が頭一つ抜けている関大。D3の矢多弘樹(人4)・大野翼(経1)組は開始から5ゲーム連取するなどその実力をまざまざと見せ付ける。第2セットに入ってもその勢いは衰えることなく相手を圧倒した。

D2に登場したのは全日本インカレ8強の高村烈司(商2)・島田達也(人2)組。2年生ペアのサービスゲームで始まったこの試合だが、第1ゲームでブレークされると、両者ともにサーブがなかなか決まらない。流れをつかむことができず、一時はゲームカウント2-4とリードを許す。しかし、試合の風向きを変えたのは第7ゲーム。島田のサーブが的確に決まりだすと、ネットプレーもさえ渡る。ラブゲームでこのゲームを奪取すると、ここからは関大ペアの試合に。第1セットを7-5で取ると、第2セットは相手を寄せ付けず6-1でものにする。見事な修正能力で勝利を手にした。

関西3冠(新進、春関、夏関制覇)を成し遂げた最強ペア・林大貴(社3)・柴野晃輔(文3)組も好調を維持し相手に付けいる隙を与えない。第2セットも向かってくる挑戦者をものともしなかった。

毎試合メンバーが替わっているS6に選ばれたのは島田。ラリーを軸に相手と勝負していくが何本も打ち返していく相手になかなか引き離すことができない。しかし、ゲームカウント4-3とした第8ゲームの合計24ポイントゲームを落とし、次のゲームも失われ追い詰められるとスイッチが切り替わった島田。ラブゲームキープを果たすと次のレシーブゲームでも積極的に攻め、相手のミスを誘発しブレークに成功。そのまま第1セットを先取すると勢いに乗った島田は第2セットでは相手を圧倒した。

ケガ明けでS4に入っているのは竹元佑亮(商4)主将。「コンディションはバッチリ」との言葉通り低くきれいな弾道で相手コートをおそう。打ち合いになっても左右に相手を振り回し自ら試合をコントロールする。終わって見れば相手に1ゲームしか許さない完勝で一度も相手に流れを渡さなかった。

S5は林だ。林は第1セットの第1ゲームで得意のサービスをブレークされ暗雲が立ち込める。微妙な判定にも泣かされ先行を許した。しかし、ここで大崩れしないのがさすがの実力。徐々にラリーで競り勝ちだすと、果敢に前に出るプレーを武器に攻めのテニスを展開する。第2セットの第7ゲームではサービスエースを連発し相手を圧倒。巧みなドロップも織り交ぜながら相手を翻弄(ほんろう)した。

S3には全日本インカレで関西勢最高位のベスト8に残った加藤隆聖(文4)が満を持してコートに入る。加藤は安定した試合運びでじっくりと自分のペースに引き込む。フォアハンド、バックハンドともに多種多様な球種で攻め、相手選手をベースラインにくぎ付けにした。深い球出しからのドロップショットで相手を揺さぶるなど、終始加藤の時間が続く。第2セットはブレークされリードをされたが、後半にかけ立て直し、最後はノータッチエースで締めストレート勝ちを収めた。

S2を任されている柴野は第1セットはボールが浅くなり、そこを相手に強打をくらうなど不安定な出だしでセットを失う。そのため、第2セットは深く攻めることを意識。作戦が功を奏しセットを奪い返すもファイナルセットは先に3ゲーム連取され、9-0勝利へ危うい展開に。しかし、「自分が最初に負けるわけにはいかなかった」と柴野。上回生としての自覚、ベンチコーチの森田隼平(社4)をはじめ、サポートをしてくれる仲間の応援を力に変えた柴野がそこから脅威の6ゲーム連取。相手にどんなボールを打たれようと粘り、拾い続けポイントを重ねる柴野らしさ全快のプレーで逆転劇を演じた。

柴野の熱戦が伝染したかのように隣のコートで息を呑む試合をしていたのは山尾玲貴(商1)。昨日と同様第1セットは簡単に先取するも第2セットを奪われファイナルセットへもつれ込む展開に。ファイナルセットは鋭いサーブで順調にキープしていく相手と裏腹に激しいラリー戦を制し、何度もデュースを繰り返した末、なんとかキープしていく山尾。フェンス越しで応援を送る仲間の声を味方に苦しい場面を耐え、試合はタイブレークまでもつれこむ。夏関から勝負強かったルーキーがここ一番でもそれを発揮し勝利をつかむ。気がつけば辺りは暗くなっており熱戦は3時間を超えていた。

柴野、山尾がフルセットに及ぶ試合を制し、3試合連続9-0での勝利を果たした関大。「タフな試合を勝ち切れたのは大きい」と主将の声も弾んだ。苦しい試合もチームでつかみ取ったこの勝利を今後につなげたい。【文/写真:三木勇人・嶋 健太朗】

▼竹元主将
「相手も強いのは分かっていたしこういうタフな試合を勝ちきってくれたのは大きい。2人とも(柴野、山尾)成長してくれた。コンディションはバッチリ。シングルス4として絶対に勝ちにいくつもりで臨んでいる。(次戦の)同大はチーム力が高いし、一人一人が本当にいい選手。タフな試合になると思うが今日みたいにしっかり9-0で勝利し最終戦につながるような試合をしたい」

▼山尾
「2セット目は集中力が切れてしまって相手に流れがいってしまった。それでも、応援の力があってなんとか勝つことができたと思う。応援の力は苦しい時に本当に感じる。気持ちが下がっているときに全員の声が聞こえて力になっている。相手のサーブがワイドに多かったので、途中からワイドに張ることでなんとかブレークすることができた。「9-0」をチームとしての目標にしているので自分だけ負けることはできなかった。諦めずにプレーできたことが勝因だと思う。同志社の飯島さんは強いので勝てるようにしたい。近大の松本さんには夏関で負けているのでリベンジをしたい」

▼柴野
「ファーストセットは浅いボールを打ってしまいそれを叩かれてしまっていたのでセカンドセットからは自分からもっと深く攻めることを意識しなんとか取ることができた。ファイナルセットは0-3で、ワンブレークされて焦りはなかったが正直3ゲーム先行されてやばいとは思った。しかし、チームとして9-0勝利を目標にしているし自分が初黒星を喫すわけにはいかなかった。それに自分が勝つことで隣のコートで試合してくれる山尾も乗ってくれると思った。また逆転できたのは本当に信頼しているベンチコーチの(森田)隼平さんのアドバイスや周りの同期のサポートによるものが大きい。リーグ序盤は調子が良くなく感覚が悪かったが徐々に調子は上がっている。残り2試合は近大戦にベストな状態で試合に臨めるようにがんばりたい」