【コラム】『「する」から「伝える」へ』

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 「今までとは違った形でスポーツに関わりたい」。これは私が関大スポーツ編集局への入部を決めた理由の一つである。

 私は昔からスポーツに囲まれた日々を送ってきた。

 幼い頃からとにかくスポーツを「する」ことが大好きだった。阪神タイガースのファンである祖父の影響もあり、最初にはまったものは野球。学校が終わると、プラスチック製のバットとテニスボールを手に真っ先に家を飛び出し、近くの空き地で友人たちと野球をする毎日だった。小学校4年生からは地元のソフトボール部に入部。それからは練習のある日はもちろん、オフの日もほとんど自主練習に励んだ。辛いことも多くあったが、それよりもソフトを「する」ことの楽しさの方が勝っていた。

 中学では、男子の入る部活がバスケットボール、剣道、吹奏楽のみ。その中から仕方なしに選んで始めたバスケットボール。しかし、私はすぐに競技に夢中になった。決して上手な選手ではなかったし、チームとして良い成績を残せたわけでもなかったが、スポーツを「する」ことの面白さを改めて実感することができた3年間だった。

 高校に入ってからも、もちろんバスケは続けた。しかし、高校1年の冬、私はあるスポーツ記者の講演を聴いて、これまでとは全く違った考えを持つようになる。その講演を通じて、「伝える」という新たなスポーツへの関わり方を知った。それから、新聞のスポーツ欄、ネットのスポーツ記事などに目を通す機会が増え、漠然とではあるが、「将来はこんな形でスポーツに携われたらいいな」と考えるようになった。

 そして今春、関西大学に入学。関大スポーツ編集局の存在を知ったときは、「これだ!」と感じ、すぐに入部を決意した。現在、入部してから5か月が過ぎようとしている。この約5か月間、「伝える」ことが予想以上に難しいことだと痛感させられる毎日だ。しかし、そんな中でも、選手へのインタビュー、写真を撮ること、多くの新しい競技に触れることなど、ひとつひとつがとても新鮮で、楽しくて仕方がない。私はまだまだ足りないところだらけの未熟者ではあるが、KAISERSの魅力、そしてスポーツの魅力を広く伝えることができるよう、日々精進していきたい。【中谷 開】