【漕艇】第94代 『挑戦』の年終わる

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • mixiチェック

◇第44回全日本大学選手権・第57回オックスフォード盾レガッタ◇9月3日◇戸田ボートコース◇

【オックスフォード盾レガッタ男子エイト 準決勝C組】
3着 6:29.58

インカレに出場したクルー全員のレースが前日に終了し、残されたのはオックスフォード盾レガッタ男子エイト。4年生はこれに乗艇している2・八尾弘規(社4)のみとなった。

▲声出しをする川添主将

▲艇から手を振るCOX・上野祐輔(法3)

早朝7時前から蹴り出しが行われた。この日の声出しは川添司樹(情4)主将。関西選手権以降はトレーナーとして、オックスフォード盾レガッタに出場するクルーを指導し続けてきた。力強いエールで若きクルーたちを見送る。

多くの部員が固唾を飲んで見守る中、いよいよ迎えた発艇時刻。決勝に進むには1着、順位決定戦には2着に収まらなければならない。会場に1000㍍地点でのタイムがアナウンスされ、関大は仙台大・関学大・阪大の後ろを走り最下位の4位だった。苦しい時間が続いたが、展開が変わったのはラストスパートの1550㍍から1750㍍。一気に追い上げ、目前にいた阪大のクルーに食らいつく。リーダーの八尾をはじめとするクルーの振り絞る声とともに、阪大の艇を抜き3着でゴールに滑り込んだ。結果は準決勝での敗退となったが、最後の意地を見せ、「勝とうという気持ちが強く、一番いいレースだった」と八尾は試合後に振り返った。また、川添も「最終日に残ることができ褒めてあげたい」と評した。

聖地・戸田でのレースが終わり、これをもち4年生部員は引退。川添は「毎日しんどかったり、苦しかったことがあったけど楽しかった」と4年間のボート生活を思い返した。そして、「悔しい思いをしないように、後悔しないように毎日をおくってほしい」と後輩たちへの思いをあらわした。世代は94代から95代へ。新たな関大漕艇部が発艇する。【文/写真:柴村直宏】

▼川添主将
「オックスフォード盾レガッタは最終日に残ることができ褒めてあげたい。結果的には悔しかったので、その悔しさを忘れてほしくない。スタートから1000㍍の間で4位と苦しい状況で、1500㍍の勝負どころでCOXに反応して阪大と戦うことができた。4年間は毎日しんどかったり、苦しかったことがあったけど楽しかった。キャプテンとしての責任感とか、1日中ボートのことばかり考えていた。困難な時期もあり、ストレスで本当に辛かった。だが、一致団結してチームとしてまとまることができたし、それを上回って楽しかった。もう一回、まだまだ続けたいし、引退したくない。もうあと少しみんなとやりたい。一番印象に残っているのは、昨年の関西選手権で4位になったこと。おととしの順位は下から数えたほうが早いし、相手のBチームに負けてしまうことがあったので、そのレースは自分の中で一番印象に残っている。実りのある4年間だった。結果があまり残せず、頼りなかったかどうかわからないが、悔しい思いをしないように毎日を送ってほしい。低迷したまま引き継ぐのは申し訳ないけれど、彼らはやってくれる」

▼オックスフォード盾レガッタ男子エイト・八尾
「勝とうという気持ちが強く、一番いいレースだった。マックスフルドライブで食らいつくように初めから全力でいけたし、ラストスパートでは声も出て、阪大を離すことができた。4年間しんどいことのほうが多いイメージだが、いざ続けてみると短い3年半だった。ここでしかできない経験をすることができた。次に向け、代が変わったということで役職ある人は『やってやろう』という気持ちだと思うけれど、ボートは8人全員が気持ちでそろわないといけないし、1人だけが気持ちが強くなるということではなく、全員で一丸となってほしいと思う」