【サッカー】荒木がアディショナルタイム弾!劇的勝利で2回戦へ

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◇第41回総理大臣杯全日本大学トーナメント1回戦◇対IPU環太平洋大◇9月1日◇キンチョウスタジアム

【前半】関大0-0環太平洋大
【後半】関大1-0環太平洋大
【試合終了】関大1-0環太平洋大

夏の日本一へ。「全員サッカーで日本一」を掲げる関大サッカー部の、熱い戦いが始まった。前期はリーグ戦、関西学生選手権ともに上位陣に屈し、苦戦を強いられた関大。今大会も同トーナメントには関東強豪校の流経大、順大が待ち受けている。

初戦の相手は中国代表の環太平洋大だ。両校ともに200名近くの応援が駆け付け、熱の入った応援が会場に飛び交った。入りは相手にボールを回される時間が続くが、全員でプレッシャーをかけシュートまで持ち込ませない。徐々に中盤でMF藤村洋太(商4)とDF羽田健人(情2)を中心にボールを支配し、前線のFW竹下玲王(社4)とFW加賀山泰毅(人3)へパスを送る。しかし、立て続けに放ったシュートは、全て相手キーパの好セーブに阻まれた。

33分、MF牧野寛太(経2)がドリブルで中に切り込み、強烈なミドルシュートを放つも惜しくも枠の外へ。関大の攻撃が続く中、竹下の負傷退場でFW吉井佑将(経4)が入った。

スコアレスで迎えた後半。10分、吉井、MF森主麗司(文3)とワンタッチでパスをつなぎ、最後は抜け出した加賀山がシュート。最大のチャンスを迎えたが、このシュートも相手の守護神が好セーブ。しかし、関大が依然ペースを握る。ボールを奪われ押し込まれた場面は、羽田とMF塩谷仁(人3)が冷静に対応した。

そろそろ点が欲しい関大。加賀山の代わりに入ったFW村中耀一(人4)と吉井が積極的にゴールを狙うが、相手の粘り強い守備で得点には至らない。

このまま延長戦かと思われた、試合終了間際。ラストプレーでCK(コーナーキック)を獲得し、キッカーはMF塩見仁(安全4)。ファーサイドへと流れたボールに、DF荒木隼人(商3)が飛び込む。枠をとらえたボールを相手キーパーが外にはじき出したが、ラインを割りゴールの判定。劇的勝利で2回戦進出を決めた。

固い守備で相手にチャンスを与えず、最後は全員の力で1点をもぎ取った。喜びも束の間、2回戦の相手は流経大。ユニバーシアード日本優勝の立役者となったジャーメイン良をはじめ、4人がJ1のチームに来季加入が内定している。タレント揃いの強豪校に、全員サッカーで立ち向かう。【文:川﨑恵莉子/写真:野村沙永】

▼前田監督
「最後に決めきれなかった所が多かったが、相手がボールを持っている時も自分たちの守備をコントロールし、ほとんどの場面で関大が試合をコントロールできた。フリーでシュートを打たせなかったり、ビックチャンスも与えなかった。流経大は大学代表レベルのタレント揃い。ベンチもそれに見劣りしない次世代の代表が揃っていて、中心選手のほとんどが大学選抜に選ばれている。まずはコンディションを大事にしていきたい。100%の状態で挑まないと、流経大にボコボコにやられてしまう。しっかりコンディションを整えたいと思う」

▼荒木
「初戦は独特な雰囲気や緊張があるので、固くならないように意識した。最後はずっと攻めていて、全員が得点したいという気持ちが強かった。最後にコーナーキックを自分が決められて良かったし、そこに配給してくれたことにも感謝している。あそこまでボールを運んで獲得したコーナーキックなので、みんなのゴール。リーグ戦と関西選手権が終わって1ヶ月半守備に力を入れ、キーパーとセンターバックでミーティングも重ねた。完璧ではなかったが、多くの場面で生かして無失点に抑えられた。流経大には凄い選手がたくさんいるが、全員の力で戦うのが関大。ピッチ、スタンド全員で一致団結して勝ちにいきたい」