【準硬式野球】小川、7回参考ノーヒットノーラン達成!

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◇関西六大学春季リーグ第4節対阪大2回戦◇4月10日◇わかさスタジアム京都◇

関大 001 105 1=8
阪大 000 000 0=0(7回コールド)

(関)小川―瀧上
(阪)秋山、山本、加藤―佐々木

 現在5勝2敗で同大、立命大と並び、首位に立つ関大。前日に初のコールド勝ちを収め、波に乗っている。リーグ戦は終盤に突入し、一戦一戦の結果が命運を大きく左右する中、先発の2年生サウスポー・小川が大仕事をやってのけた。7回参考ながらノーヒットノーランを達成する快投。打線も奮起し、8-0で2試合連続のコールド勝ちを飾った。

 試合は前日から降り続く雨の中で行われた。小川は初回、三者連続三振と完璧な立ち上がりを見せると、その後も左腕から繰り出される130キロ近い直球と切れのある変化球で相手打者を手玉に取る。テンポの良い投球でリズムを作り、バックも軽快な守備を見せる。

 一方の打線は小川の好投に応えるように、3回2死から5番・木下、6番・瀧上、7番・深井の鮮やかな3連打で先制した。4回にも1番・倉井が右翼線三塁打を放つと、続く2番・楠の適時打で追加点を奪う。

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△三塁へ疾走する倉井

 援護を得た小川は5回2死、フルカウントから投じた6球目がわずかに外れ、この試合唯一の走者を出す。それでも動じず、次打者を三振に仕留め、試合を成立させる。

 すると6回表に関大打線が爆発する。9番・小川の右前打を皮切りに4連打で3点目を挙げた。1死となったあと、満塁で今季絶好調の5番・木下が中前適時打を放つ。その後、瀧上と笹山にも適時打が飛び出し、阪大を突き放した。7回にも倉井が四球で出塁し、2盗塁で三塁を陥れる。すると、相手投手の暴投で本塁へ生還し、無安打で1点を追加。8-0と試合を決定づけた。

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△6回表1死満塁、中前適時打を放つ木下

 7回を終えて7点以上の点差があれば、連盟規則でコールドゲームとなる。歓喜の瞬間を待ちわびるベンチが、小川を大きな声で盛り立てる。簡単に2死を取ると、最後の打者が高々と打ち上げた打球を右翼手・瀬川がグラブに収めゲームセット。小川はガッツポーズを見せ、駆け寄ったナインから祝福を受けた。
 マウンドで躍動した背番号11は「ほんまにうれしい」と笑顔を見せた。投球内容についても「スライダーでカウントが取れて、中盤からはチェンジアップも決まっていた」と自賛し、2本塁打を浴びた前回登板からの成長をアピール。優勝戦線を引っ張るチームを勢いづけた。
 最終節、関大は宿敵・関学大と激突する。4季ぶりのリーグ制覇に向け、負けられない戦いを前に、深井主将は「関関戦は特別な意味があるし、自分たちの優勝が懸かった試合なのですごく気持ちが高まっている。絶対に連勝して優勝する」と表情を引き締めた。【吉見元太】

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△7回参考ながら無安打無得点試合を達成した小川

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△試合終了後のスコアボード

▼深井主将
「しっかり狙い球を絞って、甘い球が来たら絶対に逃さないというのをずっと言っていたので、それがたまたまビッグイニングにつながった。(先制打について)打ったのはスライダー。相手が変化球中心の配球になっていて、狙っていた甘い変化球が来てしっかり打ち返すことができた。(小川について)いつもは立ち上がりに苦しんでいるイメージだけど、今日は三者三振ですごくいいリズムで投げていて、小川自身も勢いづいたと思う。それでチームも勢いづいて昨日はエラーが多く出てしまったが、今日は小川のテンポが良く内野手もすごく守りやすく、昨日の課題を克服できた。(最終節について)関学大は昨日、同志社に勝って勢いがあるチームだと思う。関関戦は特別な意味があるし、自分たちの優勝が懸かった試合なのですごく気持ちが高まっている。絶対に連勝して優勝する」

▼倉井副将
「同志社が関学に負けて、同率首位という状況の中で負けられない戦いだった。阪大も同志社に勝っているし、下のチームと思わずにチャレンジャーとして挑んだ。結果的にコールドになったけど、僅差を予想していたし全然弱い相手ではなかったので、気を引き締めて、負けられないというプレッシャーの中で臨もうということはチームに言っていた。(全打席で出塁、2盗塁3得点の個人成績について)今まで全然打ててなくて、大分迷惑をかけていた。最後の関学戦に向けて、今日が大事な試合だと思ったので、結果が出てよかった。足を使うのは僕らの野球でもあるし、どんどん走っていこうと自分でも決めていたので、盗塁ができてよかった。足が使えるチームは強いと思うし、それを関学大にも見せることができたので、プレッシャーをかけることができたと思う。一戦一戦経験していくにつれて、特に下級生が頼もしい存在になってきている。チーム状態はいいと思うので、最上級生がもっと存在感を出していけたら。試合に出ている選手はもちろん、ベンチもスタンドも最上級生が引っ張りたい。(小川について)冬の練習も頑張っていたし、今日の試合ですごく信頼度も上がった。後ろで守っていて、改めていいピッチャーだと思ったし、ヒットが出るとは思ったけどよく抑えてくれた。無駄なランナーを出さないように、守備も気を引き締めてできた。(最終節について)絶対負けられない。2年前に全日制覇してからリーグ優勝もできていないし、2年ぶりに頂点に立つことを目標にして冬からやってきた。立命・同志社のことは考えずに、目の前の相手から2つ勝つことだけを考えて、結果にこだわってやっていきたい」

▼小川
「ほんまにうれしい。昨日、能塚さんが投げていて、相手が真っすぐは結構捉えていたので、キャッチャーの瀧上と『変化球からカウントを取っていこう』と話していた。それが序盤ずっとできていて良かった。スライダーでカウントが取れて、中盤からはチェンジアップも決まっていた。(ノーヒットノーランは)5回くらいからベンチがうるさかったので、それからずっと意識していた。(次節について)今、2敗で首位に並んでいるので、絶対負けずに優勝目指してやっていきたい」