【ソフトテニス】西日本王者・同大に屈しベスト8で終幕。悲願達成は次世代へ託される

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◇第71回文部科学大臣杯全日本大学対抗選手権大会2日目◇8月6日◇七尾市和倉運動公園テニスコート◇

【準々決勝】
関大●1-3○同大
谷口・飯田1-4
浅井・奥村4-0
石田・島津2-4
(2次戦)
谷口・飯田0-4

※殲滅戦方式で行われる。殲滅戦:3組試合を行い、勝ち残ったペアは相手大学の勝ち残ったペアと試合を行う。これをどちらかの大学が全滅するまで繰り返す。

昨日の勝利により近年では最高となるベスト8進出を果たした関大。2日目の今日は目標の日本一へ第一関門となる西日本、リーグ王者の同大との対決に挑む。

日差しが強く午前9時過ぎに始まった準々決勝。先陣にはいつものように谷口睦(商1)・飯田脩三(人1)組ではなく石田康貴(経3)・島津勇佑(商4)組が登場した。相手との相性によるオーダー変更だったが相手も昨日とオーダーを変更しており思惑通りにはいかなかった。試合は簡単に3ゲーム連取され後手に回る。ダブル前衛というネットの近くでプレーする相手のスタイルに翻弄(ほんろう)され中々円陣がかからなかった。もう後がなくなった石田・島津組だが、「最後は気持ちで勝負した」と島津。互いに息が合い始めそれを応援も後押しする。壮絶なポイントの取り合いになり28ポイントにも及んだこのゲームを15―13で取り切り1ゲームを返す。この勢いで勝利をつかみたかったが反撃はここまで。相手に先勝を許す。

2番手に登場したのは谷口・飯田組。「スッと試合に入れた」(谷口)。序盤からエンジン全開で思い切りの良いプレーで試合を進めるとストレートで完勝。1年生ペアが全く相手に付けいる隙を与えず勝負をタイに戻した。

ここで勝利し2次戦に持ち込みたい浅井怜佑(人4)・奥村亮介(安全2)組。互いにサービスゲームを奪いゲームカウント2-2と接戦を繰り広げる。しかし、第5ゲーム。浅井のストロークがベースラインの奥に出てしまうボールが目立つ。「普通にやれば良かったのに考えすぎた。自滅してしまった」と浅井。その後も本来の実力を発揮できず敗北、相手に王手をかけられてしまう。

今大会初めて2次戦に突入した関大。勝負の命運は1年生ペアの谷口・飯田組に託された。石田・島津組が敗れたダブル前衛ペアとの対戦となったがここでも相手の攻撃的な陣形に苦しめられる。「準備不足だった」と谷口が言えば、飯田も「ミスが多かった」と振り返る。1ゲームも奪うことができず敗北。関大のベスト8敗退が決まった。

西日本王者に果敢に挑んでいくもかなわなかった日本一。主将としてチームを引っ張てきた浅井は「リーグ昇格、西カレ優勝、インカレ優勝のビジョンを描いていたがクリアできたのは昇格だけ。想像以上に難しかった」とこの1年を振り返る。関大史上最高の成績こそ残せなかったが確実に人々の心にその勇姿を焼き付けたソフトテニス部。先輩たちが果たせなかった偉業は次世代へと託された。【文/写真:三木勇人】

▼浅井主将「最後のインカレで普通にやれば良かったのに考えすぎた。もったいない。自分が勝っていたら相手が1本になって勝負は分からなかった。自分のせいで負けた。オーダー変更の意図は新子・古田組はダブル前衛なので雁行陣との相性が悪いし、それなら自分がやろうと思った。4回生の二人が頑張れば変わる内容だった。対策として流しのボールを相手が取りに行くと思ったので打つと見せかけてストレート打っていこうと思ったが自滅してしまった。昨日から引っ張りのボールが吹き気味になった。リーグ昇格、西カレ優勝、インカレ優勝のビジョンを描いていたがクリアできたのは昇格だけ。想像以上に難しかった。自分達の代は自分や副将、主務が中心となってチームを運営したが3回生は役割を決めて誰が引っ張れるのかわからない。最上級生になれば責任も重くなるし自覚をもって欲しい。個人戦は最後まで悔いのないように優勝したい。同志討ちになっても負けないようにがんばりたい」

▼島津「1番に出て流れを作れなかった。最近ではベスト8は最高だけどそれでも優勝、自分ではせめてベスト4まではいきたいと思っていたので悔しい。色々やりたいことがあったけど0ー3になってそこからは気持ちで勝負した。応援のおかげで1ゲーム返せた。1部昇格した時から流れが出来ていて、西日本で負けたのがターニングポイントだったかな。(後輩たちには)今日みたいなゲームを糧に上を目指して頑張ってほしい」

▼谷口「もっと勝って4回生の方に多く試合をしてもらいたかったので、悔しい。昨日は段々調子が良くなって今日はスッと試合に入る事ができた。最後の試合は相手の陣形が今までと違うかった。準備不足で対応できなかった。今回のインカレで関東の関西のテニスの戦い方を学べた。根本的に(関東は)テニスが大人だった。個人戦は出来る限り上にいきたい。このままだと実力を発揮できていないので成績を残せるようにしたい」

▼飯田「最後はミスが多く負けてしまった。この悔しさを忘れず次に生かしたい。インカレは先輩のために勝ちたい気持ちが強く大分緊張した。今日の相手は格上で向かっていこうと思ってそれがはまった。対策は基本打って行こうとしたがストロークが入らなかった。明日は個人戦、一つでも上にいけるよう2人で話し合ってがんばりたい」