【卓球】最終ゲームまでもつれる激闘!1部残留に望みつないだ

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◇平成27年度関西学生春季リーグ戦第6節対京産大◇5月9日◇近畿大学記念会館◇

【試合結果】関大4-3京産大

ここまで1部上位校に屈する形となり、全敗という苦しい戦いが続く関大。春季リーグも残すところあと2節となった。1部残留を決めるためにもこれからの戦いが正念場となる。秋リーグの戦いの場を決める大事な試合がスタートした。

負けられない一戦の第1シングルスに登場するのはサウスポー・吉見。第3セットでは相手のスマッシュを何度も拾い、ラリーに持ち込む粘りを見せ、このセットをものにする。

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しかし、この日は相手のサーブに苦しみ、打ち込まれる場面が目立った。劣勢な状況が続き、最後は痛恨のサーブミスで試合終了。流れをつかみたい関大にとって痛い敗戦となった。続く第2シングルスは谷中。いきなり2連続ポイントで流れをつかむものの、相手の緩急をつけた攻めに対応できず、1セット目を失う。しかし、相手が勢いに乗る苦しい展開の中、ここから谷中が意地を見せる。サーブで相手を揺さぶり、要所でサービスエースが飛び出し、2セット目を取り返した。

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その後は両選手とも一進一退の攻防を見せ、勝負は最終セットにまでもつれこむ。なんとしてもゲームカウントをタイに戻したい関大であったが、前半に3連続ポイントを許し、万事休す。惜敗でリードを広げられた。

このままでは終われない関大の第3シングルスにはエース・中村が登場。「なんとしてでも勝ちにいく」。すると、気迫を前面に出したプレーが流れを変える。バックハンドで強烈なスマッシュが次々と決まった。

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ベンチも総立ちで中村に声援を送る。相手も粘り強く返してラリーとなるが、この日の中村は誰にも止められない。3-0のストレート勝ちを収め、劣勢だった状況を一変させた。中村の気迫に満ちたプレーに他の選手が黙っているわけにはいかない。続く第4試合目のダブルス戦でも今井、中村ペアの粘りが垣間見えた。両チーム一歩も引かない戦いとなり、勝負は最終セットへ。スタンドの選手も含め、関大の選手全員が固唾をのんで見守る中、二人が躍動する。中盤に3連続ポイントで抜け出し、勝負あり。勝利の瞬間はガッツポーズで両選手とも喜びを爆発させた。

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これでゲームカウント2-2となり、関大がついに追いついた。

一度つかんだ流れは渡さない。第5シングルスでは主将の村中が挑む。後輩がつくった流れを主将が止めるわけにはいかない。「絶対に気持ちで負けないようにした」。第2セットでは15―13の死闘を制し、見事なストレート勝ち。倒れ込みながら相手のコートに返すプレーなど主将自らが気持ちでチームをけん引した。

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第6シングルスの今井で一気に勝利を手繰り寄せたい関大だが、相手も意地を見せる。

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驚異の粘りでこのセットを奪われ、勝負は最終第7試合までもつれ込んだ。

1部の舞台にふさわしい激闘の最後は1年生・持田が挑む。「思ったより緊張しなかった」と振り返ったように、1年生とは思えない落ち着いたプレーを魅せる。第1セットの序盤から3連続得点で波に乗ると、このセットを危なげなくものにした。

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随所に強烈なスマッシュが相手コートに突き刺さり、試合を優位に進めた。1セットは取られたものの、最後のセットも11―3と圧倒。その瞬間持田の勝利が決まり、関大の今季初勝利がもたらされた。

試合後、主将は「今日はスタンドも含めて全員が切り替えてできていた」と振り返ったように選手全員が思いの強さをコートで体現した。1部残留に向け、大きな1勝を挙げた関大。しかし、まだ残留が決まったわけではない。明日の天理大戦にすべてがかかる。「今日のようにチーム一丸となって必ず勝ちたい」(村中)。1部残留に向け、最後の戦いに挑む。【高橋良輔】

▼村中主将
「今までの戦いは正直なところ厳しい部分もあった。今日と明日の2戦は絶対に落とせない試合。1部残留のためにも(今日の試合が)大事なことはみんなわかっていたと思う。スタンドの選手も含めて、全員で一致団結して試合に挑んだ。最初は連敗の中で試合がスタートしたけど、中村がよく流れを変えてくれた。ダブルスの試合もよかった。最後のプレッシャーがかかる場面でも持田はいつも通りできていたと思う。いい感じの雰囲気でやれていたことが勝因の一つだと思う。(自身のプレーを振り返って)昨年の春に自分が負けて2部降格が決まったみたいなものだった。絶対に気持ちでは負けないという気持ちで戦っていた。今までの試合ではどこか負けたらチームが沈んでいた。でも、今日はしっかりと切り替えることができていたし、ベンチやスタンドの声援の力も大きかった。でも、明日勝たないと1部残留はない。今日のようにチーム一丸となって、必ず勝ちたい」

▼中村
「自分が負けたら勝負が決まる状況だったので、なんとかして勝ちたいと思って試合に入った。試合をやっていく中で相手より、自分の方が積極的に出来ていた。セットごとに相手のやりたいこともわかってきたのも大きかった。今日はサーブからの3球攻撃や、連続攻撃が決まっていたので良かったと思う。今日勝てたのは大きいけど、明日勝たないと何の意味もない。気持ちを引き締めて、勝ちに行きたい」

▼持田
「思ったより緊張しなかったし、ラケットも触れていたので自分のプレーをしようと思って試合に臨んだ。サーブも利いていたし、バックハンドも良かった。自分の得意のパターンに持っていけたのが、勝てた要因だと思う。先輩や強い選手を参考にしていいところは自分に取り入れるように日ごろから意識している。明日は絶対に勝って1部残留を決めたい。自分が勝つことはもちろんだが、チームが勝つために応援など自分ができることもやっていきたい。強気に向かっていく」